- 戸越銀座−荏原中延
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庶民的なイメージの池上線の中でも特に昭和初期から栄える、活気に満ちた商店街の印象が強い二つの駅。生活圏の街ながら、その飾らない温かな雰囲気を味わうためにわざわざ遠方から訪れる人びとも多い。古いものと新しいものが混在する、街の「今」を探訪してみたい。
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【グルメ】菓子工房 石黒 街に笑顔を贈り続ける和洋スイーツ工房
- 荏原中延駅より徒歩3分、スキップロード内
- 品川区中延3-7-9
- 03-3781-5401
- 10：00〜20：00
- 水曜（祝日の場合は営業、翌日休）
「石黒」とは、北千住にある飴屋の老舗から昭和8年に暖簾分けされた屋号。現在二代目のご主人が昔ながらの製法でつくる飴は、味わい深く心地よいノスタルジーに浸れる逸品。飴を火で溶かし固める作業はタイミングが命。そのコツは長年培われた勘によるものであり、生半可には真似できない匠の技だ。時代が進み、人々の嗜好に合わせてケーキも販売するように。三代目となる息子さんはパティシエとして店を継いでいく。あえて飴づくりにタッチしない姿勢も、父親への敬意があるからこそ。親子の二人三脚を末永く見守り続けたい。
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【グルメ】洋食厨房TAKEGAMI 定番洋食だけじゃない店の本領を味わえるディナーメニュー
- 戸越銀座駅より徒歩12分、戸越銀座商店街（銀六会）内
- 品川区豊町1-3-11
- 03-5750-3930
- ランチ11：30〜14：00（L.O.）※土日のみ
ディナー18：00〜21：00（L.O.） - 月曜
- http://www.geocities.jp/unokitw/new_page_84.htm
開店4周年のこの店は、オムライスなどの洋食の名店として子どもから大人まで親しまれている。しかしメニューは定番の洋食だけではない。50種にも及ぶアラカルトメニューは、洋食をベースにしたイタリアンやフレンチとのコラボレーション。ホテルニューオータニでの20年以上にも及ぶ経験を生かした料理は、季節の野菜をたっぷり使用するなど、旬を楽しめるように考えられている。「一品一品に真心と情熱を込めて、自然体かつ独創的な仕事を」とはシェフの弁。その実直な人柄がにじむ店の真髄を味わいたいなら、ぜひ夜に訪れてみて。
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【グルメ】蕎麦切り 翁 江戸越しの街で手打ちそばの味と粋を堪能
- 戸越銀座駅より徒歩12分、戸越銀座商店街（銀六会）内
- 品川区豊町1-7-6
- 03-3781-8378
- 昼12：00〜14：00（13：30L.O.）、土日祝は15：00（14：30L.O.）まで
夜18：00〜24：00（23：30L.O.） - 火曜
商店街の奥、喧騒から離れた一角にある渋い店構えのそば屋。昭和25年から続くこの店は、5年前の店内改装を機にそばを手打ちに切り替えた。殻ごと挽いて太打ちにした田舎そばと、粗挽き粉を使った細打ちそばのどちらかを全メニューで選べる。つゆは香りのよい宗田鰹節と甘みのある鯖節を使ったコクのある深い味わい。店内は落ち着いた和のしつらえだが、気取り過ぎず落語に出てくるそば屋のような庶民的なラインを保ちたいとか。静かに流れるジャズのBGMも雰囲気よく、お酒を楽しむ向きのデートにもぴったり。戸越の「粋」をここに発見！
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【グルメ】】Enchantée（欧風キッチン アンシャンテ） 住宅街の中で出合った温かな家庭料理ともてなしの笑顔
- 荏原中延駅より昭和通りを徒歩8分、中原街道手前
- 品川区西中延2-16-1
- 03-3785-4649
- ランチ11：30〜15：00（L.O.）、
ディナー18：00〜21：00（L.O.） - 日曜
- http://www.7wup.jp/enchantee/
駅から離れた住宅街の中に、かわいらしいレストランが出現。2年半前にオープンしたアンシャンテは、大手洋食店を29年務め上げたシェフによる店。ロールキャベツやハンバーグなどひき肉を使った洋食メニューを中心とした、なじみ深い家庭料理にほっとさせられる。また奥さんの温かな接客にも心がなごむ。「にぎやかな繁華街よりも、街の隅っこのようなこの場所が気に入って出店しました。お客さまには隠れ家のように親しんでもらいたい」とシェフ。ほっこりとした気持ちで食事を楽しめる、温かな真心を感じさせる店だ。
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【グルメ】six café octobre（シス カフェ オクトーブル） 自宅みたいなカフェでくつろぎの時間と旅のエスプリを味わう
- 荏原中延駅より徒歩3分、スキップロード内 絵画・額縁「オカモト」2F
- 品川区中延3-7-10 2F
- お店の都合で掲載できません
- 11：00〜20：30（L.O.）、金・土曜は23：30（L.O.）まで
- 火・水曜
細い通路の先にある入口で靴を脱ぎ、2Fへ階段を上がるとそこはリビングルーム。ゆっくりしたくなる居心地よい空間は、まるで自宅のよう。それもそのはず、この店は1Fの額屋の奥さんが店主となり自宅を改装したカフェ。昨年、店名の10月6日に開店した。それまで務めていたブライダルの仕事で必要とされた、料理・花・室内装飾などトータルコーディネートの経験を店づくりに生かしている。また、ヨーロッパを中心に旅先で出合った食材や料理をヒントに、旅のエスプリを込めたメニューも提供。商店街の一室でしばし日常を忘れられそう。
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【ショッピング】photo kanon（フォトカノン 戸越銀座店） 写真の楽しさをさまざまな形で伝える進化型DPEショップ
- 戸越銀座駅より徒歩7分、戸越銀座商店街（中央街）内
- 品川区戸越2-1-3
- 03-5498-1641
- 平日9：30〜20：00、土日祝10：00〜20：00
- 木曜
- http://www.photokanon.com
一瞬「ここは何の店？」と思わせる白い壁の外観。元は普通のDPEショップだったこの店は、約2年前に今の形に大きく様変わりした。ギャラリーでは展覧会を開催。雑貨コーナーでは写真に関するグッズを取り揃えるほか、クリエイターたちの作品や製品を貸しボックスで展示販売。見ているだけで時間を忘れそうな、キュートで面白い品々が並ぶ。もちろん本業のDPEはデジタル時代にも対応、郵送プリントサービスも行う。同じ戸越銀座の「ぐるり屋（下記参照）」とのコラボ企画など、この街から新しい何かを発信したいと意欲的に展開中。
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【ショッピング】ぐるり屋 レトロなのに新鮮！若者の琴線に触れる古道具店の新星
- 戸越銀座駅より徒歩10分、宮前商店街内
- 品川区戸越2-4-3 阿部ビル1F
- 03-6426-9341
- 11：00〜20：00
- 不定休
- http://gururiya-1054.ocnk.net/
歴史の古い戸越銀座の中でも、ひときわ昭和の空気を感じさせる店がここ。幅広いジャンルの古道具が懐かしい生活の匂いを伝えている。家具、雑貨、骨董などジャンルはさまざまだが、長く使えるもの、素材のよさにこだわった品が揃う。道具は目的を持って作られているからこそ、ぜひ暮らしの中で使ってほしいとのこと。楽器やレコードなど音楽関係の品も多く、BGMもこだわりの選曲。店主の地元、戸越銀座を盛り上げようと、昨年開いたばかりのこの店。若い視点で古道具を見直し、提案する生活の形に賛同する若者も増えていきそうだ。
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※こちらの記事は、2010年5月20日現在のものです。
