街シリーズ −街で人気の名店案内−

街シリーズとは、毎月エリアを一つ取り上げ、“その街の個性や魅力、さらにその街で過ごす時間を豊かにする”情報をお届けする「SALUS」マガジンの特集企画です。ここでは「SALUS」マガジンと連動し、その街で人気の名店の数々をご紹介していきます。

街シリーズ 東急沿線のショップをご紹介
用賀

駅前にそびえ立つ近未来的な「世田谷ビジネスタワー」とは裏腹に、少し足を延ばせば緑豊かな砧公園が広がる。都心へのアクセスも便利な用賀は、人と自然が調和した理想的な街。こだわり派が多いこの街で見つけた、地元住民お墨付きの名店をご紹介。

  • 【グルメ】CAFE a2(カフェ・ア・ドゥー) マダムたちの憩いの場で優雅なカフェタイム

    パリの洗練されたアパルトマンを彷彿させるカフェ。“調和”を意味する店名どおり、穏やかな日差しが降り注ぐ店内は、アットホームな雰囲気で満たされている。オーナーの徹底ぶりはハイセンスなインテリアはもちろんのこと、料理からもうかがうことができる。パン生地からドレッシングにいたるまで、そのほとんどが自家製。お腹いっぱい食べてもらいたいからと、ボリュームにも気を使う。オープンから早5年。今では地元マダムのおしゃべりの場としてすっかり定着。みんなから愛されるのもうなずける、満足度の高い一店だ。

  • 【グルメ】NISHIann cafe(ニシアンカフェ) 庭園カフェで蕎麦を堪能唯一無二の粋な時間

    • 駅北口より徒歩17分、聖ドミニコ学園前
    • 世田谷区岡本1-6-12
    • 03-3708-8516
    • 11:00〜18:00(17:30L.O.)
    • 月〜水曜、8月

    “隠れ家”と呼ぶにふさわしい、閑静な住宅街に潜むカフェがこちら。蕎麦作りが趣味だったご主人が、定年を機に自宅の敷地内に店を開業。モットーは「真面目に手作りを貫くこと」。上質な蕎麦粉を使った手打ち蕎麦は、軽やかで心地よい喉ごし。素材選びから下ごしらえまで、妥協を許さない作り手の思いが、見事に反映された一品と言えよう。窓一面に広がる美しい庭園を眺めながら、至福のひととき。絶好のロケーション、こだわりの料理、きめ細やかなサービス。三拍子揃った同店は、用賀屈指の名カフェと言えそう。

  • 【グルメ】1010 Noel Dr.(テンテンノエルドライブ) 洗練された大人の空間でハンバーガーをがぶりっ

    • 駅東口より徒歩5分、用賀神社近く
    • 世田谷区用賀3-11-1 ウェルス用賀台1B
    • 03-5716-1010
    • 平日11:00〜15:00、17:00〜21:30(21:00L.O.)日曜、祝日11:00〜20:00(19:30L.O.)
    • 月曜(祝日の場合は営業し、翌日休)

    「大人だってたまにはハンバーガーが食べたい。でも、カジュアル過ぎる店にはちょっと抵抗が……」。そんなシェフご自身の経験をもとに、大人が喜ぶハンバーガー店を一昨年にオープン。シンプル&シックな店内は、カウンター席がメイン。まるでダイニングバーのようなしっとりとした空間で、心置きなくグルメバーガーが堪能できる。国産牛100%のパテはジューシーなのにしつこ過ぎず、あっさり風味のバンズとも好相性。ワイン片手にハンバーガーにかぶりつく、そんな豪快なディナーも時には新鮮。

  • 【グルメ】】本城 料理人の技と心を目と舌で味わう

    • 駅東口より徒歩3分、用賀神社手前
    • 世田谷区用賀2-15-8
    • 03-6805-7989
    • 11:30〜14:00(L.O.)、17:30〜21:00(L.O.)
    • 水曜

    日本料理の老舗「たん熊北店」やパリ日本大使館にて長年腕を振るってきたオーナーシェフが、昨年4月、用賀に京料理の店を開業。「お客さまにお酌しながら、何でも作れるオールマイティーな板前を目指しているから、あえてカウンター席をメインにしているんです」とシェフ。なるほど、無駄のない美しい調理風景を見ながらの食事は、カウンター割烹の真骨頂。京野菜をふんだんに取り入れた、目にも鮮やかな日本料理の数々は、食べるほどに幸福へと誘ってくれる。用賀を訪れたらぜひ立ち寄りたい、新名所の誕生だ。

  • 【グルメ】田燕居 日本の食材を駆使した滋味深い北京家庭料理

    地元の美食家たちに長年愛され続けている、北京料理の名店。北京ダックなどの豪華な料理を想像しがちだが、同店で食べられるのは伝統的な家庭料理。日本の食材を巧みに使ったそれらは、決して派手ではないけれど、体の内側からじわりじわりと元気になっていくような、滋味深い味わいが特徴だ。野菜や豆をふんだんに使っているので、ヘルシー&体にやさしい点も魅力。気軽に立ち寄れる使い勝手の良さから、今やお客の大半がリピーターだというのも納得。疲れ気味のときやスタミナをつけたいときに、ぜひ活用してみて。

  • 【ショッピング】和ぎゃらりー いなむら 世界に一つだけの手作り和小物に出合う

    商店街の一角に和小物を扱うお店を発見。もともとは喫茶店だったが、当時から店の一角で販売していた“絣かすり”の古布を使った小物を全面的に紹介するショップとして、2001年にリニューアル。さらに今年4月からは、作家ものの作品を展示するギャラリーも併設することに。山ぶどうの籠から手ぬぐい、刺し子バッグにいたるまで、そのどれもに手作りならではの温もりが漂っている。また、一点ずつ表情の違う和食器も人気。世田谷美術館への通り道にあるので、観覧がてら立ち寄ってみるのも手。使うほどに味わいが増す、和小物の魅力をとことん堪能して。

  • 【ショッピング】Canteen(キャンティーン)人とはちょっと違うエッジの効いた小物が揃う

    • 駅東口より徒歩5分、無量寺近く
    • 世田谷区用賀4-20-11
    • 03-3707-6965
    • 10:00〜20:00
    • 無休

    かつては某有名アパレルメーカーにも商品を卸していたという、実力派・靴アーティストのショップ2号店が駅近くに誕生した。「流行はまったく意識していません。思いのままに靴やバッグを作り、お客さまにご提案しているだけです」とおっしゃるとおり、店内にはちょっと辛口、だけど愛嬌いっぱいのオリジナル商品が行儀良く並ぶ。人と同じファッションはイヤ、一点モノのアイテムが欲しい、そんなこだわり派の方ならきっと満足するはず。靴の修理やリメイクもしてくれるので、気軽に立ち寄ってみて。

※こちらの記事は、2010年4月20日現在のものです。