MAGAZINE:

  • SALUS
  • 6月号Vol.207 / Jun / 2018毎月20日発行

INFORMATION:

2018/5/20:
SALUS6月号を発行しました。
2018/4/20:
佐治晴夫先生講演会招待券プレゼントの募集を開始しました。
2018/4/20:
SALUS5月号を発行しました。
2018/3/20:
SALUS4月号を発行しました。
2018/2/20:
SALUS3月号を発行しました。

SHOP:

頼れるお直し専門店
ご家庭で直せなくなったものは、職人の手へ。
レザーもデニムも靴も、その道の専門家がいます。

米国レザーブランド旗艦店併設の工房

ReSew Schott Grand Store TOKYO店◉東横線、田園都市線/渋谷

昨年9月にオープンした「Schott 」の旗印店内に職人が常駐。その場でプロにリサイズや修理の相談をしながら購入できると好評です。もちろん、革製品以外のアイテムや他社製品の持ち込み、パンツの裾上げなど簡単な作業にも対応してくれます。湿度を嫌う革製品の保管サービスもあります。
  • 住所:渋谷区神南1-5-4
  • 電話:03-6427-0848
  • 営業時間:12:00~19:00
  • 休:無
  • 渋谷駅より徒歩12分

デニム愛好家も大満足の仕上がり

Denim Repair OWATI◉世田谷線/世田谷

住宅街の一角で店を営む宮澤伸さん。縫製歴は20年に及び、ミシンワークが難しい厚手のデニムも難なくこなし、デニム愛好家がこだわるチェーンステッチも専用のミシンで行います。接客では、なるべく専門用語を使わず、噛み砕いて説明することを意識。完成時の満足度が上がります。
  • 住所:世田谷区世田谷4-16-6
  • 電話:03-5477-3278
  • 営業時間:11:00~19:00(土・日・祝~18:00)
  • 休:木
  • 世田谷駅より徒歩3分

靴好きに愛される老舗専門店

UNION WORKS SHIBUYA◉東横線、田園都市線/渋谷

英国靴好きのオーナーが開店したのが2004年。目立たない地下にあるものの、確かな技術や、シャツ&タイ着用のスタッフによる紳士的な接客が口コミで広がり、ファッションのプロも「任せて安心」と太鼓判を押します。パーツにもこだわり、靴の聖地ともいわれる英国で買い付けたものも。
  • 住所:渋谷区桜丘町22-20 シャトーポレール渋谷B1-1
  • 電話:03-5458-2484
  • 営業時間:12:00~20:00
  • 休:水
  • 渋谷駅より徒歩6分

MACHI-SANPO:

戸越銀座
都内一長い商店街を擁する戸越銀座。
休日は歩けないほどの人で賑わうという
見どころ満載のこの街で
こだわりの詰まったスポットをご案内します。

杉の木スギノキ
懐かしさにほっとする
パエリアとピザの小さな名店
横浜で40年間愛されていたピッツェリアが、今年3月、店主の地元・戸越銀座に移転。じっくりと火にかけて魚介の旨味を凝縮したパエリアは、パリパリのおこげまで絶品のひと言。ピザは、もちもちのナポリピザがまだあまり浸透していなかった昭和中期に銀座の名店で修業し培った、昔ながらのスタイル。どこか懐かしく、心に染みるおいしさです。
◯贅沢に盛り付けられたカニをはじめ魚介のだしが効いた「特製杉の木パエリア」¥2,980。◯クリスピーな生地にゴーダチーズをたっぷりかけた「ミックスピザ」¥980。「イタリアンサラダ」(¥780)や、イタリアワインの王道「キャンティ」(ボトル¥2,280)をご一緒に。パエリアやピザはテイクアウトも可能です。◯4席ほどの小さな空間なので、予約がおすすめ。
住所:品川区豊町1-5-1 電話:03-4291-7097 営業時間:11:00~21:00 休:不定休 禁煙

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瀬尾商店セオショウテン
モノ好きを虜にする
オーダー家具ショップ
もともとはオーダー家具や内装を手がける工房でもある「瀬尾商店」。小さなテーブルからでも気軽に相談してほしいと始めた実店舗では、家具の受注のほかにDIYのアイデアが膨らむ工具や部品、リメイク家具、ヴィンテージ雑貨などをバラエティ豊かに展開。地元住民はもちろん、観光客もふらりと立ち寄りやすいので、ときには街の案内所のような役割も担います。
◯DIYコーナーには、ドアノブやフック、タイルなど、小さなことから挑戦しやすいインテリアパーツが充実。アイテム選びや取り付け方に迷ったらスタッフに相談してみてください。◯店主は、地域店舗と共同して『戸越銀座周辺がもっと楽しくなるマップ MOP!』も制作しています。現在、店頭にて第2号を配布中。
住所:品川区戸越1-19-18 TKビル1階 電話:03-3787-7207 営業時間:11:00~20:00 休:年始

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ムロマメ舎  
みずみずしい植物の香りに包まれる
フラワー&グリーンショップ
「瀬尾商店」の奥に併設する「ムロマメ舎」は、たった2坪ほどの小さなお店。フラワーアレンジメントやブーケには必ず3種類以上のグリーンを使うという、オーナー・室積えりかさんの審美眼で市場から仕入れる、葉ものを中心とした植物や切り花が所狭しと並びます。また、季節に合わせたリースやスワッグなどのワークショップを不定期で開催。
◯ネイティブフラワーを中心としたドライスワッグは、小さいもので¥1,800~。スワッグのほかに、リースやブーケ、アレンジ、スタンドフラワーなどのオーダーメイドも可能。また店頭では、好みのドライフラワーを使ったハーバリウムを作ることができます。


住所:品川区戸越1-19-18 TKビル1階(瀬尾商店内) 電話:090-9135-1419 営業時間:11:00~20:00 休:年始

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米魂ベイコン
グルテンフリーにこだわる
天然酵母の米粉パン専門店
新潟の佐渡米をはじめ厳選した米粉から作るパンは、ふんわりとやわらかく、もっちりとした食感が特徴。小麦粉はなるべく使わず、米粉のほかには、天然酵母の「白神こだま酵母」や奄美のきび砂糖、沖縄のあら塩など、シンプルで上質な素材だけを使用します。食パンやバゲットなどの定番から、惣菜パン、菓子パンまで豊富に並ぶので、老若男女を問わず、絶えずお客さんが集います。
◯ココアとチョコチップを練り込んだ、豆乳仕立ての「焼きドーナツ チョコ」(¥170)は米粉を100%使用。◯冷たいレモンクリームとフルーツをサンドした「北極メロンパン」(¥320)は、おやつにぴったりです。◯おやきやコロッケサンド、パニーニなどの惣菜パンは、焼きたてが揃うお昼過ぎが狙い目。


住所:品川区戸越2-6-3 電話:03-3787-4776 営業時間:9:00~ 20:00 休:木

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ストン  
カレー愛から生まれた、 
こだわりのカレーとコーヒーの店
店主・鹿島冬生さんのカレー好きが高じて、昨年12月にお店をオープン。日々スパイスの研究を重ねる店主自慢のカレーは、やわらかな鶏肉のチキンカレーと、ひよこ豆の「チャナマサラ」が定番。さらに、カレーに合うオリジナルブレンドコーヒーを提供しています。夜は、インド料理のオイル漬け「アチャール」をアテにお酒を楽しめるバーとしても◎。
◯ひよこ豆の優しい味わいとスパイスが絡み合う「チャナマサラ」¥850。◯スターアニスを漬け込んだハイボール(¥600)。食材ごとに漬け込むオイルとスパイスを使い分けるアチャールはイワシ・ブナシメジ・ゴボウをチョイス。◯コーヒーは、テイクアウト可能。


住所:品川区戸越1-1-10 電話:03-6426-7419 営業時間:11:00~21:00 休:水 禁煙

MAP

鉄板焼き Namiテッパンヤキ ナミ  
ささやかなご褒美に
スペシャルな鉄板料理を
極上の牛リブロースや新鮮な魚介を使った王道の鉄板焼きをはじめ、エゾ鹿やオムレツなどの一風変わった鉄板焼き、〆にはお好み焼きやとん平焼きを提供する鉄板料理にこだわったビストロ。そんな料理にぴったりなワインを飲みながら仲間と語り合える場にしたいという、オーナーシェフ金井さんの想いが詰まったお店です。
◯豊富なメニューに迷ったら、自家製の生ハムやサラミ、旬の野菜などをたっぷり味わえる前菜盛り合わせ(5品¥1,080)、赤ワインと八丁味噌の風味が絶妙な「洋風もつ煮込&ガーリックトースト」(¥880)がおすすめ。◯鉄板でダイナミックに焼き上げる黒毛和牛上リブロースは、250g¥4,980~と比較的リーズナブル。

住所:品川区平塚2-13-7メゾンシノダ2階 電話:03-3786-7761 営業時間:火~金17:00~24:00 土・日・祝13:00~24:00(L.O.は23:00) 休:月 分煙
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大滝オオタキ
昭和47年創業の
女将が築いた名酒場
鯉口シャツとねじり鉢巻がトレードマークの女将、滝沢るり子さんは、16歳から店に立ち続けて46年。以来、毎朝築地で仕入れる旬の食材を使って真心込めて作る小料理と名酒、小粋なトークで、お客さんの心を掴んで離しません。店内は、女将を中心にコの字カウンターを設えた親和的な空間。会ったばかりのお客さん同士も自然と会話が弾み、愉しい一夜を過ごせます。
◯最初に頼むなら、日替わり小鉢5品にドリンク2杯がつく「東急セット」(¥1,000税込)が断然おすすめ。昨年の池上線開通90周年記念のイベントで設けた看板メニューです。◯青森直送の貴重な天然もずくを、ふわふわの卵で綴じた「もずくのキッシュ」¥750。


住所:品川区平塚2-18-3 電話:03-3785-6082 営業時間:17:00~23:00 休:日・祝  喫煙可
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洋食工房 陶花ヨウショクコウボウ トウカ
昔ながらの味を伝える、
戸越銀座の洋食店
商店街のほぼ終盤にある「陶花」はこの街で17年続く老舗。オムライスやハヤシライス、ナポリタン、ハンバーグなど世代を超えて愛される昔ながらの洋食メニューを提供しています。おすすめは、スープやサラダなどがセットになる10種類以上のランチメニュー。ディナーは、エスカルゴのオーブン焼きやニシンのマリネなどをアラカルトから選べます。
◯絵のように美しい、巻きタイプの「オムライス トマトケチャップ ランチ」(カップスープ・ミニサラダ付き/ ¥980)。◯肉のうま味を引き出した「乳飲み仔牛のローストランチ」(カップスープ・ライス又はパン付き/¥2,480)。このほか、春夏限定ランチメニューには「チキンソテー ガーリックトマトソース」(¥1,130)も登場。◯ゆったりとしたソファ席が居心地のよい店内は、子連れのご家族に人気。
住所:品川区平塚2-18-3 電話:03-3785-4410 営業時間:11:30~14:30/17:00~22:00 休:木、第3水 禁煙
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Ritrovoリトロボ
彩り豊かな創作料理を味わえる
"フレンチ・イタリアン"バル
重厚な扉を開けばそこは、イタリア語で「たまり場」を意味する店名通りの、気さくなバル。フランス料理を中心に、国内外のホテルやレストランで経験を積んだシェフは、鎌倉野菜や有機野菜、五島列島や築地から仕入れる鮮魚、北海道のエゾ鹿などの厳選素材を使い、独創的なひと皿を生み出します。50種類以上揃うワインとともにお楽しみください。
◯大間や塩釜、銚子でとれるマグロの希少部位を贅沢に味わえる「本マグロ脳天カルパッチョ」¥1,280。エディブルフラワーが彩りを添える自家製「鶏白レバーのムース」¥650。合わせるワインは、スペインの辛口ロゼ「ロジャーグラート」グラス¥850。◯ハンガリー産鴨肉をじっくり低温ローストした「鴨胸肉のロティ」¥1,780。◯1階はカウンター席と個室、2階は広々としたテーブル席を完備。
住所:品川区平塚2-18-1 電話:03-6426-9547 営業時間:火~金18:00~27:00 土15:00~27:00 日14:00~24:00 休:月 分煙
MAP
ふきだし
ふきだし
極上の珍味を肴に酒が進む、
粋な江戸前寿司
なかのや
 住宅街の一角にひっそりと佇む「なかのや」は、寿司の名店「いずみ」で長年修業を積んだ寿司職人の金城毅さんが独立し、2012年に開店。築地市場をはじめ日本全国から厳選した食材で作る珍味を肴にお酒が飲める粋な寿司処です。
「いずみ」時代に学んだ技術にアレンジを加えて提供しているという珍味は、干す・漬ける・炙るなどの労力を惜しまないまさに職人技。金城さんは、「珍味はあまりお腹が膨らまないので、お酒を飲みながら寿司がつまめるんです。もちろん寿司だけでも良いですが、やっぱりアテも欲しくなると思うんですよね」と話します。最も気を遣っているというお米について、「温度によって炊き方が変わります。研いだお米をザルに上げた後、濡れた水分を十分に吸水させますが、冬は時間がかかるんです。お米は予約の2時間半前から仕込み始めます」。さらに江戸前寿司は、赤酢と塩が勝負。「甘みを引き出す赤酢と塩がお米と合わさることで、より魚の個性が引き立ちます。魚だけ食べるよりもシャリと合わせて食べたほうが断然おいしいんです」
 そんな料理に合うのは、やっぱり日本酒。静岡の「志太泉(しだいずみ)」、三重の「作穂乃智(ざくほのとも)」、島根の「李白(りはく)」など全国の酒造から取り寄せる日本酒はグラス450円〜。焼酎やワインも豊富に揃います。
  • ◯とれる時期が限られている貴重なトリガイ、おぼろに漬け込んで味を引き出した天然の車エビ、これから旬を迎える白イカ。◯季節の味を楽しめる珍味、上から時計回りにアオヤギの炙り、茶ぶりナマコ、卵黄の味噌漬け。肴5~6品と寿司10~13貫のコースは17,000円前後。◯カウンター8席のみ。
ナカノヤ
住所:品川区西五反田6-22-11 電話:03-6417-4180 
営業時間:18:00〜22:30 ※完全予約制 休:不定休 禁煙

SWEETS:

  • 写真 = 星川洋嗣 スタイリング = 田口恵美 文 = chico
  • Atelier TRASPARENTE
  • 〔東横線/中目黒〕
  • トルティーノ

日常を幸せに彩る、とびきりのおやつ

こんがり黄金色に輝くタルトにフルーツがこんもり。焼きっぱなしのタルトをラフに手でつまんで頬張れば、粉やバターが醸す豊かな香りと、焼き込まれることでぎゅっと凝縮した果実の旨味がたちまち押し寄せてくる。サクサクと軽快な口当たりのタルトに、しっとりととろけるようなアーモンドクリームの食感のコントラストも心地よく、もうひとつと伸ばす手が止まらなくなってしまった。「タルト生地にはアーモンドプードルを混ぜて、また、アーモンドクリームにはサワークリームも加えることで、この食感と軽やかさを引き出しています」と、店長でパティシエールの堀木芙実さん。生地の旨さは人気のパン店「TRASPARENTE」が開いたお菓子屋と聞けば納得。必ず毎朝焼き上げるという出来立てのおいしさも、シンプルで何気ないくせとびきりおいしいのもパンと通ずるところ。毎日でも食べたい温もりたっぷりのおやつを気さくな手みやげに。

MAP

  • 手前から時計回りにアプリコットとオレンジのトルティーノ、ダークチェリーとブルーベリーのトルティーノ、白いちじくとカシスのトルティーノ各¥280(税抜)。この先季節の味も始まる予定。
  • アトリエ トラスパレンテ
    住所:目黒区上目黒 2-12-11 1階
    電話:03-3719-1040
    営業時間:10:00~19:00
    休:火
    アクセス:中目黒駅南改札を出て、祐天寺方面へ線路沿いを直進し、1つ目の角を左折。1分ほど歩いた、3つ目の角を右折。50mほど直進した左手。中目黒駅より徒歩3分。
  • chico ◉チコ
    スイーツライター、コーディネイター。ガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。共著書に、『東京最高のパティスリー』(ぴあ)。