MAGAZINE:

  • SALUS
  • 4月号vol.205 / Apr / 2018毎月20日発行

INFORMATION:

2018/3/20:
SALUS4月号を発行しました。
2018/2/20:
SALUS3月号を発行しました。
2018/1/20:
お詫びと訂正 SALUS 2月号の誤りについて
2018/1/20:
SALUS2月号を発行しました。
2017/12/20:
SALUS1月号を発行しました。

SHOP:

上質なベッドリネンを探しに
部屋の大きな面積を占め、睡眠も左右するベッドリネン。
デザインにも肌ざわりにもこだわって、心地よい眠りを。

ゆっくり相談ができる予約制サロン

LINEN & DECOR◉目黒線/武蔵小山

「CASSINA IXC.」で働いていた女性によるリネンブランド。「暮らしの空間に置いた時のイメージが湧きやすいように」と、林試の森公園を望むマンションの一室を、商品を見られるサロンにしたそう。オリジナルデザインを形にするのはリネンの一大産地、リトアニアの老舗工場。モダンな空間に合う洗練された色使いが素敵です。
recommend
鮮やかなブルーのスロー¥22,000、ピローケース¥7,000。デュベカバー(シングル¥33,000)やシーツ(シングル¥16,000)は、キングサイズまで用意。
  • 住所:目黒区下目黒6-9-22-402
  • 電話:03-3711-3255
  • 営業時間:11:00~18:00(完全予約制)
  • 休:土~火
  • 武蔵小山駅より徒歩13分

MAP

上質でベーシックなベルギーリネン

リネンバードホーム◉田園都市線、大井町線/二子玉川

吸湿性にも保温性にも優れたリネン生地専門店。ベッドリネンは、150年の歴史を持つベルギー王室御用達の「LIBECO」のアイテムが中心。色もデザインもシンプルでユニセックス、流行にとらわれず長く愛せます。それでいて、糸の太さや織り方で表情が変わるのがリネンの奥深さ。シーツはカーテンやクロスなどにも使えます。
recommend
ストライプのデュベカバー(シングル¥28,000)、ブランケット¥33,000、ピローケース¥5,000~。シングルとダブル以外の大きなサイズも取り寄せ可能。
  • 住所:世田谷区玉川3-12-11 1階
  • 電話:03-5797-5517
  • 営業時間:11:00~19:00
  • 休:無
  • 二子玉川駅より徒歩4分

MAP

ふんわり感が魅力のガーゼ専門店

PG GAUZE 自由が丘店◉東横線、大井町線/自由が丘

ガーゼは、吸湿性がよく、肌ざわりも柔らかでベッドリネンにもぴったりの素材。洗うたびにくったりとして、どんどん身体に馴染んでいくそう。柄は、子どもが喜ぶポップなものから北欧を思わせる自然モチーフまでさまざま。その柄をプリントした薄綿入り布団は、シーツをかける手間がかからず、自宅で洗濯もできて人気です。
recommend
薄綿入り布団(あじさい)¥25,000は、リバーシブル。ピローケース¥3,000~。シーツ(シングル)¥6,000。ふんわり軽いケット(6重)¥11,000~。
  • 住所:目黒区自由が丘2-9-24
  • 電話:03-3718-4022
  • 営業時間:10:30~19:00
  • 休:無
  • 自由が丘駅より徒歩3分

MAP

MACHI-SANPO:

駒沢大学
駒沢オリンピック公園の桜が見頃を迎える季節。
駒澤大学に通う学生や、
犬の散歩を楽しむ人々も多いこの街の、
穴場なお店をご紹介します。

Cafe ntカフェ ニト
日々の暮らしを豊かにする
北欧コーヒーと紅茶のひと時
駅から徒歩5分。住宅街の一角に佇む「カフェ ニト」は、明るい日が差し込む開放的な空間が広がります。北欧のロースターから仕入れるコーヒーを週替わりで、ダージリンやアッサムなどの紅茶をシーズンごとに入れ替えて提供。ドリンクに合う、サンドイッチやスイーツメニューも豊富です。居心地の良い小上がり席は、小さな子ども連れにも安心。
◯この日は、デンマークの「ラ・カブラ・コーヒー」。ヨーグルトが爽やかな「ブラッククランチ・レアチーズケーキ」(¥520)をお供に。コーヒーは「エアロプレス」で抽出。◯ライ麦とココアを練り込んだパンを使ったクロックムッシュ(¥770)は、ボリューム満点。
住所:世田谷区上馬4-12-11 電話:03-4291-3013 営業時間:9:00~19:00(L.O.18:30) 休: 火 禁煙

MAP

miqueミケ
丁寧な仕事が生きる
ヴィーガン和食
店主の瀬戸恵子さんが作るのは、精進料理にインスパイアされた和食のヴィーガン料理。調味料やだしに至るまで、動物性由来ではなくすべて植物性の食材を使います。火~金は完全予約制でディナーコースを、金・土・日はプレートランチを提供。自然派ワインや有機農法ビールも充実しています。1品1品手の込んだ料理に、体だけでなく心も温まるはず。
◯ディナーは¥3,900。この日は、ひよこ豆とキヌアのサモサ風、肉のような食感の高きびを使ったハンバーグ、ブロッコリーとアーモンドの白和え、かぼちゃのポタージュなど7品。飲み物は「滋味深いオーガニックハーブティー」¥500。◯食後には「安納芋のプリン」¥400。
住所:目黒区東が丘2-10-16 電話:090-3432-0960 営業時間:火~木18:00~21:30 金12:00~16:00/18:00~21:30 土・日11:30~17:00 ※平日のディナーは完全予約制 休:月 禁煙

MAP

駒沢 東京園コマザワ トウキョウエン
老舗焼肉店のこだわりは、
希少なメスの国産黒毛和牛
街に根ざして40年。自慢は、A5ランクのなかでも最高級の品質を誇る、「飛び牛」と呼ばれるメス牛。上質な脂の甘みと、オス牛にはないやわらかな肉質が評判の貴重な牛肉です。創業時から変わらない自家製のタレと、新潟八代から直送される有機栽培のコシヒカリのお米との相性も秀逸。今年は、特定のお肉が特別価格で食べられる「創業40周年記念祭」を開催中!
◯霜降りが見事な「上タン塩」¥2,950。自家製の「キムチ盛合」(¥1,050)や「東京園サラダ」(¥750)などの副菜も充実。◯「上カルビ」(¥2,800)は、ミディアムレアで食べるのがおすすめ。◯2階席含め全120席の広々とした店内は、北欧の邸宅をイメージさせる優雅な雰囲気。
住所:目黒区八雲4-20-14 電話:03-3724-2989 営業時間:12:00~14:00/17:00~23:00 休: 月 禁煙

MAP

PICKEENOOピキヌー
根強いファンに愛される
タイカレー専門店
19年間タイカレーひと筋という山口さん夫婦は、年に1度はタイで現地の味を研究。独自に進化し続ける店の味が評判を呼び、いまやタイカレー好きの聖地としても知られる名店に。北部の「カントリーカリー」から南部の「パネンカリー」まで6種以上を展開。唐辛子の辛さの奥に潜むハーブの香りと、後引く旨さをご堪能ください。
◯「カントリーカリー」(¥800)は、ショウガやパクチーの香りと唐辛子の辛さが際立つ1品。ナンプラーをかけても◎。「おひとりサラダ」¥300、「シンハービール」¥500。◯一番人気は、ココナッツミルク控えめの「グリーンカリー」¥800。テイクアウトは行っていないので要注意。
住所:世田谷区駒沢1-4-10 電話:03-3422-7702 営業時間:11:30~(土・日・祝12:00~)15:00/18:00~21:00 休:火・水 禁煙

MAP

miankahミャンカー
帰り道に至福の1杯を
日常使いにしたいワインバー
駅前通りを入った住宅街に佇む、小さなワインバー。店主の倉井哲哉さんが厳選する自然派ワイン約300種に加え、純米酒も楽しめます。そんなお酒を引き立てるのは、中新井 綾さんが手がける季節の野菜を中心としたメニュー。ハーブやスパイスがアクセントとなる小皿料理についお酒が進む、このエリアで行きつけにしたいバーのひとつです。
◯「森を守るためのエゾ鹿ソーセージ」(¥950)は、害獣駆除される鹿を使用した、背景のある1品。自家製パンは¥450。◯マリネや煮込み、サラダなど野菜を贅沢に味わえる、定番「お野菜3種プレート」¥650。ソフトドリンクはありません。

住所:世田谷区駒沢1-4-7 電話:050-3713-9686 営業時間:18:00~25:00 休:火、第1・3・5水 禁煙

MAP

Tiny knotsタイニーノッツ
アジア伝統のものづくりに触れる
手織りラグの店
ギャッベ絨毯、ペルシャ絨毯、キリム、ヴィンテージキリム。店内の至るところに並べられたのは、イランの手織物。その技術は、中央アジアを中心に紀元前より受け継がれてきました。エリアや民族などによって異なる美しい模様のラグは、織り手の思いが投影された1点物。5年、10年と、使い込むほどに風合いを重ねる、一生もののラグを暮らしに取り入れてみませんか?
◯ギャッベ絨毯やキリムらしい、温かい色合いのラグのほかに、落ち着いた色合いや厚み、サイズ感など日本の生活様式に合わせたものも。気になる価格は、サイズやものによって¥7,000~。


住所:世田谷区駒沢2-20-6 電話:03-3418-1260 営業時間:13:00~19:00 休:火・水
MAP

ふじい de みのりフジイ デ ミノリ
おいしい軍鶏と蕎麦を味わえる
駒沢公園の隠れ家
福島県川俣町出身の店主、藤井勇二さん夫婦が営む「ふじい de みのり」は、地元から取り寄せる地鶏「川俣軍鶏」料理や会津坂下町の馬刺を主な肴に、檜枝岐村の「岩魚骨酒」や希少な銘酒「飛露喜」などの"福島の味" を堪能できるこのエリアで知る人ぞ知る名店。〆には、厳選した福島県の蕎麦粉を店主自らが手打ちする、こだわりのせいろをぜひ。
◯まずは、シンプルに素材を味わえる炭火焼鳥の「おまかせ7串盛り」(¥2,060)を。奥は「ボンジリと春野菜炒め」¥850。◯独特の甘さのめんつゆが蕎麦と絡み合う「軍鶏南蛮つけそば」(¥1,000)は、ここに来たらぜひ食べてもらいたい逸品。

住所:世田谷区駒沢4-14-10 電話:03-3413-6162 営業時間:17:30~24:00 休:不定休 禁煙
MAP

IL GiOTTOイル ジョット
腕利きイタリアンシェフの注目は
愛情いっぱいに育った三重の豚
イタリア・ボローニャで修業後、この地で独立したシェフの高橋直史さんは、シンプルながら火入れの腕が問われる肉の炭火焼が得意。熟成肉も評判ですが、おすすめは三重の愛農学園農業高校の学生が育てた「愛農ナチュラルポーク」。やわらかい肉質と清らかな旨味が特徴です。力強くも繊細な郷土料理の数々と、400種以上揃うワインとともにぜひ。
◯「愛農ナチュラルポークの炭火焼」¥3,600。北海道産のゆり根のフライを添えて。◯小松菜や菜の花、ブロッコリーなど十数種もの旬の野菜を絡めたパスタ「季節のグリーン野菜のオレキエッテ」(¥1,600)も必食。合わせるワインはグラス¥600~。◯店内は、開放的で落ち着いた空間。
住所:世田谷区駒沢5-21-9 電話:03-6805-9229 営業時間:18:00~22:30 休:火 禁煙
MAP

WIND AND SEAウィンダンシー
スタイリスト・熊谷隆志さんの
こだわりが詰まった空間
オーナーは、90年代からファッション界を牽引し続けるスタイリストであり、数々のブランドディレクションも手がける熊谷隆志さん。幅広い層に支持されている〈ネサーンス〉や今年立ち上げたばかりの〈ウィンダンシー〉という自身のブランドを中心に、熊谷さんのご実家である〈鈴木盛久工房〉の南部鉄器をはじめとするセレクトアイテムも手に取れます。
◯90年代のリバイバルで蘇った〈ウィンダンシー〉のコーチジャケット¥15,800。◯普遍性のなかに着心地の良さと新しさを追求する〈ネサーンス〉から、茜で草木染めをしたプルオーバーシャツ¥24,000。◯寛永2年より南部鉄器を継承する〈鈴木盛久工房〉の銘々皿¥2,300、茶托¥2,500。
住所:世田谷区駒沢5-19-9 電話:03-6809-8323 営業時間:12:00~20:00 休:月~金

MAP
ふきだし
ふきだし
引き算の美学を感じる、素直な日本料理
春草
 い草のようなお香の香りがほのかに漂う、落ち着いた空間。まるで日本家屋に居るような和の設えでもてなす、「春草」が店を構えるのは、野沢の住宅街。店主の今井良和さんは、19歳より和食の道へ進み、箱根の旅館「強羅花壇」や都内の老舗料亭などで長年の修業を経て世田谷で独立しました。今井さんは、「食材の値段が高騰する今、どうしても和食が高くならざるを得ないのは事実ですが、住宅街という立地で、素材にこだわりすぎて料理の値が張るより、手間暇をかけることで満足してもらえる料理を提供したいんです」。
 そう語られる通り、八寸は、雪溶けを表現した聖護院カブのみぞれの下からフキノトウが現れる「フキノトウの胡麻豆腐」や、新酒の酒粕を混ぜ合わせたしんじょう、春を代表する新筍を使った若竹煮など、職人技の光る季節の料理が79品盛りつけられます。昆布だしがベースとなるその味について、今井さんは「素材の良さを引き出そうとする時に、料理の塩加減が決まります。素材そのものの味を超えてしまったら勿体ないので、食材の味を超えないよう加減するのが味つけの原則です」。
 そんなこだわりのもと丁寧に仕事をするここ春草では、わざわざ都心に足を運ばなくても、本当においしい日本料理に出合えます。
  • ◯"コース・イン・コース"として提供される八寸は、季節の料理を中心に、春草の看板である「チーズ豆腐」や「タコのやわらか煮」を味わえます。◯梅干しで炊いた冬茹椎茸をはじめ、聖護院大根、京人参などの炊き合わせは、ハレの日らしい鶴のお皿に。八寸・炊き合わせを含む8品の葵コースは、¥8,500、要予約。
シュンソウ
住所:世田谷区野沢2-5-1 電話:03-6450-7818 
営業時間:18:00~23:30 休:水 禁煙

SWEETS:

  • 写真 = 福井 馨 スタイリング = 田口恵美 文 = chico
  • HI-CACAO CHOCOLATE STAND 代官山店
  • 〔東横線/代官山〕
  • チョコカヌレフォンダン

スイーツで気軽に楽しむ Bean to Bar

 カカオ豆からチョコレートを作る"Bean to Bar"。ブームを経て、今やコンビニでも目にするほど定着してきた。豆の産地の気候、土壌に発酵法、それから焙煎、精錬などによる違いが味にダイレクトに現れるだけに、タブレットでその個性を食べ比べるのが醍醐味……なのだけど、そもそも誰もが子どもの頃から親しんできたチョコレート。肩の力を抜いて多くの人が楽しめるようにと、Bean to Barを気さくなスイーツにして並べるチョコスタンドがオ ープンした。使うのは、産地はもちろん農園までわかっている「ダンデライオン・チョコレート」のカカオ70%以上のチョコレート。シングルオリジンカカオ豆とオーガニックケインシュガーのみでできたピュアな味を生かしてシンプルに仕立てる。芳醇に香るグアテマラ産カカオのチョコは、小さなカヌレ型の世にもかわいいフォンダンショコラに。チャイ、ライムなどのソースやガナッシュととろけて、チョコレートのさまざまな表情を楽しませてくれる。

MAP

  • 片手でひょいとつまめるスタイルも価格も気さく。チョコカヌレフォンダン(オリジナル、マンゴー&パッション、ラズベリー、チャイ、ライム)各¥180。いちごのみ果実に合わせて、フルーティな酸味のベリーズ産カカオのチョコレートを採用。フレーバーは季節で変わる。いちご¥250。
  • ハイ カカオ チョコレートスタンド
    住所:渋谷区代官山町20-23
    TENOHA代官山&NEXT1階
    電話:03-5784-6441
    営業時間:11:00~20:00
    休:不定休 ※2月8日オープン
    アクセス:代官山駅西口を出て、線路を背に代官山通りを2分ほど直進。
    「代官山駅入口」の信号を左折した左手。代官山駅より徒歩3分。
  • chico ◉チコ
    スイーツライター、コーディネイター。ガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。共著書に、『東京最高のパティスリー』(ぴあ)。