MAGAZINE:
- 5月号Vol.278 / May / 2024毎月20日発行
- 特集:自分で「作る」「直す」楽しみ
- 今月の街さんぽ:菊名・妙蓮寺
- もらって嬉しい手土産スイーツ:Maison de Luzガトーバスク[みなとみらい線/元町・中華街]
- 連載: 宇宙のカケラ/この街で、働く人たち/愛すべき、推したち
LINK:
INFORMATION:
記載されております内容につきまして、新型コロナウイルスの影響により、一部店舗・施設が営業中止・変更となっている可能性がございます。
お出かけの際は記載されているお問い合わせ先にご確認をお願い致します。
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SHOP:
- 自分で「作る」「直す」楽しみ
- ほしいものはワンクリックで買える時代ですが、
日常に寄り添うアイテムを何かひとつ、自分で作ったり直したりしてみませんか?
靴作り、金継ぎ、木工体験、リース&スワッグ作りの教室をご紹介。
※こちらのコンテンツは、特集『自分で「作る」「直す」楽しみ』より抜粋してご紹介するものです。
習えること:靴作り
hosoiri works◎東横線/学芸大学
- 住所:目黒区五本木3-32-8-101
- ☎無(hosoiriworks.comより問い合わせ)
- 営業時間:レッスン状況による
- 休:月・金(公式サイトで要確認)
- 学芸大学駅より徒歩5分 ※ルームシューズのワークショップ(約2時間¥8,000)は土の15:30~ほか応相談。
習えること:靴作り
kisakishoes◎田園都市線/青葉台
- 住所:横浜市青葉区つつじが丘10-21-301
- ☎080-5179-2171
- 青葉台駅より徒歩5分 ※サボ作りショートコース(全4回¥42,000)は水・木・土・日の中で相談のうえ日時調整。単発のワークショップは不定期で開催。詳細は公式サイトで確認。
習えること:金継ぎ
kito◎田園都市線/梶が谷
- 住所:川崎市宮前区(自宅アトリエ)
- ☎無(kitokintsugi.comより問い合わせ)
- 梶が谷駅よりバスで約15分(午後のクラスのみ溝の口駅まで送迎可) ※Basic class(¥5,000/1回)は全6回で完了が目安。日程は前月20日頃公式サイトで告知。
習えること:金継ぎ
うつわ継ぎ山鳥◎田園都市線/たまプラーザ
- マダレーナカフェ 住所:横浜市青葉区美しが丘3-36-1
- ☎問い合わせはmrsmarry4277@gmail.comまたはマダレーナカフInstagramで
- 営業時間:11:00~18:00
- 休:月・火・日
- たまプラーザ駅よりバス、「美しが丘3丁目」下車徒歩1分 ※マダレーナカフェ教室は毎月第1月曜の午前・午後に開催。ビギナークラス(全5回)¥31,000。
習えること:金継ぎ
Atelier fourteen◎みなとみらい線/元町・中華街
習えること:木工
Makers' Base Tokyo◎東横線/都立大学
- 住所:目黒区中根1-1-11
- ☎03-6421-1571
- 営業時間:10:00~19:30
- 休:不定休
- 都立大学駅より徒歩1分 ※箸作りワークショップ(¥4,950)は所要時間約2時間半。開催スケジュールの確認、並びに予約・決済は公式サイトより。
習えること:リース&スワッグ
Kinote dried flowers◎田園都市線・こどもの国線/長津田
習えること:リース&スワッグ作り
株式会社RIN◎東横線・田園都市線/渋谷
- 住所:渋谷区神宮前3-31-17 ビラ・ローザ402号
- ☎無(公式サイトより問い合わせ)
- 渋谷駅より徒歩20分 ※ワークショップは、5月下旬に自由が丘エリアで実施予定。詳細は、随時株式会社RINのHP(lossflower.com)にてお知らせします。
習えること:リース&スワッグ作り
&Lilla Lilla 藤が丘教室◎田園都市線/藤が丘
- 住所:横浜市青葉区藤が丘(自宅アトリエ)
- ☎無(www.lilla-lilla.comより問い合わせ)
- 藤が丘駅より徒歩7分 ※体験レッスンは火・水に開催。初回の方のみ受講可。通常は花束(¥6,600)ですが、リースかスワッグを希望の場合は¥6,600~(花材により異なる)。詳細は公式サイトで確認。
習えること:リース&スワッグ作り
RANUN◎池上線/荏原中延
- 住所:品川区中延(自宅アトリエ)
- ☎090-4620-1116
- 営業時間:11:00~17:00
- 休:不定休
- 荏原中延駅より徒歩5分 ※1回のレッスンは所要時間約2時間。ベーシック¥7,700、アドバンス¥11,000、体験レッスン¥5,500ほか。詳細は公式サイトで確認。
習えること:リース&スワッグ作り
N*bouquet◎東横線/大倉山
習えること:リース&スワッグ作り
K’s club DAIKANYAMA◎東横線/代官山
- 住所:渋谷区恵比寿西1-32-29 代官山風の館101
- ☎03-3496-5016
- 営業時間:10:00~19:00
- 休:不定休
- 代官山駅より徒歩3分 ※ワークショップ¥4,400、体験レッスン¥5,500、コースレッスン¥8,800。詳細は公式サイトかSNSを確認。
MACHI-SANPO:
- 菊名・妙蓮寺
- 東横線で渋谷からおよそ30分。菊名・妙蓮寺は、新横浜からほど近くも、「妙蓮寺」が鎮座する歴史的なエリア。昔ながらの風情ある街並みを散策してみませんか?
- Osteria Italiana COVAオステリア イタリアーナ コヴァ
- 果物のフレーバーをひと皿に。
確かな技術が生む、モダン・イタリアン - オーナーシェフの古賀雅仁さんは、過去に日本最大級の若手料理人コンペティション「RED U-35」でブロンズエッグ賞を受賞した実力派。地元・神奈川産の食材にこだわった季節の料理を、ランチ・ディナー共に予約制のコースで提供しています。発酵させたり、切り方を工夫したりしながら果物を取り入れる、おいしさへの探究心に富んだ繊細なひと皿が見事。
- ◯ディナーより、メインが選べる「ライトコース」
(¥5,800)の一例。この日はエゾ鹿のタルト、蛤のフラン、にんじんのティラミスの「アミューズ」、ライムを練り込んだ手打ちパスタ「白魚とカラスミ 菜の花のソース」、イタリアワイン(グラス¥920~)。◯10日間熟成させたメインの「真鯛のポワレ」にはキウイのソース。◯レストランは綱島街道沿いに面したビルの一角。 - 住所:横浜市港北区菊名6-21-30 REUGE NOIR 1階 ☎045-298-1537 営業時間:11:30~13:30L.O./18:00~20:00L.O. 休:水(そのほか不定休あり) ※前日までの完全予約制。予約はHPの予約受付にて。
- MAP
- とんかつ かつき
- 元精肉店だからこそ叶う
昔ながらの安心の味 - 親子代々続く精肉店が、1997年よりとんかつ店に。創業からメニューはほとんど変わらず、ロース・ひれかつの定食が定番です。信頼のおける卸業者から仕入れる豚肉は、群馬が中心の国産で、その都度よいものを厳選。衣には中目の生パン粉、揚げ油には基本的にサラダ油を使い、低温で揚げているからこそ昔ながらのあっさりとした味を叶えます。最初のひと口はピンクソルトで。
- ◯一番人気の「ロースかつ定食」(120g¥1,400)には、小鉢と自家製のぬか漬けも付きます。そのほか、メニューには「おろしかつ定食」「チキンかつ定食」などもあり、リーズナブルなランチも。◯落ち着いた雰囲気の店内は、ひとりでも利用しやすいカウンター席と団体向けのテーブル席が4つ。◯メニューに迷ったら、ひれ、えび、きすの「フライ盛り合わせ定食」(¥1,600)。
- 住所:横浜市港北区菊名4-3-22 金子ビル ☎045-401-9978 営業時間:11:30~14:00L.O./18:00~21:00L.O. 休:日・水
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- canoカノ
- 美しく機能的なアイテムが揃う
アトリエ兼ショップ - もともと縫製が好きだったというデザイナーの高橋奈央さんが2015年に立ち上げたブランド〈cano〉。自然光が差し込む明るい店内では、シンプルで、軽くて丈夫な帆布のバッグを中心に販売しています。新作は、美しいシルエットはそのままに、新たにポケットを付けてリニューアルした定番の「デニムパンツ」。ワードローブの定番になり、より長く使えるものが豊富です。
- ◯気になる体のシルエットをカバーしてくれる「デニムパンツ」(インディゴ¥28,600)、デニムパンツの端切れを使ったアトリエ限定「クッションカバー」(生成り¥7,700)、共に2色展開。◯アトリエは、妙蓮寺駅から徒歩12分ほどの住宅街。◯ろう引き加工の帆布を使った大人にふさわしい「バックパック」
(¥30,800)。ダークグレーのほかベージュも。 - 住所:横浜市港北区富士塚2-5-32-1 ☎無 営業時間:12:00~16:00 休:不定休 ※週1営業。営業日はHP(canoatelier.com)にて公開。お問い合わせは、Eメール: info@cano-atelier.com まで。
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- TERA COFFEE 妙蓮寺店テラコーヒー
- 横浜を拠点とする
テラコーヒーのロースタリー - スペシャルティコーヒーにこだわり、白楽と大倉山の2カ所に構える「テラコーヒー」のロースタリー兼ショップ。系列店のほか飲食店からの特注もあわせて、毎朝コーヒー豆を焙煎しています。その数なんと、ブレンドだけで5種、シングルオリジンが20種以上。ショップでは、豆をはじめ、ハンドドリップコーヒーや抽出器具、オリジナルグッズなどを販売しています。
- ◯焙煎の様子。手作業のピッキングから焙煎、配送手配まで一貫して行います。◯店舗は元郵便局をリノベーション。◯コーヒー豆がずらりと並んだショップ。豆とスイーツを組み合わせてギフトにも◎。◯カエルのロゴがポイントの「オリジナルマグカップ」(小¥1,560)、滑らかでほろ苦い「TERA COFFEEの珈琲プリン」(¥480)。
- 住所:横浜市港北区菊名1-12-11 ☎045-710-0002 営業時間:10:00~19:00(ドリンク18:30L.O.) 休:無(そのほか不定休あり)
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- sinonokaシノノカ
- シンプルかつ上品に。
日常に寄り添うお菓子 - 目黒「パティスリー・スリール」や、横浜「メゾン ハンゾウヤ」などでお菓子の研鑽を重ねたシェフの篠崎大介さんが2020年にスタート。ケーキも焼き菓子も、フランス菓子の確かな技術を感じさせながらも、子どもからご高齢の方までが安心して食べられる親しみやすさを大切にしているそう。人気のクッキー缶や果物を使った季節もののケーキは、午後には完売することも。
- ◯ショーケースに並んだ季節のケーキ。この日は、洋梨入り「ほうじ茶ポワール」、いちごの「タルト フレーズ」「ユズ ショコラ」など。◯こぢんまりとした店内。お菓子は電話予約も可能です。◯看板商品のクッキー缶「sinonokan」(¥2,970)。シェフ自慢のプレーンとショコラの「ディアマン」や「ガレットブルトンヌ」「フロランタン」などフランス伝統菓子6種入り。
- 住所:横浜市港北区菊名1-12-14 1階 ☎045-633-4223 営業時間:11:00~17:00 休:月・火
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- Chez Mamieシェ マミー
- 三つ星レストランの技術が光る
マミさんのビストロ - フランスに5年半、スイスに18年居住歴のあるオーナーシェフの芦田麻美さんが腕を振るうのは、現地の三つ星レストランで長年培った技術を生かしながらも親しみやすいフランスの家庭料理。料理に合わせて自身が厳選している50種ほどの自然派ワインは、ヨーロッパ産を中心に珍しいスイス産も。オーナーの名前をかけた店名は、フランス語で「おばあちゃんの家」の意味。
- ◯ローストビーフやキッシュなどの「前菜盛り合わせ」
(¥2,000)、この日は菊芋を使 った「本日のスープ」
(¥700)、スイスワイン「ラ・コロンブ」(グラス¥1,900)。◯フレンチスタイルの「野菜沢山のクスクス」(¥1,800)はあっさりとした味わいが絶品。アラカルトのほか事前予約制の本格フレンチのコースも。◯店内はテーブル席が中心。 - 住所:横浜市港北区菊名1-4-6 ☎045-642-5917 営業時間:17:00~21:30L.O. 休:水、第3木
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- Boulangerie 14区ブーランジェリー ジュウヨンク
- メインディッシュを引き立てる
毎日の食事においしいパンを - パリで著名なブーランジェ、ドミニク・サブロンさんのもとで2年、その後、現地で7年パン作りの研鑽を重ねたシェフ、八木哲郎さんと佐樹子さんのお店。自家製天然酵母、国内外の小麦粉15種ほどをパンによって使い分けながら作る、バゲットやカンパーニュなど基礎がしっかりとしたハード系が主役。そんなパンを生かしたサンドイッチやデニッシュなども充実しています。
- ◯おすすめは、噛むごとに小麦のうま味が広がる長時間低温熟成の「バゲット」(¥330)、マダガスカル産バニラビーンズと発酵バターが香る「特選メロンパン」(¥210)、キューブの中にぎっしり詰まった「クリームチーズあんぱん」(¥220)。◯旬の果物を使ったデニッシュも人気。◯常時40種ほど並ぶパンは、お昼にかけて焼き上がります。
- 住所:横浜市港北区菊名1-4-2 ☎045-642-6858 営業時間:10:00~20:00 休:水・木
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- 鴨屋そば香 妙蓮寺本店
- たった4坪で創業した
人気そば処のスタート地点 - 2008年に創業し、今では、菊名・日吉・大倉山にも展開する「鴨屋そば香」。北海道幌加内産のそば粉を自社工場で製麺する、香り・コシ共にバランスの取れた7割そばを提供しています。こだわりはほかに、宗田節・さば節・しいたけ・煮干し・利尻昆布で取るしっかりとした味わいのだしと生産者指定の千葉産の鴨肉にもあり。食事には、そんな自慢の「鴨せいろ」をぜひ。
- ◯そば前には、その時々で内容が変わる「大将おすすめ前菜3種盛り合わせ」(¥650)、「鶏もものそば味噌焼き」(1枚¥1,000)、日本酒「そば香オリジナル 本醸造辛口」(1合¥600)。◯自家製鴨ローストをのせた創業からの看板メニュー「トロトロ鴨せいろ」(¥1,380)。◯和モダンで落ち着いた雰囲気の店内にはカウンター席も。
- 住所:横浜市港北区菊名1-3-8 コーポ静河1階 ☎045-309-8546 営業時間:11:00~15:30L.O./17:00~23:00L.O. 休:不定休
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- Restaurant BOOOレストラン ブー
- 妙蓮寺の人々に愛される
ユニークな西洋料理店 - 2012年にオープンし、今年12周年を迎えたこちらは、フランスやイタリア、スペインなど“世界各国の好きなもの”を提供する西洋料理店。前菜のシャルキュトリーからメインの肉料理、食事のパスタ・リゾットまで、ボリュームたっぷりでありながら素材の持ち味を引き出した味付けが絶妙です。迷ったらここを挙げることも多いであろう、地元の人々も太鼓判を押すお店。
- ◯創業から定番のシャルキュトリーをはじめ季節の「前菜5種盛り合わせ」(¥2,650)、上質な肉のうま味が絶品の鹿児島産「スペアリブ」(¥2,650)、スペインビール「エストレーリャ ガリシア」(¥880)。料理は数人でシェアできるボリューム。◯木曜限定「スパイスカレー」(¥1,000)。今はなきキッチンカーで好評だったカレーが復活。
- 住所:横浜市港北区仲手原2-1-23 フラワーハイツ吉村102 ☎045-402-0350 営業時間:金・土のみランチ12:00~15:00/18:00~22:30 木11:00~14:00/17:00~20:30 日12:00~21:00 休:月・火
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野菜愛にあふれる“さいとうさんの料理”
野菜レストランさいとう
住宅街に構えるこちらは、野菜中心の料理が評判の一軒家レストラン。木を基調とした店内は、天井が高く、開放的な空間が広がります。“野菜中心の料理”とは、フレンチを基本に、和の要素で素材の持ち味を引き出すアレンジをした、オーナーシェフ齊藤良治さんによるオリジナルの料理のこと。
ここでは青果が命。特に野菜は週3回、近郊の横浜、横須賀、三浦にある農園へシェフが足を運び、自らが採ったものだけを使います。齊藤さん曰く、「実際に農園で見ないことにはわからないんです。どういうスタンスで野菜を作っているのかがわからないと安心して料理をお出しできない。だから、生産者さんとお話しして『本当にいい野菜を作る』と納得したうえで仕入れます。価値観に共感できることを大事にしています」。
今日のコースで使われた野菜はおよそ25種。なかでも「旬がいちばん」だと話す齊藤さんはこう続けます。「やっぱり盛りの野菜はおいしい。たとえば大根は、冬だと『トウが立つ』といって、花が咲き始めると味が落ちてしまいます。旬が終われば使わないので、味は、野菜を見ながら作ります」。
来年20周年。「生産者さんとの関係もお客さまとの関係も、積み上げてきたものは信頼というカタチ。本当にありがたいですね」と穏やかに語ってくれました。
ここでは青果が命。特に野菜は週3回、近郊の横浜、横須賀、三浦にある農園へシェフが足を運び、自らが採ったものだけを使います。齊藤さん曰く、「実際に農園で見ないことにはわからないんです。どういうスタンスで野菜を作っているのかがわからないと安心して料理をお出しできない。だから、生産者さんとお話しして『本当にいい野菜を作る』と納得したうえで仕入れます。価値観に共感できることを大事にしています」。
今日のコースで使われた野菜はおよそ25種。なかでも「旬がいちばん」だと話す齊藤さんはこう続けます。「やっぱり盛りの野菜はおいしい。たとえば大根は、冬だと『トウが立つ』といって、花が咲き始めると味が落ちてしまいます。旬が終われば使わないので、味は、野菜を見ながら作ります」。
来年20周年。「生産者さんとの関係もお客さまとの関係も、積み上げてきたものは信頼というカタチ。本当にありがたいですね」と穏やかに語ってくれました。
- ◯予約制の「きわみプラスコース」(¥7,000)の一例。肉・魚の2品提供されるメインより「本日のお魚のソテー ひじきと苺のソース」。内容は仕入れ状況により変わります。◯コースに含まれるスペシャリテ「春野菜のパレットサラダ」の野菜は15種以上。ドレッシングやソースなども手作り。◯オーガニックな空間が居心地のよい店内。
住所:横浜市港北区菊名6-5-16 ☎045-434-1761
営業時間:11:00~13:30L.O.(11:00と13:30の2部制)/17:30~20:00L.O.
休:月・第2日(祝日の場合は営業、翌日休) ※前日までの予約がおすすめ MAP
営業時間:11:00~13:30L.O.(11:00と13:30の2部制)/17:30~20:00L.O.
休:月・第2日(祝日の場合は営業、翌日休) ※前日までの予約がおすすめ MAP
SWEETS:
- 撮影=星川洋嗣 スタイリング = 田口恵美 文 = chico
- Maison de Luz
- 〔みなとみらい線/元町・中華街〕
- ガトーバスク
やみつき必至、ぬくもりに満ちたバスク銘菓
「行くならアルザスかバスクと思っていたんです」。「メゾン ド プティ フール」でクラシカルなフランス地方菓子にどっぷりつかり、惹かれたという小林預言シェフ。バスクの名店「ティエリー・バマス」で研鑽を積み、バイクを走らせバスク中のガトーバスクを食べ尽くしたとか。ガトーバスクとは生地にチェリージャムやカスタードクリームを入れた昔ながらのお菓子。小林シェフが作るのは、M.O.F.パティシエ、ティエリー・バマスさんのレシピをベースに、より軽く仕上げたもの。フランス産の小麦粉と発酵バターを贅沢に使う生地に、米粉で軽さを出すのも、カスタードにアーモンドを混ぜたフランジパーヌを挟むのもバマスさん流。さらにスペインバスクのうま味の濃い岩塩、「アニャーナ」をしのばせて。外はかりほろっ、中もちり。バターとアーモンド、ほのかなラム酒の香りに包まれる。たまにシャリっとくる塩も心地よく、もうちょっとだけ、が止まらなくなる。「ガトーバスク」(直径約16cm)¥2,960(カットは1切れ¥370)はお店のシグネチャー。ガトーバスクはじめすべてのお菓子に、ノルマンディーにあるイズニーサントメール社の発酵バターを使い奥行きを広げる。ガトーバスク生地にラム酒とライムを塗ってカリッと焼いた「サブレバスク」も人気。
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Maison de Luz(メゾン ド リュズ)
住所:横浜市中区山手町135-13 山手ビル1階2号室
☎無(問い合わせは、 y.maisondeluz@ gmail.comまたはインスタグラム@maison_de_luzのDMへ)
営業時間:10:00~18:00
休:火・水(不定休あり)
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chico ◉チコ
スイーツライター、コーディネイター。ガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。共著書に、『東京最高のパティスリー』(ぴあ)。