街シリーズ −街で人気の名店案内−

街シリーズとは、毎月エリアを一つ取り上げ、“その街の個性や魅力、さらにその街で過ごす時間を豊かにする”情報をお届けする「SALUS」マガジンの特集企画です。ここでは「SALUS」マガジンと連動し、その街で人気の名店の数々をご紹介していきます。

街シリーズ 東急沿線のショップをご紹介
松陰神社前

世田谷線のやや三軒茶屋寄りの位置にある松陰神社前駅。幕末の志士・吉田松陰を祀った神社の門前町だ。世田谷通りからまっすぐのびる松陰神社通り商店街は神社への参道でもある。閑静な住宅街の中にこぢんまりと商店がまとまった暮らしやすさに加えて近年はカフェなどおしゃれなショップも目立つように。初詣でも、冬の日のお散歩でも、きっと豊かな気分になれるはず。

  • 【グルメ】タビラコ 電車の音もBGM ほっこりごはんカフェ

    • 三軒茶屋方面ホーム下高井戸寄り出口より徒歩1分。道なりに進んだ左手。
    • 世田谷区世田谷4-13-20 1-D
    • 03-3439-5353
    • 11:30〜19:30(19:00 L.O.)、日・祝は〜19:00(18:30 L.O.)※年末年始休あり
    • 不定休

    線路沿いにある小さなカフェ。玄米などを主体としたごはんメニューと、オーガニックのハーブティーやルイボスティーなどこだわりのお茶・コーヒーを提供する。手作り雑貨も販売していて、店内はほっこりとした空気に包まれている。コンセプトを決めず、メニューも雑貨も店主の橋さんが好きなものを集めたらこうなった、という自然体で営業。お店の都合で休みがちになるのは避けたいという信条のもと、日々こつこつ営業する生真面目さにも好感。世田谷線を眺めて静かに時間を過ごしたい人はぜひ。

  • 【グルメ】TROIS─QUARTS(ビストロ トロワキャール) 記念日も普段使いも 隠れた名ビストロ

    • 三軒茶屋方面ホーム下高井戸寄り出口より徒歩30秒。踏切前の建物の2F。
    • 世田谷区若林4-21-4 宮田屋ビル2F
    • 03-5787-6362
    • ランチ12:00〜15:00(13:30 L.O.、土日祝14:00 L.O.)、ディナー18:00〜23:00(22:00 L.O.)※夜は小学生未満入店不可。アミューズ(パン)500円。
    • 月曜(祝日の場合は営業、翌日休)、火曜はディナーのみ営業 ※12/29〜1/2休

    駅からすぐの場所にある、10月に4周年を迎えたビストロ。定番のビストロ料理を主体に、フランス産と国産のワイン約50種を提供。普段使いにもよさそうな気負わない雰囲気だが、オーナーシェフ木下さんの腕前に定評があり、近隣の人びとには記念日や特別な日の食事にも利用されている。ディナーコースは4,860円から。夜はアラカルトもOKで、前菜とワインだけ楽しむといった使い方も可能。地域に密着し親しまれる存在でありたいと木下さん。トロワキャール(3/4)とは、料理・ワイン・おもてなしの三つの意味。お客さんが来てくれて4/4となる。シェフの思いが伝わる名店だ。

  • 【ショッピング】nostos books(ノストス ブックス) 単なる古本屋に非ず 「知」と「美」の発信基地

    • 三軒茶屋寄り出口より徒歩1分。松陰神社通りを世田谷通り方面に進んだ右手。
    • 世田谷区世田谷4-2-12
    • 03-5799-7982
    • 13:00〜21:00、土日祝12:00〜20:00 ※年末年始休あり
    • 水曜

    商店街の真ん中に、雰囲気のよい古書店が2013年8月にオープンした。デザイン事務所も兼業しており、写真集やアート・デザイン関係の本が充実している。もちろん一般書も扱い、買い取りにも対応。通りに面したガラス張りの店内は明るく、一般的な古本屋とは一線を画したイメージ。しかし意外と商店街になじんでいるのは、元々この街に知的な要素があるからこそだろう。トートバッグや缶バッヂなどのオリジナルグッズもあり、LINEスタンプもネットで販売中。何かアイデアが欲しいと思っている人は、ここに来ればヒントに出合えるかも。

  • 【グルメ】STUDY(スタディ) 楽しみ方はいろいろ 駅前のくつろぎ空間

    • 三軒茶屋方面ホームの三軒茶屋寄り出口の前。
    • 世田谷区若林4-20-7 1F
    • 03-6804-0160
    • 12:00〜23:30(23:00 L.O.)、日曜は〜18:00(17:30 L.O.)、ランチタイム〜15:00、ティー15:00〜18:00、ディナー18:00〜 ※18:00以降は1ドリンク要注文。
    • 無休 ※年末年始休あり

    駅の目の前にある、今や街の顔的存在となった感もあるカフェ。9月に4周年を迎えた。"街の食堂"を目指し、なるべく手作りに徹した洋風定食や、ワインなどのお酒、自家製スイーツメニューなどを提供。どの時間帯でもウェルカムな雰囲気に満ちている。「洒脱系大衆カフェ&イベントスペース」と謳い、音楽のライブなどイベントも豊富に行う。1月中旬には恒例の餅つきも予定。夜はお酒だけでなくお茶もOKなので、ついつい通ってしまいそう。勉学の街に因み「スタッフも日々勉強」との思いが店名に込められているそうだ。

  • 【グルメ】Recolte(ビストロ レコルト) 昼夜気軽に楽しめるワインビストロ

    • 三軒茶屋寄り出口より徒歩1分。松陰神社通りを世田谷通り方面に進んだ右手。
    • 世田谷区世田谷4-2-14 SAKAIビル1F
    • 03-3428-6448
    • ランチ11:30〜14:00(L.O.)、ディナー18:00〜22:00(L.O.)※夜のみパン代300円。
    • 水曜 ※年末年始休あり

    松陰神社通り商店街に面した好立地に、2013年3月にオープンしたワインビストロ。イタリアンの要素も入った料理を、各国の銘柄が約100種もそろったワインとともに、カジュアルに楽しめる店だ。グラスワインは626円から。ワイン以外のお酒も充実していて、夜を陽気に過ごせる店とすでに地元の人びとに親しまれている様子。気の置けない仲間とはもちろん、ひとりで仕事帰りに立ち寄ってもOK。もう少し暖かくなったら、喫煙やペットとの同席も可能なテラス席で通りを眺めても楽しそう。

  • 【ショッピング】Soranicle(ソラニクル) 商店街で出合える 空とミラクル

    • 三軒茶屋寄り出口より徒歩2分。松陰神社通りを世田谷通り方面に進んだ左手。
    • 世田谷区若林3-17-4
    • 03-6450-8760
    • 11:00〜17:00
    • 不定休 ※年末年始休12/28〜1/4(1/1のみ短縮営業)

    世田谷通りの手前にちょこんと佇む、手作りアクセサリー&布雑貨とアンティークの店。店主の八木田さんは洋服を専門に学び、服飾メーカーに就職し、雑貨の面白さに魅せられこの店を2012年9月にオープンさせた。ヨーロッパで買い付けたアンティーク雑貨と、クリエイターによるハンドメイド雑貨を扱い、その品ぞろえはロマンティックでガーリーな魅力に満ちている。商店街の庶民的な雰囲気が気に入ってこの場所に出店したという八木田さん。年齢層の広い女性たちが日々立ち寄ってくれるのがうれしいそう。やさしい気持ちになれる店。

  • 【グルメ&ショッピング】せたがや縁側cafe おいしくてヘルシーな国産食材の逸品たち

    • 三軒茶屋寄り出口より徒歩1分。松陰神社通りを神社方面に進んだ右手。
    • 世田谷区若林4-20-12
    • 03-5779-8707
    • 11:00〜18:00
    • 日曜・祝日 ※12/29〜1/4は無休(12/31〜1/3は11:00〜17:00)

    昔ながらの日本の食材を見直し、作り手から直接仕入れ、その思いも含めて販売しているこの店。その厳選された品ぞろえは東京では手に入りにくい物も多く、遠方からわざわざ購入に来る人も。中でも看板商品は「玄米甘酒」。江戸時代から栄養ドリンクとして知られてきたとおり、体にうれしい効果がいっぱい。麹だけの甘味がたっぷりで砂糖は不使用、もちろんノンアルコールなので老若男女誰でもおすすめだ。神社への参拝客で賑わうお正月の三が日は、店頭で甘酒を楽しめる。古きよき日本の暮らしの魅力を飲んで食べて実感してみたい。

※こちらの記事は、2014年12月20日現在のものです。