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MAGAZINE:

  • SALUS
  • 7月号Vol.292 / Jul / 2025毎月20日発行
  • 特集:夏も涼やかに、山歩
  • 今月の街さんぽ:尾山台
  • もらって嬉しい手土産スイーツ:UN GRAINケーク 土佐ベルガモット[東横線、田園都市線/渋谷]
  • 連載: 宇宙のカケラ/この街で、働く人たち/沿線書店探訪記

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街の中の、ちいさな森へ

親子で楽しめる、自然を感じられる街なかのお出かけスポットをご紹介。

文 = 岸田雅子
※こちらのコンテンツは、誌面の特集「夏も涼やかに、山歩」より抜粋してご紹介するものです。

五感を刺激する遊具がたくさん

星の子ひろば ◎田園都市線/中央林間

子育て世代に支持されている市民交流拠点ポラリスに隣接する屋外施設。多彩な遊具や設備、芝生広場があり、親子で楽しめます。中でも“土や木に触れることができる公園”をコンセプトにした西側エリアに注目。木材を使ったツリーハウスやターザンロープで体を動かしてリフレッシュしましょう。
○東側エリアは幼児向け遊具や大型遊具、おもちゃの車に乗って遊べるカートコーナーがあり、幅広い年齢層の子どもが楽しく過ごせる。○隣接する市民交流拠点ポラリスの親子交流テラスは休憩にもちょうどいい。また、やわらかい床面のプレイルームや授乳室などを完備しているので赤ちゃん連れも安心。
  • 住所:大和市中央林間1-3-1(市民交流拠点ポラリスの隣)
  • ☎046-260-5450(みどり公園課)
  • 開園時間:西側エリアは常時、東側エリアは9:00~18:00(11~3月は~17:00)
  • 休:無 ※ポラリスは年末年始
  • 中央林間駅より徒歩7分

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豊かな心を育む、自然の中の遊び場

駒沢はらっぱプレーパーク◎田園都市線/桜新町

緑豊かな駒沢緑泉公園のすぐそばにある認定NPO法人プレーパークせたがやが運営する “冒険あそび場”。自分の責任で自由に遊ぶというテーマを掲げ、常駐するプレーワーカー(スタッフ)が子どもの「やってみたい」という気持ちを応援。木登りや穴掘り、虫捕り、どろんこ遊びなど、外遊びが楽しめます。
○予約不要で、誰でも気軽に利用できる駒沢はらっぱプレーパーク。遊具はプレーワーカーやボランティアの手作りのもの。廃材を使った工作、水遊びなど、子どもの好奇心を大切にした外遊びを満喫できる。また、乳幼児親子を対象としたミニイベント『ちびっこプレーパーク』も定期開催中。
  • 住所:世田谷区駒沢3-21(駒沢緑泉公園の隣)
  • ☎03-3422-9455
  • 開園時間:10:00~18:00
  • 休:月・火(ほか不定休あり)
  • 桜新町駅より徒歩12分

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美しい森林と水辺を散策しよう

県立東高根森林公園◎田園都市線・大井町線/溝の口

1978年に開園、多摩丘陵の歴史と豊かな自然を感じる川崎市内で唯一の神奈川県立都市公園。園内には県指定史跡の東高根遺跡が埋蔵されているほか、天然記念物のシラカバ林があります。古代芝生広場でピクニックやパークスポーツ、湿生植物園で昆虫や植物の観察など、思い思いに楽しめる憩いの場所です。
○湿生植物園の木道では昆虫や小魚、ハナショウブやヤブレガサなどの植物を見られたり、ザリガニ釣り*を楽しんだりできる。○モルック、ノルディックポール、ラウンドネットのレンタル(¥300 ※10:00~16:00のうち2時間程度)もあり、気軽にパークスポーツに挑戦できるのもいい。*詳細は公式サイトでご確認ください。
  • 住所:川崎市宮前区神木本町2-10-1
  • ☎044-865-0801(パークセンター)
  • 開園時間:常時 ※パークセンターは8:30~17:00
  • 休:無(年末年始を除く)
  • 溝の口駅よりバス「森林公園前」下車、徒歩3分

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MACHI-SANPO:

尾山台
大井町線の尾山台は、周辺の田園調布・等々力とともに都内有数の邸宅街として知られるところ。駅前商店街を中心に、洗練されたスポットをご紹介します。
写真 = 五十嵐一晴 イラストレーション = ささきめぐみ 文 = 草深早希

BLUE POOLブループール
自由でのびやかな感性に触れる
アートギャラリー
2023年のオープン以来、絵画・イラストレーションを中心に、毎月作家の作品展を開催。ギャラリーのディレクターで絵本作家の大桃洋祐さんが、かねてから縁のある作家仲間から運営のなかで出会った新しい作家へとコミュニティの輪を広げながら本当によいと思う作品を紹介しています。また、国内外の絵本が並ぶ本棚を常設。足を運ぶたびに発見があるかも。
○青い壁が印象的なギャラリー。2~3週間ごとに変わる展示は、この日、イラストレーターのくのまりさんによるもの。展示によって、作品集やポストカードなどのオリジナルグッズを販売することもあります。○2025年7月5日(土)より、イラストレーター、umaoさんの個展「pool」がスタート。○本棚には海外の珍しい絵本が多く、親子でも楽しめるはず。
住所:世田谷区等々力7-14-4 B1階 ☎無 営業時間:12:00~17:00 休:火・水、展示替期間 ※営業日・お問い合わせは、インスタグラム(@bluepool_gallery)まで
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OSTERIA LA BUCAオステリア ラ・ブーカ
イタリアンをとことん味わうなら
豊富なパスタと、ローマ発祥の「ピンサ」を!
三田にあった「OSTERIA LA BUCA」が、昨年移転。ここの名物は「ピンサ」。小麦粉のほかに大豆粉や米粉も生地に使うため、ピザよりずっと軽やかに仕上がった粉もの料理です。さらに、シェフの横山修治さんが修業時代を過ごしたマルケやシチリアの本格料理がメニューにラインアップ。お店にはカウンター席もあるので、1杯から立ち寄れる気軽さもまた嬉しいところ。
○10種も揃えるパスタのイチオシ「富士山岡村牛のボロネーゼ」(¥2,728)。○初めてピンサを食べるならトマト、アンチョビ、オレガノ、オリーブの「シチリアーナ」(¥2,068)、アンチョビ風味ドレッシングでいただく「天然本マグロの自家製ツナサラダ」
(¥1,738)、「ロゼ・スプマンテ」(グラス¥880)。ワインはイタリア産がグラス10種以上。
住所:世田谷区等々力4-13-18 ベルステージ尾山台1階 ☎070-2307-4903 営業時間:11:30~14:30/17:30~22:00 土・日・祝日11:30~15:00/16:30~21:30 休:火・水
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讃喫茶室サンキッサシツ
スペシャルティコーヒーを嗜む
大人のための喫茶室
洗練されたカフェの多い尾山台で一線を画すお店。品質の高いコーヒー豆の仕入れから、豆の個性を生かした焙煎、ネルドリップでの抽出までを一貫して行う、究極の1杯を提供しています。アフリカ・中南米産はもちろん、インドやインドネシアなど珍しいアジア産も揃えるシングルオリジンは10種以上。奥深いコーヒーの世界を、ゆっくり味わってみては?
○濃厚なクリームチーズをふんだんに使用した自家製「チーズケーキ」(¥530)と、バランスの取れた味わいの中深煎り「ブレンド 和」(¥720)はセットで-¥50に。豆は100g~販売。○注文ごとに丁寧にネルドリップ。豆の香りやコクを引き出し、まろやかな味わいに。○スタイリッシュな外観から一変、店内は、昔ながらの喫茶店のように落ち着ける空間。
住所:世田谷区等々力4-9-3 NEXUSウィステリア1階 ☎03-6809-7300 営業時間:10:00~19:00L.O. 休:無
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RESUMIレスミ
日常を彩るブーケと、
特別な日のフラワーギフト
商店街に構える2坪ほどのお店には、フローリストの五島宏美さんの審美眼で選んだユニークな切り花や鉢ものばかり。週3回の仕入れでは季節感と鮮度を大切にしながら、いつも楽しめるようなバリエーションと、数日でなくなる適度な量をポイントにしているそう。ブーケはオーダーメイドだけでなく、常時、店内には1,000円未満のちょっとしたミニブーケも。
○¥3,300~オーダーできる、フラワーギフトのブーケの一例(¥5,000)。寒色系でまとめながらも、差し色の黒いカラーの花がポイント。ブーケのほかに、バスケットアレンジメントにも対応できます。○切り花を選ぶ五島さん。その時の仕入れ状況によって、店内の雰囲気もガラリと変わるそう。○お店は「ハッピーロード尾山台商店街」の一角。
住所:世田谷区尾山台3-22-11 1階 ☎03-3702-7037 営業時間:10:00~17:00 休:不定休 ※毎月の営業日は、インスタグラム(@resumi_h_goto)にて公開
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SO TIREDソータイアード
「新丸ビル」で話題を呼んだ
モダン中華ダイニングが尾山台に
駒沢大学「バワリーキッチン」、表参道「ロータス」など数々のカフェの名店を手がけてきたプロデューサーの山本宇一さんのお店。町中華でも「ヌーベルシノワ」でもなく、中国出身の一級点心師・江 香貞さんが料理長を務める“ワンランク上の中華”を提供しています。雰囲気はカフェとビストロの中間で、ランチからバータイムまでいつでも気軽に利用できるところも魅力。
○ディナーより、淡白な味わいに夏の食が進む「アサリ湯麺」(¥1,300)。ランチはお得なセットメニューも。○甘辛い特製ダレと調味塩でいただく「脆皮鶏
(チョイピーカイ)」(¥2,000)、海老好きにはたまらない大ぶりの「エビチリ」(¥1,700)、「オレンジワイン」(グラス¥700)。ワインは20種ほど常備。
住所:世田谷区尾山台3-22-8 ☎03-6432-2835 営業時間:11:00~23:00 休:水

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DOKKE 尾山台ドッケ
舌も体もよろこぶ、
一汁三菜の定食とお酒
料理人の稲生恭子さんが営む小さな食堂。田園調布の名店「PATE屋」をはじめ、都内の飲食店で料理の研鑽を重ねてきた稲生さんの料理は、その都度仕入れた季節の食材によって内容が変わる定食の一択。だからこそ、隅々まで丁寧な仕事ぶりが光ります。定食といえど、お総菜は1品ずつ提供するスタイルなので、自然派ワインやクラフトジンなどのお酒とともにぜひ。
○肉か魚のメインを選べる「本日の定食」(¥1,900)、
「ワイン」(グラス75ml¥600~)。定食はこの日、玄米、なすのみそ汁、夏野菜のお総菜2品、メインに「かつおのスパイス焼き」。○店内は席数に限りがあるため予約がおすすめ。○稲生さんの座右の銘は「家庭料理以上、レストラン未満」。
住所:世田谷区尾山台3-22-4 萬安ビル6号室 ☎03-6676-6947 営業時間:18:00~21:00L.O. ※土のみランチ11:30~12:30L.O. 休:日~火 ※予約は、インスタグラム(@dokke.oyamadai)にて公開するメニューを確認のうえお電話を。

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かきゴオリ八家ハチケ
進化系スイーツ
グルメかき氷で涼を満喫!
氷みつをかけたかき氷が昭和のスタンダードだとしたら、旬のフルーツや自家製シロップを贅沢に使い、斬新に盛り付けられた今のかき氷は、スイーツといえるほど完成された“グルメかき氷”。なかでも「八家」は、「季節ときなこ」「ウメダモン」、柑橘系の「ビタミン補給」など毎週変わるユニークなメニューが好評です。当日でも予約がおすすめ。
○店内中央の氷削機を使い、ライブ感たっぷりに作ります。○「甘夏なくま」(¥2,100)は、トップに甘夏ジャム、外側にチーズソース、中にはスライスアーモンドとジャスミンティーゼリー入り。○人気No.1の「わぁ、キウイ」(¥2,000)。キウイの酸味と、底に潜んだエスプレッソシロップの苦味が絶妙。
住所:世田谷区尾山台3-21-4 2階 ☎非公開 営業時間:10:00~15:00(土・日・祝日~16:00) 休:不定休 ※変則的な営業のため、営業日時・予約方法は、インスタグラム(@8koori)にて公開。お問い合わせは、Eメール:8koori@gmail.comまで。

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DA DA CHAダダチャ
愛されて30年以上
ハム・ソーセージの専門店
1991年創業。店名は、シャルキュトリー職人である小池 保さんの妻・妙子さんの故郷、山形の特産品「だだちゃ豆」に由来し、現地の方言で「お父さん」を意味するそう。ソーセージには新鮮な豚肉と本場ドイツの塩・スパイスを使い、日本人の口に合うようにドイツのレシピをアレンジ。創業から変わらない味を、職人仲間と二人三脚で手作りしています。
○作りたてがずらりと並ぶショーケース。ソーセージは1本¥100~、ハムは100g¥520~販売するほか、ソーセージ5本を詰め合わせた「ソーセージセット」も。○週末限定の「ミニオードブル」(¥1,000)は、ハム6種とランチウインナーのセット。○自慢のケーゼのおすすめは、粗挽きの豚肉を使ったマイルドな風味の「わがままケーゼ」(1P¥1,400)。
住所:世田谷区尾山台3-10-5 1階 ☎03-5707-2755 営業時間:10:00~19:00 休:水
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House of Kimmy'sハウス オブ キミーズ
フードトラックから始まった
本格アメリカンダイナー
都内各所で出店してきたフードトラックが、徐々に人気を集めて実店舗をオープン。店主の池田 勇さんが試行錯誤を重ねてたどり着いた「チキンオーバーライス」をはじめ、「これぞ、アメリカン!」という期待を裏切らないメニューが豊富です。新メニューの「リブロースステーキ」は、ボリュームがありながらもペロリといただけてしまうあっさりとした赤身肉が絶品。
○NYのフードトラックの大定番「NYチキンオーバーライス」(¥1,320)。爽やかなヨーグルトソースとピリ辛チキンがご飯の上で融合。○200g~注文できる欧州産「リブロースステーキ」(400g¥4,680)と、肉料理と相性抜群の「ガーリックライス」(単品300g¥680)はセットで-¥200に。ビール「パブストブルーリボン」(¥750)。
住所:世田谷区尾山台3-9-10 1階 ☎03-6432-1766 営業時間:17:00~22:00(フード21:15L.O.、ドリンク21:30L.O.) ※土・日・祝日のみランチ11:00~14:30L.O. 休:水
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ふきだし
ふきだし
依田兄弟が到達した、
フランス料理の集大成
RAMAGES Nouvelle Vie
 商店街の一角に構えるこちらは、シェフの依田輝明さんと弟の英幸さんが創業。輝明さんは、国内のほかに「ジャマンジョエル・ロブション」「ギー・サヴォア」などパリの星付きレストランでも料理の研鑽を重ね、1994年に前身となる「レストランラマージュ」を英幸さんとともにオープン。2023年、新天地の尾山台で「ラマージュヌーヴェルヴィ」として再スタートを切りました。
 兄弟のにぎやかなやりとりに思わず肩の力が抜けるリラックスした空間で提供されるのは、経験に裏打ちされた技術を感じるフレンチクラシック。この日のメイン「オマール海老 あわび 帆立貝のポワレ」にはパセリで香りづけしたクリームソース、前菜の「冷製フォアグラのコンソメジュレ寄せ」には下にイチゴのコンポートを使い、繊細に仕上げています。料理のこだわりを輝明さんに尋ねると、「非日常を味わってもらいたいので、料理をお出しした時にお客さまが感動するような世界をつくりたいです。クラシックまでいかないけど、1980年代のモダンな味付け。しっかりめのソースもつけるし、盛り付けのボリューム感も出す、ここでしか味わえない満足感を提供したいです」。
 そんな料理に華を添えるワインは、赤・白・シャンパーニュすべてフランス産。
  • ○ディナーの「おまかせコース」(¥11,000)より、メインの「オマール海老 あわび 帆立貝のポワレ 真鯛のガレット仕立て」。「ワイン」(グラス¥1,300~)。○コースの前菜は、ドラゴンフルーツを使った「冷製フォアグラのコンソメジュレ寄せ 生ハム添え」。内容は仕入れ状況により変わります。○日中は明るい、テーブル席中心の店内。
RAMAGES Nouvelle Vie|ラマージュ ヌーヴェルヴィ 
住所:世田谷区尾山台3-9-10 ジョイ尾山台2階 ☎03-6432-2878 営業時間:11:30~13:00L.O./17:30~22:00 
休:月・木(祝日の場合は営業、翌日休) ※「おまかせコース」は、ランチ・ディナーともに3日前までの予約制。 MAP

SWEETS:

  • 写真=福井 馨 スタイリング = 田口恵美 文 = chico
  • No.112

    UN GRAIN
  • 〔東横線、田園都市線/渋谷〕
  • ケーク 土佐ベルガモット

幸せな余韻を残す、忘れがたい小さなお菓子

 「おいしい記憶って、不意に漂う香りでよみがえると思うんです」。そう話す岡澤高志シェフは「パリセヴェイユ」などで研鑽を積み、ミニャルディーズ*の専門店「UN GRAIN」3代目シェフパティシエに迎えられた。お菓子はわずか4cm四方ほどながら緻密。新作ケークでは、高知産ベルガモットのかぐわしさをジンの香りをまとわせることで見事に際立たせた。口溶け良いアーモンド生地にはベルガモットとジンのコンフィチュールを混ぜ込み、焼き上がったらベルガモットとジンのシロップにドボン。とはいえ、ジンはアルコールを飛ばし、香りのニュアンスとしてあくまでさりげなく。口元に運ぶだけで漂うジンのボタニカル香が、ベルガモットの果樹園を彷彿とさせる。かむとベルガモットの酸味と気高い香り、そして少しスパイシーなすがすがしさへ。ひと口の中で香水のトップ、ミドル、ラストノートのようにドラマチックに香りが移りゆき、幸せな記憶の余韻を残していく。
*ひとつまみサイズのお菓子

手前・右「ケーク 土佐ベルガモット」(¥550)と左「ル ブラウニー」(¥630)は6月からの新定番半生菓子。奥・好みの6個を選ぶと、無料でギフトボックスに入れてもらえる(6個以外の場合は通常の箱)。ボックスに入れたのは、ジュレやガナッシュなどコーヒーのパーツを多層に重ねた「モカ」(¥680)、ライムとリュバーブがブルーベリーの味を深める「スフェール」(¥720)、名デセールをオマージュした、チェリーとバニラの香りがとろける「スリーズ ジュビレ」(¥630)など。

  • UN GRAIN(アン グラン) 
    住所:港区南青山6-8-17 プルミエビル1階
    ☎03-5778-6161
    営業時間:11:00~18:00
    休:水
    渋谷駅から徒歩18分
  • chico ◉チコ
    スイーツライター、コーディネイター。ガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。共著書に、『東京最高のパティスリー』(ぴあ)。