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MAGAZINE:

  • SALUS
  • 2月号Vol.251 / Feb / 2022毎月20日発行

INFORMATION:

記載されております内容につきまして、新型コロナウイルスの影響により、一部店舗・施設が営業中止・変更となっている可能性がございます。
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2022/1/20:
SALUS2月号を発行しました。
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SALUS1月号を発行しました。
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SHOP:

沿線お粥紹介

老舗から新店まで、おいしいお粥が勢ぞろい。
全店テイクアウトもOK!

焼小籠包&鶏粥 龍輝◎池上線/戸越銀座

戸越銀座商店街にある人気店。中国出身の店主・劉輝さんが幼少期の思い出の味を再現した「鶏粥」には国産親鶏を丸ごと使用。新潟県産コシヒカリの生米とともにじっくり炊き上げたうま味あふれるトロッと食感のお粥に、揚げ煎餅やクコの実、青ねぎをトッピング。シンプルながら絶品のおいしさです。同じく看板メニューの「焼小籠包」も必食!
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「鶏粥」¥370

  • 住所:品川区戸越2-6-4
  • ☎03-6426-8929
  • 営業時間:11:00~20:00
  • 休:無
  • 戸越銀座駅より徒歩7分

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お粥処 uraura◎東横線/中目黒

もともと常連客だったプロダーツ選手の森田真結子さんによるプロデュースで、2021年10月再オープン。鶏や貝柱、しょうがのだしで炊いたお粥は朝にうってつけ。独自製法により糖質33%オフなのもポイント。お粥の種類はプレーン、中華風、タイ風。おみそ汁と十数種類のなかから3つ選べるトッピングが付いた「お粥セット」はリピーター続出。
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「お粥セット」¥980

  • 住所:目黒区上目黒1-20-12 コミヤビル地下1階
  • ☎03-6451-0114
  • 営業時間:7:00~15:00L.O.
  • 休:木
  • 中目黒駅より徒歩2分

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粥や 佐藤◎東横線・目黒線/武蔵小杉

台湾旅行で朝食文化に感銘した店主の佐藤恭史さんが切り盛り。すべて天然だしで作る台湾風や季節のオリジナルのお粥を味わえます。干し海老と島根県産の原木しいたけを使った「魯肉粥」は自家製の豚バラ煮や煮卵、フライドエシャロットをオン。千葉の農家「キレド」の蒸し野菜or鶏しうまい&「菓子工房ルスルス」監修の杏仁豆腐付き「ランチセット」も。
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「魯肉粥」¥1,050

  • 住所:川崎市中原区小杉町3-442-3 都月ビル2階
  • ☎044-299-7779
  • 営業時間:10:00~17:00(テイクアウトは~19:30)
  • 休:月・火 ※ほか不定休
  • 武蔵小杉駅より徒歩5分

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萬珍樓 點心舗◎みなとみらい線/元町・中華街、日本大通り

1892年創業、老舗の広東料理店「萬珍樓」の系列店。非日常空間でいただく“朝粥”が贅沢!と話題を集めています。日本米、タイ米、もち米の3種のお米をブレンドして作るなめらかな舌触りにも驚くはず。鶏ガラと豆乳の風味豊かなスープで煮込んだ「豆乳粥」ほか、終日提供メニューの「海鮮粥」「牛モツ粥」なども人気。事前予約がおすすめ。
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「豆乳粥」¥600 ※販売時間は9:00〜12:00のみ。

  • 住所:横浜市中区山下町156
  • ☎045-664-4004
  • 営業時間:平日9:00~15:00、17:00~22:00/土・日・祝9:00~22:00
  • 休:月
  • 元町・中華街駅、日本大通り駅より、ともに徒歩5分

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MACHI-SANPO:

大井町・下神明
大井町線のターミナル駅・大井町と隣接する下神明。駅前商店街や横丁など人々でにぎわう大井町から、落ち着いた住宅街の下神明まで新旧のスポットを巡ります。

VICTORYヴィクトリー
創業から受け継がれる
絶品の炭火焼肉を堪能
創業40年以上。焼肉店の多い大井町で根強い人気を誇るお店のひとつ。国産黒毛和牛にこだわり、A5ランクのカルビをはじめ、ハラミやミノ、ハチノスなどの上質な内臓も提供しています。そんな品質の高さを保てるのは、長年営業するなかで信頼関係を築いた業者と密に相談をしているからこそできること。炭火でサッと焼き上げるだけで、十分、素材のおいしさを味わえます。
○〆には、牛テールを数時間煮込んだ「コムタン」
(¥1,000)がおすすめ。○タレでいただく「サービス上カルビ焼」(¥1,850)、看板メニューの「ヴィクトリー塩焼(牛ハラミ)」(¥2,800)、爽やかな乳酸菌の自家製「キムチ盛合せ」(¥1,700)、「ハイボール」(¥600)。○店内はすべてテーブル席。席数に限りがあるため、来店前にお電話を。
住所:品川区大井1-50-15 桜井ビル1階 ☎03-3776-4564 営業時間:17:00~23:00L.O. 休:月
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POISSON ROUGEポワソンルージュ
フレンチシックなビストロで
上質なワインと田舎料理を
パリを彷彿とさせる趣のある店内では、食材にこだわり、できるだけ手作りしたフランスの郷土料理を主にコースで提供しています。料理に合わせてソムリエが厳選したフランスワインは、赤・白・泡ものが100種以上。ストックは多い時で1000本もあるそう。今では数少ない、正統派のビストロのスタンスを貫くこちらのお店は、人気のため事前に予約がおすすめです。
○ディナーコース(¥4,200~)の肉料理「牛ホホの赤ワイン煮込み」には赤ワインを。ランチコース(¥1,400)のメインには+¥500で変更できます。○白ワイン(グラス¥600~)に合わせたいのが、1ピース+¥450で追加できる「かきのマリネ」(3P¥1,500~)、あんこうがゴロゴロのった「北海道産あんこうのローストリゾット添え」(¥2,400)。
住所:品川区大井1-53-8 ☎03-3775-1660 営業時間:11:30~13:30L.O./17:30~20:30L.O. 休:日・月 ※支払いは現金のみ
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001wineワンワイン
珍しいぶどう品種と出合える
バー併設のイタリアワイン専門店
2020年オープン。北はトレンティーノ=アルト・アディジェ州から南はシチリア州まで、イタリア全土のワインを280種以上セレクト。オーナー依田 仁さんが「イタリアは地域特有の土着品種が豊富で、飲み比べを楽しめます」と語る通り、白ぶどうのヴェルナッチャや黒ぶどうのサグランティーノなど珍しい品種ばかり。迷ったら、気さくに相談にのってくれるはず。
○壁一面にずらりとワインボトルが並ぶ店内、奥にはバーカウンター。○バーではグラス1杯(¥660)からオーダーできるので、新しい銘柄を試せるのが◎。スナックは持ち込み可能。○左から、ロンバルディアの「フェルゲッティーナ」(発泡・白¥5,830)、ウンブリアの「モンテファルコ・サグランティーノ」(赤¥5,390)、シチリアの「レ・マンフレディ」(白¥3,410)、メディチ・エルメーテの「グランコンチェルト」(発泡・赤¥3,190)。
住所:品川区大井4-1-4 ロックフィールド1階 ☎03-6451-8279 営業時間:11:00~23:00 休:無(不定休あり)
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魚菜 由良 鼎ギョサイ ユラ カナエ
路地裏の割烹でいただく
季節の美味
大井町に2店舗構える割烹「魚菜 由良」から暖簾分けされ創業。市場から直接仕入れる旬の素材を生かした料理に定評があり、ディナーは、月1で献立が変わる「季節のおまかせコース」が人気。ランチは、名物「鯛めし」や「金目鯛の煮付け」などの御膳をリーズナブルに味わえます。日本酒は、料理に合う辛口純米のほかに、新潟の「新政」や福井の「黒龍」など希少なものも。
○「季節のおまかせコース」(13品¥5,500~)の一例。丁寧な仕事ぶりが光る「前菜の盛り合わせ」、煮物より「金目鯛の煮付け」、日本酒(1合¥780~)。○日本酒は常時8種ほど取り揃えています。○コースの〆は、土鍋で炊いた名物「鯛めし」。温かいご飯に鯛のあらで取っただしをかけてお茶漬けに。ランチでも、「鯛めし御膳」(¥1,500)、「金目鯛の煮付け御膳」(¥1,800)を提供。
住所:品川区大井1-25-1 第二河野ビル1階 ☎03-6876-3920 営業時間:11:00~14:00/17:00~22:00 休:日・月・祝

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Pain de kakkoパン・ド・カッコ
経験豊富なパン職人が作る
アイデアたっぷりのベーカリー
日本のみならずマレーシアの日系ベーカリーでも勤務経験を持つ、パン職人・杉野尚弘さんのお店。店内には食パンやハード系などお馴染みの食事パンはもちろん、東南アジアのソウルフード「カヤジャム」をアレンジした自家製カヤのクリームパンをはじめ、そのユニークな経験が生きた菓子パンや総菜パンが日替わりで約30種並びます。なかには自家製酵母を使用したパンも。
○「ミルクフランス」(¥226)は、シャリッとした自家製ミルククリームをオリジナルのパンにサンド。○東南アジアの「カヤジャム」を冠したクリームパン「カヤ」(¥173)。ココナッツと黒糖を使った自家製カスタードクリームが新鮮。○そのほか、子どもも食べられる辛さの「カリーウインナー」や「ウインナーロール」、不定期で「ラピュタパン」なども。

住所:品川区大井2-26-5 コーポかなり1階 ☎非公開 営業時間:9:30~18:00 ※売り切れ次第終了 休:月(そのほか不定休あり)

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pizza house origanoピザハウス オリガノ
1974年創業。
今なお愛され続けるピザハウス
先代が洋食店を始め、代替わりを機に現在の場所へ移転して約20年。夫婦で営むアットホームなお店では、45種以上のピザをはじめ、ドリアやグラタンなどの洋食を創業から変わらないレシピで提供しています。ピザのこだわりは、ホールトマトを2時間ほど煮込んだ特製ソースと手ごね生地。そんな昔ながらの製法が、常連の心をとらえて離さない、安心の味わいを守ります。
○人気No.1の「ミックスドリア」(¥1,000)。バターライスに、自家製ホワイトソースとミックスチーズをたっぷりのせたボリュームメニュー。お食事は、どれもテイクアウトできます。○ミニサラダが付いた平日ランチセットの「ミックスピザ」(S¥1,000)。ドリンクは別料金で、コーヒー(ホット¥400)のほかにビールやワインなども。
住所:品川区大井1-20-29 ☎03-3777-1027 営業時間:11:00~14:00L.O./17:00~20:00L.O. 休:水・木
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Amuntアムン
食を通じて文化を伝える
スペイン郷土料理とワインのお店
スペインに魅了されたシェフの恵 裕也さんが、「食を通じてスペインの文化を知ってもらいたい」という思いのもとオープン。パエリア発祥地、バレンシア州で技術を培った自慢のパエリアやタパス、もともとスペイン内陸部の食文化に根付いているというジビエ料理を提供。さらに、100種以上のスペインワインをはじめ、シェリーやベルモットなど現地のお酒も豊富です。
○手前から時計回りに、「季節のジビエ料理」より「長崎県津島産イノシシのロースト」(¥2,800)、「おまかせ前菜盛り合わせ」(1名¥1,000)、ワイン(グラス¥700~)。○魚介を使った定番のパエリア「パエージャ・マリスコス」(¥2,500)。出来上がるまでに時間がかかるのでオーダーはお早めに。○店内はカウンター席がメイン。
住所:品川区二葉1-7-12 1階 ☎03-6426-2190 営業時間:11:45~14:00L.O./17:00~22:30L.O. 休:月(そのほか火は不定休)
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しながわ中央公園 
グラウンドに遊具、広場。
設備が充実した大型公園
品川区のほぼ中央で、品川区役所向かいの区立公園。広さ28000㎡以上もの敷地内には、噴水のあるメイン広場や健康器具が設置されたトリム広場、児童向け遊具広場など複数の広場があります。さらに、サッカー、フットサル、バスケットボールなどができる多目的広場(グラウンド)やテニスコートなど、有料のスポーツ広場も。子どもから高齢者までが集える場所です。
○グラウンドは、200mトラックがあるほどの大きさ(利用時間:8:30~21:00/1週間前までの予約制)。利用時間外7:30~8:30と予約のない日は、一般開放も。○入口周辺のメイン広場は、芝生が広がり、憩いの場としても◎。○園内、西側の遊具広場には、6歳から12歳まで利用できる大型の遊具がひとつ。
住所:品川区西品川1丁目27、28、20番 中小企業センター隣接部 ☎03-5740-5037(管理事務所) 営業時間:広場のみ常時開放
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Lily queueリリークゥ
素材の素朴なおいしさを。
焼き菓子のテイクアウト専門店
下神明駅から徒歩5分。お店は約4坪の対面式カウンターで、定番の焼き菓子や日替わりのマフィン、季節の果物を使ったケーキなどがショーケースに並びます。材料は、ショートニングやマーガリンを一切使わず、実際に自分が食べて納得したものだけを使用。なかでも小麦粉や砂糖は、複数種類のものを繊細に使い分けているからこそ、理想のおいしさを叶えます。
○ふわふわのシフォン生地に季節の果物をサンドした「季節のシフォン」(¥750)。いちごは2月まで。○素材を生かした、甘さ控えめの「バナナブレッド」(¥400)。○北海道産の材料で作った定番の「バスクチーズケーキ」(¥500)はしっとり濃厚な味わい。○お店はレンガ造りの建物が目印。不定期営業なので、営業日はインスタグラム(@lily_queue_bakedgoods)をチェック。
住所:品川区二葉2-2-24 ☎非公開 営業時間:12:00~18:00 ※売り切れ次第終了 休:不定休
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ふきだし
ふきだし
名店の味を引き継いだ、イタリアンの新星
OSTERIA Tutto Sole
 日本のイタリア料理界を牽引した料理人・吉田政國の名店「トラットリア ヨシダ」(以降、ヨシダ)。多くの人々に愛されながらも20年の歴史に幕を閉じたお店の跡地に、2017年、系譜を継ぐ「オステリア トゥット ソーレ」が誕生しました。ここでは、「ヨシダ」で提供されていたカラブリア州の料理をベースにしながらも、南イタリアを中心としたマニアックな郷土料理もメニューにプラス。そして、名物のショートパスタやスパゲッティは、手打ちの自家製麺やイタリア現地の乾麺にこだわります。
 「ヨシダ」時代に修業を積んだ経験を持つシェフの今泉 聡さんは、食材について「漁港から直送される天然物の魚介や、千葉県の生産者から直接届く無農薬野菜を中心に使っています」と話します。この日のメインは、「本日の鮮魚料理」より、包み焼きの「長崎県産カマスのカルトッチョ」。今泉さん曰く、「カルトッチョの調理法はシンプル。新鮮な魚に、塩とオリーブオイル、白ワイン、野菜のだしを加えてオーブンで焼くだけ。意外と家でもできそうだけど、やっぱり使う素材が違うので、ここでしか食べられない味なんです」。
 食材の背景や鮮度に注目し、さらに進化を遂げたこのお店で、イタリアワインとともに旬を味わってみてはいかがでしょうか?
  • ○メインの「本日の鮮魚料理」より「長崎県産カマスのカルトッチョ」(¥2,600~)、イタリアワイン(グラス¥700~)。鮮魚料理は調理法のリクエストに応じることもできます。○イタリア伝統、唐辛子の発酵食品「ロサマリーナ」を使ったカラブリア州の名物パスタ「カサレッチェ」(¥1,600)。○白を基調とした店内。当日でも予約がおすすめ。
オステリア トゥット ソーレ
住所:品川区大井1-49-12 ライオンズマンション1階 ☎03-3777-8646 
営業時間:11:30~14:00L.O./18:00~22:00L.O. 休:第1・3・5日、第2・4月(祝日の場合は営業、翌日休)
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SWEETS:

  • 写真 = 星川洋嗣 スタイリング = 田口恵美 文 = chico
  • JOURNEY
  • 〔田園都市線・世田谷線/三軒茶屋〕
  • 世界の郷土菓子

各国郷土菓子で甘い世界旅行へ

「ビエスピエナヴェイエクーカ」に「シェチェルブラ」……呪文みたいな言葉は世界のお菓子の名前。「JOURNEY」は世界の郷土菓子に出合える「郷土菓子研究社」の新たな歩みだ。店主の林 周作さんはまだ見ぬお菓子を求め世界中を食べ歩き、市場や店に飛び込んでは製法を教わってきた。自転車旅から始まった冒険は度重なり、6大陸を制覇。50カ国500種以上の郷土菓子を食べ尽くした。 
 新店では生菓子がぐっと充実。「ビエスピエナ~」の正体はラトビアのシュークリームで、クリームにカッテージチーズが入るのがバルト三国流。さくほろ崩れるクランブル生地からあふれるクリームがこくと酸味を放ち、アプリコットがキュンと甘酸っぱい香りを添えて、爽やかミルキー。アゼルバイジャンの焼き菓子「シェチェルブラ」は、ざくっとしたフィリングにカカオニブと粗糖が入るこの時期だけの味わい。かむほどに口の中で次第にチョコ味になるのが楽しい。今こそ、郷土菓子で世界旅行(気分)へ!

手前から時計回りに「ビエスピエナヴェイエクーカ」¥550。フランス・トゥールの「ヌガー ド トゥール」1個¥550(~2月限定)は、ふかっとした生地とサクサクタルト、フルーツのうま味が三位一体。緑のマジパンで覆うスウェーデンの「プリンセストルタ」¥600、「チョコシェチェルブラ」1個¥450(~2月限定)。定番以外は1~2カ月で入れ替わり、新たな郷土菓子に出合えます。

  • JOURNEY(ジャーニー)
    住所:世田谷区太子堂2-9-25         
    ☎03-5432-9323
    営業時間:8:00~20:00 
    休:火
    三軒茶屋駅より徒歩5分
  • chico ◉チコ
    スイーツライター、コーディネイター。ガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。共著書に、『東京最高のパティスリー』(ぴあ)。