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MAGAZINE:

  • SALUS
  • 7月号Vol.244 / Jul / 2021毎月20日発行

INFORMATION:

記載されております内容につきまして、新型コロナウイルスの影響により、一部店舗・施設が営業中止・変更となっている可能性がございます。
お出かけの際は記載されているお問い合わせ先にご確認をお願い致します。
2021/6/20:
お詫びと訂正:SALUS7月号の誤りについて
2021/6/20:
SALUS7月号を発行しました。
2021/5/20:
SALUS6月号を発行しました。
2021/4/20:
SALUS5月号を発行しました。
2021/3/20:
SALUS4月号を発行しました。
2021/2/20:
SALUS3月号を発行しました。

SHOP:

みんなのカフェ

とびきりおいしい料理やデザートが味わえる。子どもと一緒に、気ままに過ごせる。
上質なハンドドリップコーヒーを、店主セレクトの本や音楽とともに……。
”居心地のいいカフェ”は、十人十色。
それぞれの幸せなひとときを求めて、沿線のカフェ巡りを楽しんで。

※WEBには誌面で紹介した情報の一部を掲載しています。

何度でも通いたい上質な空間

cafe de lento◎みなとみらい線/元町・中華街

  • 住所:横浜市中区元町5-213-101
  • ☎045-263-6063
  • 営業時間:11:00~18:00(17:00L.O.)、火12:00~17:00(16:00L.O.)
  • 休:水
  • 元町・中華街駅より徒歩8分

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世代を問わず楽しめる場所

TONER◎目黒線/不動前

  • 住所:品川区西五反田3-8-3
  • ☎03-3494-8933
  • 営業時間:8:30~翌3:00(料理2:00L.O.、ドリンク2:30L.O.) ※変更の可能性あり。SNSで要確認
  • 休:月
  • 不動前駅より徒歩6分

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人気のオムライスとスイーツを

torse◎東横線/祐天寺

  • 住所:世田谷区下馬5-35-5 2階
  • ☎03-6453-2418
  • 営業時間:12:00~20:00(19:00L.O.)
  • 休:不定休
  • 祐天寺駅より徒歩13分

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音楽やオーディオ好きなら

RADIOPLANT◎東横線・大井町線/自由が丘・九品仏

  • 住所:世田谷区奥沢7-7-21 Casa Abierta 1階
  • ☎03-5706-0118
  • 営業時間:11:00~20:00(19:30L.O.)
  • 休:火・水
  • 自由が丘駅・九品仏駅より各徒歩5分

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緑のなかで味わうカフェご飯

SOLSO FARM◎田園都市線/梶が谷

  • 住所:川崎市宮前区西野川2-6-23
  • ☎044-740-3770
  • 営業時間:土・日・祝9:00~18:00
  • 休:月~金
  • 梶が谷駅より東急バス「野川台」下車、徒歩5分

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店主が厳選するこだわりの紅茶

Cafe nt◎田園都市線/駒沢大学

  • 住所:世田谷区上馬4-12-11 フォレスト駒沢大学1階
  • ☎03-6883-0389
  • 営業時間:11:00~19:00(18:30L.O.)
  • 休:火 ※貸切の場合もあるため事前にSNSで要確認
  • 駒沢大学駅より徒歩3分

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ヘルシーで栄養も満点!

fete cafe◎東横線・大井町線/自由が丘

  • 住所:世田谷区奥沢5-37-9
  • ☎03-6715-6248
  • 営業時間:10:00~17:00(16:30L.O.)
  • 休:不定休
  • 自由が丘駅より徒歩6分

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イエメン直輸入のモカコーヒーを

Mocha Coffee◎東横線/代官山

  • 住所:渋谷区猿楽町25-1 エディ代官山1階
  • ☎03-6427-8285
  • 営業時間:14:00~18:00(17:00L.O.)
  • 休:月・不定休
  • 代官山駅より徒歩3分

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コーヒーとビールの両方が楽しめる

WR.◎東横線/学芸大学

  • 住所:目黒区鷹番3-5-7 MT357 1階
  • ☎03-4361-9294
  • 営業時間:8:30~24:00(23:00L.O.)、土・日・祝12:00~ ※変更の可能性あり。SNSで要確認
  • 休:不定休
  • 学芸大学駅より徒歩3分

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自家焙煎で提供するこだわりの1杯

二足歩行 coffee roasters◎田園都市線・世田谷線/三軒茶屋

  • 住所:世田谷区三軒茶屋1-30-9 三軒茶屋ターミナルビル2階
  • ☎03-6450-9737
  • 営業時間:9:00~19:00(料理18:00L.O.、ドリンク18:30L.O.) ※変更の可能性あり。SNSで要確認
  • 休:不定休
  • 三軒茶屋駅より徒歩3分

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時間を忘れて長居したくなる空間

Under the mat◎東横線/中目黒

  • 住所:目黒区中目黒3-6-7 河田ビル2階
  • ☎03-6412-7375
  • 営業時間:12:00~20:00 ※緊急事態宣言時は休業
  • 休:月
  • 中目黒駅より徒歩9分

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デザイン関連の本が充実

COYAMA◎東横線・目黒線/武蔵小杉・新丸子

  • 住所:川崎市中原区上丸子山王町2-1314
  • ☎無
  • 営業時間:水・土・日12:00~18:00
  • 休:月・火・木・金
  • 武蔵小杉駅・新丸子駅より各徒歩10分

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大人も読みたい名作絵本の数々

CAFE SEE MORE GLASS◎東横線・田園都市線/渋谷

  • 住所:渋谷区神宮前6-27-8 京セラ原宿ビルB1階
  • ☎03-5469-9469
  • 営業時間:12:00~18:00(17:30L.O.)
  • 休:火・土 ※臨時休業もあるためSNSで要確認
  • 渋谷駅より徒歩12分

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MACHI-SANPO:

長原・洗足池
大田区の端に位置する池上線の長原・洗足池。 駅前商店街がにぎわう長原と、閑静な住宅街が広がる洗足池、 2つの駅にまたがる中原街道周辺をぶらり散策してみませんか?

EL-AMIGOエル・アミーゴ
創業46年。3世代が通う
テックス・メックス料理の老舗
テックス・メックス料理とは、テキサスで発達したといわれるメキシコ風アメリカンのこと。代表的なものにタコスや、トルティーヤで具材を包んだ「エンチラーダ」がありますが、ここは、そんな料理を1975年から提供している先駆的存在です。名物のハンバーグやリブロースステーキ、自家製チョリソーなど昔から変わらない味に、地元のみならず遠方からも足繁く通うファンが続出。
○メキシコ伝統料理「モレ」をアレンジした「豆とカカオのモレチーズカレー」(サラダ、新ショウガ、ドリンク付き ¥1,320)。○人気No.1は、ハラペーニョをトッピング(+¥176)した「チーズハンバーグ(250g)」(ライスまたはパン、ミニサラダ、ドリンク付き ¥1,518)。コーン100%のトルティーヤを使った豚ひき肉の「タコス」(¥869)はマスト。
住所:大田区北馬込1-1-5 朝日プラザ旗の台1階 ☎03-3776-1977 営業時間:11:30~19:30L.O. 休:無
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STIVALE Gastronomiaスティバーレ ガストロノミア
アンティパストからドルチェまで、
本格イタリアンをテイクアウト!
2005年オープン。長原駅で愛されるイタリア総菜専門店。親子3人で経営するアットホームな店内では、サラダからパスタ、肉・魚料理、スイーツまで、本場仕込みの家庭料理を販売しています。さらに、オーナーでソムリエの守屋康雄さんが厳選するイタリアワインも豊富で、ワインには週末限定のイタリア産チーズ詰め合わせがおすすめ。また、総菜店の真向かいでリストランテを運営。
○手前から、珍しい筒状のショートパスタを使うシチリア名物の「ジーティ」(¥648)。塩麹で3日漬けた後、ハーブを練り込んで焼き上げる「ローストビーフサラダ」(特製ドレッシング付き ¥500)。○できたての総菜が陳列されたそばから売れていく活気ある店内。○口の中でとろける絶品の「ティラミス」(¥450)。店内奥のショーケースにはドルチェが豊富に並びます。
住所:大田区上池台1-32-3 ☎03-3727-7343 営業時間:11:00~23:30 休:無
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wagashi asobiワガシアソビ
伝統と職人の美学に触れる
大田区の名菓
「一瞬一粒(ひとつひとつ)に想いを込めてつくる。」を掲げて国内外で活動する、和菓子職人・稲葉基大さんと浅野理生さんのユニット「wagashi asobi」。長原のアトリエでは、北海道の小豆や沖縄・西表島の黒糖など素材に徹底してこだわった自信作「ドライフルーツの羊羹」と、ローズマリーやカモミールなどを使用し、繊細な甘味が口に広がる「ハーブのらくがん」を販売しています。
○「ハーブのらくがん」(1種4粒入り各¥360)は、上からローズマリー、抹茶、いちご、カモミール。○大田区に縁の深い勝 海舟にちなんだ「かならずや勝最中」(6個入り¥1,400)。「大田のお土産100選」最優秀賞受賞。○「ドライフルーツの羊羹」(¥2,300)は「おおたの逸品」認定。風味のよい羊羹とドライフルーツの酸味が絶妙。お取り寄せもできます。

住所:大田区上池台1-16-2 ☎03-3748-3539 営業時間:10:00~17:00 休:日(そのほか不定休あり)
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LA MOTTE-PICQUETラ・モトピケ
パリの路地裏を思わせる
日常使いしたいブーランジェリー
裏通りにお店を構えながらも、お昼には焼きたてのパンを求める人々で客足が絶えない人気店。1坪に満たない小さな店内には、「シンプルで毎日食べても飽きのこない味」を追求した国産小麦100%のパンが40種ほど並びます。なかでも総菜パンが充実しているほか、食パンやハード系など食事パンも。店名は、パン職人、窪山義幸さんの思い出の場所、パリのラ・モトピケ通りに由来。
○パンは、朝8時半の開店から徐々に焼き上がり、お昼頃フルラインアップに。○全粒粉20%、沖縄・宮古島の黒糖を使った「全粒粉食パン」(¥300)。食パンは、早々に売り切れてしまう日もあるとか。○クルミと山ぶどうをたっぷり練り込んだ定番の「ノアカレンズ」(¥440)。総菜パンは定番以外に季節限定のものも。○フレンチシックな外観。
住所:大田区上池台1-17-3 ☎03-3720-8393 営業時間:8:30~19:00 休:日(そのほか不定休あり)

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とんかつ 鉄 長原店クロガネ ナガハラテン
銘柄豚のとんかつが主役
大森にある名店の味を長原で
「林SPF」や「岩中豚」などの銘柄豚を使った、衣サックサク、味わいジューシーなとんかつが人気の大森の名店「とんかつ 鉄」の2号店。本店同様、低糖質で軽い食感の「中屋パン粉工場」のパン粉、ラード100%を使った、ロース・ヒレの分厚いとんかつ定食を味わえます。さらに、大きさ20センチほどもある「特大海老フライ」やメンチカツは、長原店だけの限定メニュー。
○徳島産「しいたけ侍」を贅沢に揚げた「特大肉厚しいたけフライ」(¥400)はお酒のお供に◎。○ここに来たら味わってもらいたいのが「特上ロースかつ定食」(¥2,000)。そのほか、良心的な価格が魅力の「平日ランチ限定ロースかつ定食」(¥1,000)も。○オーナー武田幹朗さん曰く「何よりサイズにこだわった」という「特大海老フライ」(単品 ¥1,800、定食 ¥2,100)。
住所:大田区上池台1-21-2 ☎03-6425-7775 営業時間:11:00~14:00/17:00~20:30 休:月

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洋食屋クメキッチン 
昔ながらの味わいを今に。
正統派の洋食をいただける街の食堂
洗足池公園斜向かいという好立地にお店を構えるこの食堂では、看板メニューのハンバーグをはじめ、カニクリームコロッケやビフカツ、ビーフカレーなど正統派の洋食を提供。「洋食がやりたかった」と話すシェフの粂谷賢太郎さんは和食出身というだけあって、料理の味わいに丁寧な仕事ぶりを感じることができます。お店は夫婦で経営していて、気軽に立ち寄れるアットホームさも魅力。
○手のひらほどある大きな手ごね「ハンバーグ」(¥1,100)とライス(並¥209)、この日はグリーンピースの「季節のポタージュ」(¥418)。ランチはライスがセットになるほかスープもお得。○塊で仕入れる山形の銘柄豚をスライスした「ポークジンジャー」(¥1,100)。ショウガとニンニクたっぷりのソースはバターが隠し味。
住所:大田区上池台2-30-3 ビスタ洗足池1階 ☎03-6421-9517 営業時間:11:30~14:00L.O./18:00~21:00L.O. ※ランチの予約は不可。 休:水、第2・4・5木
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中国料理 藤菜トーナ
幅広いシーンに対応する
洗練された中華レストラン
落ち着いた雰囲気の店内では、季節の料理をアラカルトでいただくもよし、前菜から炒飯、デザートまでのコースでいただくもよし、いわゆる「町中華」ではないワンランク上の中華を提案しています。紹興酒は、甕入りの8年、ボトルの10年、壺入りの15年ものを厳選。ランチはもちろん、家族や職場の会食、接待など、さまざまなシーンに利用できるのが嬉しいポイントです。
○旬の食材を取り入れたディナーメニュー。左から、「ホタテとトマトの冷菜 葱ソース」(¥1,188)、「大海老と季節野菜のガーリック炒め」(¥1,408)、「花捲(蒸しパン)」(2個¥308)、「甕入り紹興酒(8年)」(デカンタ大¥1,980)。○ランチ・ディナーともに大人気の「藤菜」名物「八珍焼きそば」(¥968)。ランチは、セットだけでなくコース(¥1,650~)でも提供しています。
住所:大田区上池台2-31-13 ☎03-6421-8533 営業時間:11:30~14:30/17:30~22:00 休:木、第2・4水
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cafe634カフェムサシ
東銀座のスタイリッシュなカフェが
コーヒーロースターを伴い、洗足池に!
白を基調とした店内に自然光が差し込む開放的な空間。東銀座の洗練された雰囲気をそのままに、2018年、洗足池へ移転しました。それを機に、コーヒー豆の自家焙煎をスタート。朝9時からの「モーニングコーヒーセット」のみフレンチプレスで、それ以外はハンドドリップで提供しています。フードは、人気の日替わりプレートランチのほか、コーヒーに合う自家製の焼き菓子や軽食も。
○上から、定番人気の「634プリン」(¥396)、「ドリップコーヒー」(ホット¥550)、「キャロットケーキ」(¥495)。コーヒーは、柑橘のような爽やかな香りとバランスの取れた味わいのオリジナルブレンド「空」。店頭では豆の販売も。○肉・魚料理と副菜3品がのった、ランチの「本日のプレート」(黒米ご飯、ドリンク付き ¥1,320)。○広々とした店内は、手前がテーブル席、奥がカウンター席。
住所:大田区上池台2-31-11 ☎03-3727-6368 営業時間:9:00~18:00 休:日・月・火
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大田区立勝海舟記念館 
勝 海舟が愛した洗足池に
その軌跡をたどる記念館が誕生
江戸無血開城直前、海舟は、洗足池の畔を経由して新政府軍の本営・池上本門寺へ足を運んでいたといわれています。そんな洗足池にある国登録有形文化財「旧清明文庫」を活用し、2019年、地域の歩みとともに海舟の功績と想いを伝える記念館が開館。アールデコ調の造作が施された館内では、資料展示を中心に、映像やジオラマ、タッチパネルなどでわかりやすく歴史を紹介しています。
○メイン展示室中央の「海舟ブレイン」では、海舟が遺した言葉から心緒と人物像に迫ります。○企画展示室の肖像写真(常設展示)。7月2日より企画展「所用品から見る海舟の姿」を開催予定。○西洋の建築技法を取り入れたモダンな建造物。○当時の造りを復元した「旧貴賓室」にある海舟の胸像。

住所:大田区南千束2-3-1 ☎03-6425-7608 営業時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)  休:月 (祝の場合、翌日休)、年末年始(そのほか臨時休館あり) 料金:一般¥300、小中学生¥100ほか
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ふきだし
ふきだし
和の要素を取り入れた創作イタリアンを記念日に
RISTORANTE CUM
 お店を構えるのは洗足池商店街の一角。日本の上質な食材にこだわり、季節を重視した料理を提供しています。来る7月7日に3周年を迎える「クム」では、毎年7月のディナータイムは「周年記念コース」のみ。
「3周年記念コース」のメインはこの日、国産牛の「牛イチボのタリアータ」。食材について、マネージャーの亀井秀樹さんは、「ワインと、少量多皿で食事を楽しんでいただくというのがコンセプトのひとつ。メインの牛肉は、サシと赤身のバランス、食感のやわらかさを求めて、今のイチボにたどり着きました。野菜は、三浦や千葉など近郊の農家から取り寄せています」と話します。ここは、正統派の料理はもちろん、形式にとらわれない自由な発想の料理も魅力。たとえば、前菜に提供された斬新なフィルム包み焼き「鮮魚のカルトッチョ」には、だしをベースに、桜マスやそら豆など和の食材を使います。シェフの山田肇さんはこう語ります。「北イタリアの修業時代、シェフが食材の一部として山椒や醤油などを使う人だったんです。山椒の香りとワインの組み合わせがずっと記憶に残っていて、和の素材でも食材としてよいものは料理に取り入れたいと思っています」。そんな料理の数々をスペシャルプライスで楽しめるこの機会をお見逃しなく。
  • ○7月3日から8月1日までの「3周年記念コース」(9品¥7,000~)。この日のメインは「牛イチボのタリアータ サマートリュフ風味」。トリュフ風味の岩塩でいただきます。○旬のフィルム包み焼き「鮮魚のカルトッチョ」。この日は、桜マスとアサリ、そら豆、自家製セミドライトマトなど。○店内はテーブル席で、子連れでも利用できる寛容さも◎。
リストランテ クム
住所:大田区上池台2-31-11 モダンフォルム上池台1階 ☎03-6425-9650 
営業時間:12:00~14:00L.O./17:00~22:00L.O. 休:月(祝の場合、翌日休)
※乳幼児をお連れの方は、事前にご相談ください。 MAP

SWEETS:

  • 写真 = 星川洋嗣 スタイリング = 田口恵美 文 = chico
  • EMMÉ
  • 〔東横線・田園都市線/渋谷〕
  • オペラな瓶パフェ

パフェの喜びを丸ごと閉じ込めたひと瓶

 デザートとワインをゆるりと楽しめる「EMMÉ」でもファンが多いパフェ。今春始まったテイクアウトパフェは瓶入りで、11層がきれいなボーダーを描いている。「プラスチックを使わずに済みますし、瓶で冷凍することで、味も水分量もお店のクオリティを保てるんです」と、夫婦で店を営むパティシエール、延命寺美也さん。ムースの水分を減らして硬くすれば崩れにくいがおいしくない。出来たての口溶けとテイクアウトしやすさ、そのジレンマを解消する瓶パフェは、「アレグレス」などのパティスリーと「ラチュレ」などのレストラン、両方で研鑽を積んだ彼女らしい。今作はフランス伝統のチョコレートケーキ、オペラがベース。重くなりすぎないようグレープフルーツの爽やかな酸味も忍ばせた。濃密のなかにじゅわりと果実味があふれ、コーヒーとチョコ、グレープフルーツのほのかなビターさがリンクする。夏に似合うオペラパフェは、力強くもみずみずしい。

チョコやコーヒーのムースにラム酒ジュレやグレープフルーツなどの層が重なる、「オペラな瓶パフェ」1個¥2,000。クランブルのサクサク食感もアクセント。冷凍なので持ち運びやすく、冷蔵庫で半日ほど解凍すればお店の味がよみがえる。今後、旬を詰めた新作瓶パフェも登場予定というから待ち遠しい。

  • EMMÉ(エンメ)
    住所:渋谷区渋谷2-3-19 ローゼ青山1階
    ☎03-6452-6167
    営業時間:12:00~16:00、17:00~翌2:00
    休:不定休

    アクセス:渋谷駅B5出口を出て、国道246を宮益坂方面へ進む。「宮益坂上」の信号を右折し、2つ目の角を左折。2つ目の角を右折し、1分ほど直進した前方左手。渋谷駅より徒歩12分。
  • chico ◉チコ
    スイーツライター、コーディネイター。ガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。共著書に、『東京最高のパティスリー』(ぴあ)。