オーガニックな食事を取り入れてみよう

オーガニックな食事を取り入れてみよう

健康的な食生活の基本ともいえる玄米食。いつものメニューでも、白米の代わりに玄米を取り入れるだけで、食卓の雰囲気もオーガニックに早変わり。今回は、みどりえの店主・萬さんに「おいしい玄米を炊くコツ」を伺いました。

玄米 Q&A

Q1)どんな玄米を選べばいいのでしょうか?
玄米は、米の外側の部分(もみ殻)を取り除いただけの状態ですから、やはり農薬や肥料を使わず、自然の中でのびのびと育てられた品種が良いでしょう。生産者がちゃんと明記されたものだと安心感も高まります。

Q2)玄米も洗うのですか?
白米のように研ぐのではなく、両手でもみ洗いをしてください。米の表面に傷がつき、水を吸いやすくなるので、柔らかく炊き上がります。2〜3回水を替えて、米に付着していたゴミやホコリを取り除きましょう。

Q3)お水にもこだわった方がいいのですか?
炊くときに浄水器を通した水やミネラルウォーターを使う人も多いようですが、実は洗うときのお水も重要。乾燥した米は、水洗いするときの最初の水を吸い上げようとしますから、洗うときからお水にもこだわりたいものです。

Q4)玄米を美味しく炊くコツは何かありますか?
炊き方の手段はいろいろあります(下記参照)が、共通していえることは『米1カップにつき、1gの塩を入れること』がポイントです。水分の吸収率が上がり、柔らかく炊き上がります。

玄米の炊き方:圧力鍋で炊く場合
圧力鍋で炊く場合 1

圧力鍋に玄米・水(玄米の1.2倍)・塩(玄米1カップに対し1g)を入れる。

2

最初は強火にかけ、沸騰しておもりから激しく蒸気が上がってきたら、火を弱火にして18〜25分炊く。

3

最後に、30秒くらい強火にして水分を飛ばし、火を止める。

4

コンロからおろして10分蒸らし、杓文字で天地を混ぜ合わせる。

 

※コンロに置いたままの状態で蒸らすと、焦げてしまう場合があるので注意すること。

玄米の炊き方:土鍋で炊く場合
土鍋で炊く場合 1

玄米をたっぷりのミネラルウォーターに、最低6時間は浸けておく。

2

土鍋に玄米・水(玄米の1.5倍〜1.7倍)・塩(玄米1カップに対し1g)を入れる。

3

中火にかけて沸騰したらフタをし、強火にして鍋の中に対流を作ってからホタル火にする。

4

フタの蒸気抜きに割り箸などで栓をして、35〜45分炊きます。

5

最後に、30秒くらい強火にして水分を飛ばし、火を止める。

6

コンロからおろして10分蒸らし、杓文字で天地を混ぜ合わせる。

 

※コンロに置いたままの状態で蒸らすと、焦げてしまう場合があるので注意すること。

玄米の炊き方:炊飯器で炊く場合 ※「玄米モード」がついていなくても、二度炊きでOK!
炊飯器で炊く場合 1

玄米をたっぷりのミネラルウォーターに、最低6時間は浸けておく。

2

炊飯器に玄米・水(玄米の1.2倍)・塩(玄米1カップに対し1g)を入れて、炊く。

3

炊き上がったら、再度、水(玄米の1倍)を加えて、再び炊く。

4

10分蒸らし、杓文字で天地を混ぜ合わせる。

 

※「玄米モード」がついている場合は、各メーカーの説明書に従って炊いてください。(少し多めの水加減がオススメです)