MAGAZINE:
- 2月号Vol.287 / Feb / 2025毎月20日発行
- 特集:おうちで、そとで ぬくぬくぽかぽか
- 今月の街さんぽ:あざみ野
- もらって嬉しい手土産スイーツ:Charles-Henryレモンのタルトなど[東横線/代官山]
- 連載: 宇宙のカケラ/この街で、働く人たち/愛すべき、推したち
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お出かけの際は記載されているお問い合わせ先にご確認をお願い致します。
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Shop:
- この冬おすすめの日本茶ドリンク&スイーツ
- 沿線で見つけた、冬に味わいたい日本茶ドリンクとスイーツをご紹介。
※こちらのコンテンツは、誌面の特集「おうちで、そとで ぬくぬくぽかぽか」より抜粋してご紹介するものです。
おうちで、そとで ぬくぬくぽかぽか Chapter 1
本格宇治茶のおいしさに出合える
京都宇治 藤井茗縁◎東横線・田園都市線/渋谷
- お茶の名産地、京都府宇治市で創業480余年の歴史を持つ老舗茶園「藤井茶園」の上質な茶葉を使ったメニューを堪能できる茶寮。煎茶や抹茶、ここでしか味わえないオリジナルスイーツや料理をご用意。和モダンな空間でぜいたくな時間を過ごせます。
- recommend
- 左から:抹茶のブリュレやゼリーに、北海道産の小豆、いちごがマッチ。濃厚な抹茶ソースがいいアクセントの「抹茶のブリュレ仕立てパフェ」(宇治茶付き¥2,200)。コクと香ばしさを感じられる「抹茶入り玄米茶」(お茶菓子付き¥1,100)。
- 住所:渋谷区道玄坂1-2-3 東急プラザ渋谷6階(渋谷フクラス内)
- ☎03-5422-3923
- 営業時間:11:00~22:00(L.O.21:00)
- 休:無(施設に準ずる)
- 渋谷駅直結
日本茶をカジュアルに楽しむ
TEA TATAMO! 駒沢店◎田園都市線/駒沢大学
- 畳専門店がプロデュースする日本茶カフェの2号店として、2023年にオープン。日本文化を伝えるべく、畳を取り入れた店内で無農薬栽培の茶葉を使用した日本茶ドリンクを提供しています。相性のいい和スイーツのドリンクセットメニューもおすすめ。
- recommend
- 左から:オーガニック日本茶を練り込んだ抹茶あんに、いもけんぴをトッピングした「抹茶モンブラン」(¥600)。注文ごとに抹茶をたて、おいしさを引き出した「特選抹茶ラテ」(M¥600)。植物性ミルクに変更できる。
- 住所:世田谷区駒沢1-17-14
- ☎080-7486-3321
- 営業時間:月~木10:00~23:00、金~日10:00~24:00
- 休:無
- 駒沢大学駅より徒歩6分
全国各地の銘茶が揃うカフェ
日本茶専門店 茶倉 SAKURA◎みなとみらい線/元町・中華街
- 小方さんご夫妻が、2002年に開いた日本茶カフェ。全国各地の茶園に出向いて厳選した茶葉のお茶が常時20種ほど揃います。南部鉄器で沸かしたまろやかなお湯でいれたお茶は格別! おいしくて体にやさしい自家製スイーツや料理と一緒にどうぞ。
- recommend
- 上から:佐賀県嬉野市の高級煎茶「あさつゆ」(¥800)は、まったりとコクのある味わいが特徴。自家製にこだわったお茶のスイーツに、季節の果物を合わせた「抹茶チーズケーキとほうじ茶スコーンセット」(お茶付き¥1,700)。
- 住所:横浜市中区元町2-107 1階
- ☎045-212-1042
- 営業時間:11:00~19:00(L.O.18:00)
- 休:月(ほか不定休)
- 元町・中華街駅より徒歩2分
Shop:
- 事始めに読みたい本
- 近年オープンした注目の個人書店の方々に、事始めに読みたい書籍を教えていただきました。
※こちらのコンテンツは、誌面の特集「おうちで、そとで ぬくぬくぽかぽか」より抜粋してご紹介するものです。
おうちで、そとで ぬくぬくぽかぽか Chapter 2
書店員歴25年以上の店主が選書
フラヌール書店◎目黒線/不動前
- 「フラヌール」とは、フランス語で「歩きながら考える人」というニュアンスの言葉。「棚から棚へふらっと歩きながら、好きな本を見つけてもらえたら」と店主の久禮さん。街の書店として幅広いジャンルの本を揃えるほか、地域の特性や客層に合わせた選書にも力を入れています。親子連れでもコアな本好きでも、欲しい本が見つかります。
- recommend
不安や戸惑いをやわらげてくれる4冊
●『いっせいになにかがはじまる予感だけがする』のもとしゅうへい(セルフパブリッシング)
●『時間について100の言葉』(編)シュテファン・リーゼンフェルト、(訳)山本文子(女子パウロ会) ●『大きな魚をつかまえよう リンチ流アート・ライフ∞瞑想レッスン』デイヴィッド リンチ、(訳)草坂虹恵(四月社)
●『生=創×稼×暮』新 胡桃ほか、(編)佐々木 風(かくれんぼパブリッシング)
- 住所:品川区西五反田5-6-31
- ☎03-6417-0302
- 営業時間:12:00~20:00
- 休:水、第1・3火
- 不動前駅より徒歩3分
美しい空間でゆっくり読書体験を
Shin saka bashi Books◎東横線/代官山
- エッセイストの平松洋子さんや彫刻家の名和晃平さんほか、各分野で活躍するアーティストなど15人が、「人生で影響を受けた10冊」をそれぞれ選書。「本の背景や選者についてご紹介したり、お客さまとの対話を楽しんでいます」と店長の北村さん。同店がセレクトした、自然、食、哲学をテーマにした豊富な書籍にも注目。
- recommend
新しい年を迎え、暮らしの原点に立ち返る4冊
●『陰翳礼讃』谷崎潤一郎、(写真)大川裕弘(PIE International)
●『珈琲夜船』菅原 敏(雷鳥社)
●『OBJECTS balance of differences』南雲浩二郎(世界文化社)
●『人間主義的経営』ブルネロ・クチネリ、(訳)岩崎春夫(クロスメディア・パブリッシング)
- 住所:渋谷区代官山町18-10
- ☎070-4446-1288
- 営業時間:11:00~18:00
- 休:日
- 代官山駅より徒歩3分
会員の個性が光るシェア型書店
NoDo_◎東横線/学芸大学
- 「本の中心にある余白『ノド』を、人生にも作れる場になれば」と、オープンしたシェア型書店。会社員や写真家など20人ほどの会員がみずからの専門分野や興味をもとに本を選んでいます。月に数回、会員が店番をする日もあるそう。スタッフの妻がセレクトする上質な育児本や絵本も必見。定期的にイベントやギャラリー展示も。
- recommend
新しいことを始めたくなる、会員推薦の4冊
●『「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考』末永幸歩(ダイヤモンド社)
●『50歳からのごきげんひとり旅』山脇りこ(大和書房)
●『なりたい自分との出会い方 世界に飛び出したボクが伝えたいこと』岡本啓史(岩波書店)
●『おとなの浴衣、はじめます』山崎陽子(技術評論社)
- 住所:目黒区中央町2-3-8
- ☎無(問い合わせは公式サイトより)
- 営業時間:12:00~18:00
- 休:月・火
- 学芸大学駅より徒歩10分
MACHI-SANPO:
- あざみ野
- 渋谷から田園都市線の急行で約20分。あざみ野は、東京・横浜の都心部にアクセスしやすい人気のベッドタウン。緑豊かなこのエリアに点在する名店をご紹介します。
- 蕎麦 いのも
- カウンターで堪能する
季節の天ぷらと石臼挽き手打ちそば - 過去にミシュラン一つ星を獲得したそばの名店「蕎楽亭」出身の店主・井面亮太さんが2023年にオープン。できたてを味わってもらいたいとの思いのもと、そば処には珍しく店内はカウンターが中心です。そばは井面さんの故郷・栃木産の玄そばを使い、石臼で挽いて手打ちした細麺ながら喉越しのよい十割そば。さらに、うどんやひやむぎも自家製粉というこだわりよう。
- ◯全国の銘柄を10種以上揃えた「地酒」(¥グラス850~)には、お酒が進む定番の「鴨焼き」(¥1,580)、ふわふわの「だし巻玉子」(¥1,100)を。地酒のおすすめは、栃木「菊の里酒造」の超辛口純米「大那」。◯自慢の「天ぷらそば」(¥2,280)。そば前の〆はもちろん、お食事としても。◯カウンター席の前には、臨場感あふれるオープンキッチン。
- 住所:横浜市青葉区新石川1-22-1 サンパティオ1 ☎045-509-1843 営業時間:11:30~14:00L.O./17:00~20:00L.O. 休:日・月・祝日
- MAP
- J.DEUX CERCLE あざみ野本店ジェイドゥセルクル
- まるで花びらのような
とびきりのラングドシャ - 有機てんさい糖や主に国産小麦など、体にやさしい素材を使用した焼き菓子のお店。もともと限定商品だったラングドシャクッキーの人気に火がつき、今では二子玉川・渋谷のショップで販売されるだけでなく全国からも注文が入るほどのスペシャリテに。焼き菓子はすべて工場を併設した本店で製造され、菓子職人が1枚ずつ手作業で箱詰めしています。
- ◯北海道産生クリーム使用のラングドシャとフランス産チョコレートのアソート「リングバニラ ローズチョコ」(¥1,620)。◯店内には、15種ほどのアソート、フィナンシェやマドレーヌなどの焼き菓子が並びます。◯ラングドシャとマカダミアナッツを使った絶妙な食感のクランチチョコレート「ガーベラクランチ ホワイトチョコ」(¥1,890)。
- 住所:横浜市青葉区あざみ野南1-16-6 ☎045-507-8277 営業時間:11:00~18:00 休:月・火
- MAP
- sopa i vidaソパイヴィダ
- スペイン料理を気軽に楽しめる
やさしいスープとパエリアのお店 - スペインの食材を中心に輸入・販売するグランジャポンが運営。1960年代に創業した「アネト」の自然派スープやパエリアのだし、1934年創業の「グランハ・サンフランシスコ」の紅茶など輸入食材をお試しできる場として、青葉区の季節野菜を使ったスープセットやパエリアプレートを提供しています。金曜夜は、豊富なスペインワインとタパスを楽しめるバルに!
- ◯お好きなスープとパンを選べる「スープセット」
(¥998)はこの日、カタルーニャ伝統の肉詰めパスタのスープ「ソパ・デ・ガレッツ」と完熟トマトをのせた
「パン・コン・トマテ」。「はちみつ紅茶」(ホット¥550)。◯オムレツを添えた魚介の「やさしいパエリアプレート」(単品¥1,200、スープセット¥1,680)。◯こぢんまりとした店内はカウンター席。 - 住所:横浜市青葉区あざみ野2-9-1 あざみ野駅前第二ビル1-E ☎045-910-0108(グランジャポン/平日10:00~17:00) 営業時間:12:00~16:00(水・木~20:00、金~22:00) 休:日・月・土・祝日
- MAP
- おにぎり わ
- 宮城産「ササニシキ」にこだわった
愛すべき日本のソウルフード - 「横浜スタジアム」で長蛇の列ができるほど人気だった伝説のおにぎり店。味の決め手となるお米は、粘りの少ない淡白な味わいでありながら冷めてもおいしい「ササニシキ」を使い、しっかりとした粒が引き立つように「握らず、形を整えるだけ」と、オーナー岸野和美さんは話します。自家製をはじめ30種以上の具材を揃えるほか、気が利いたお総菜やお弁当も。
- ◯おすすめの自家製具材は手前から、甘さと塩加減がいい塩梅の「鶏そぼろ」(¥248)、爽やかな辛さの「青唐辛子味噌」(¥248)。定番の「厚焼き玉子」
(1P¥194)、「藻塩のから揚げ」(1P¥140~)。◯予約制「おもてなし弁当」(¥1,500~)は、梅しそちりめん・天むす・鮭の人気トップ3とお赤飯のミニおにぎり入り。◯店先には簡易的なテーブルも。 - 住所:横浜市青葉区あざみ野2-12-1 丸善ビル1階 ☎045-482-7876 営業時間:8:00~14:45 ※ご飯がなくなり次第、終了 休:不定休
- MAP
- LETTERレター
- 大切なあの人へ
日々の思いを届けるフローリスト - 送り手と受け手の架け橋としてお手伝いしたいという思いのもとスタート。週2回以上行う「世田谷市場」での仕入れでは、切り花を中心に、葉ものや枝もの、鉢ものなど、季節感を大切にセレクトしています。フラワーギフトは、ブーケをはじめ、バスケットアレンジメントやスタンドフラワーなど幅広いニーズに対応。特別な日だけでなく、一輪挿しを日常にも◎。
- ◯洗練された店内には、定番とシーズンもののみずみずしい切り花が並びます。◯「フラワーブーケ」の一例(¥3,850)。イメージや色味、予算などの相談に応じてくれるほか、電話注文・全国配送も可能です。◯青い窓枠が印象的なお店。
- 住所:横浜市青葉区あざみ野2-28-2 パールビルB103 ☎045-511-8778 営業時間:10:00~19:00(土・日・祝日~18:00) 休:月・火(そのほか不定休あり)
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- PICCOLAピッコラ
- ユーラシアをひとつに?!
多国籍料理のワインバル - あざみ野の本格イタリアン「イル・ボッチョーロ」姉妹店。意外にもイタリアンの枠にとらわれず、中国、タイ、ベトナム、フランス、スペイン、アメリカなど世界各国の料理を提供するユニークなスタイル。お酒は、ソムリエが厳選したヨーロッパからニューワールドまでのワインを中心に、オリジナルカクテルやビールなどが豊富。気軽に1杯だけでも◎。
- ◯たっぷりの香草とオリジナルのミックススパイスをのせたオリエンタルな味わいがクセになる「スペアリブのPICCOLA風」(¥2,200)、国産の「フレッシュオイスター」(1P¥660、2P¥1,320)、「ワイン」(グラス¥550~)。◯店内はカウンター席のほか、5~6人がけのテーブル席も。◯ランチにも登場する好評の「鶏肉のフォー」(¥1,580)。
- 住所:横浜市青葉区あざみ野1-24-5 影山ビル1階 ☎045-530-9562 営業時間:11:30~15:00/17:00~24:00 ※火はディナー営業のみ 休:月(祝日の場合は営業)
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- 串とも
- 新鮮な魚介と有機野菜の
串揚げで季節を満喫 - 2001年創業、あざみ野で知る人ぞ知るお店。店主自らが足を運んで仕入れる、川崎「北部市場」の魚介と神奈川の三浦・栃木・山梨の有機野菜を使い、丁寧な仕込みによって素材の持ち味を引き出します。そんな串揚げは、夜はストップをかけるまで揚げる約25種の「おまかせコース」1本で提供。お昼は、8種からのコースやお得なランチセットも。
- ◯スティック野菜、刺し身、串揚げが付く「おまかせコース」(¥6,600)より、この日の串揚げは、しいたけ、白身魚のとんぶりのせ、小海老のしそ巻き、アスパラ、ヒレカツ。お好みで、宮古島の「雪塩」、オリーブオイルなどを。ワイン(グラス¥770~)。◯店内は落ち着いた雰囲気。◯¥1,200~のランチより、日替わりの「ミックスフライ」の一例(¥2,000~)。
- 住所:横浜市青葉区あざみ野1-26-7 メゾンあざみ野1階 ☎045-901-9906 営業時間:11:30~14:00/17:30~22:00 休:水(祝日の場合は営業)
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- ベッカライ徳多朗
- 創業35年の名店が再出発。
今なお変わらない徳多朗のパン - 1990年の創業以来、地元のみならず全国のパン好きにも愛される名店。創業者である徳永さんご一家が昨年長野で新たなベーカリーを再出発させた今、徳永さんとともにここで長年パン作りをしてきた職人の湯浅伸一さんがその味を受け継ぎます。パン作りの基礎や看板商品の「卵サンド」など守るべきものは守りながらも、お菓子にもチャレンジしたいという今後に期待!
- ◯この日は栗や紅玉など、旬の食材が使われる季節のデニッシュ。そのほか、総菜パンや食パン・ハード系なども合わせて60種ほどが続々と並びます。◯レーズンの甘さと卵のフィリングが絶妙な組み合わせの「レーズンブレッドの卵サンド」(¥470)、創業からの定番品「ミルククリーム」(¥320)。◯建物はそのまま、現在はカフェがなくなり、パンの対面販売だけに。
- 住所:横浜市青葉区元石川町6300-7 ☎045-902-8511 営業時間:8:00~15:00 休:火・水・木 ※交通アクセスは、あざみ野駅より「たまプラーザ駅」行のバスで「覚永寺」下車、徒歩1分
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- Cafe BLanCoカフェ ブランコ
- 毎日の1杯が特別なひとときに。
中米のスペシャルティコーヒー専門店 - 「もともとコーヒーが飲めなかった」と話す店主の井口直之さんは、誤って注文したコスタリカ「ラ・ロマ農園」のコーヒーのおいしさに出合ったことがきっかけでこの世界に魅了されていったそう。コーヒーは、グアテマラ・エルサルバドル・ニカラグア・ホンジュラス・コスタリカ・パナマの中米6カ国の個性あふれる豆を毎日自家焙煎し、豆の販売とカフェで提供しています。
- ◯新鮮なうちに豆を焙煎しているというコーヒーは、1杯ずつ丁寧にハンドドリップ。◯カフェの「本日のドリップコーヒー」(¥650)、自家製「バスクチーズケーキ」(¥580)。おすすめのコーヒーは、創業からの看板商品で驚くほどクリアな味わいのコスタリカ「ラ・ロマ農園」。◯メニューはすべてテイクアウト可能。
- 住所:横浜市青葉区美しが丘西3-3-10 ☎045-902-3951 営業時間:10:00~18:00 休:火・水 ※交通アクセスは、あざみ野駅より「田園調布学園大学」行のバスで「蓬谷戸」下車、徒歩1分
- MAP
ピエモンテの風が吹く、
モダンイタリアン
モダンイタリアン
Neh.via
通り沿いで一際目を引く、コバルトブルーの扉。ここは、本場イタリアのピエモンテ州で7年料理の研鑽を重ねた岩男啓介さんがオーナーシェフの地元で評判のレストラン。岩男さんは、「僕がいたピエモンテ北部は酪農が盛んなので、お肉は牛、副産物にバターやチーズ、牛乳、生クリームが豊富。中部・南部と比べると乳製品を使う料理が多いんです」と話します。
コースに含まれる「バーニャカウダ」は現地を代表する冬の料理で、修業元のレシピに忠実なスペシャリテ。通常温めたオイルに野菜をつけるところ、ソースと野菜をひと皿に盛り合わせたスタイルで提供します。
「ソースは、牛乳で茹でこぼして香り抜きをしたスペイン産ニンニクに、生クリーム、アンチョビを加えた冷製です。季節によって乳脂肪分を調整し、バーニャカウダらしさを残しながらお野菜が引き立つよう軽めに仕上げます」と岩男さん。さらに、ピエモンテ伝統の「アニョロッティ」をアレンジした自家製パスタの「ラビオリ」について、「鹿肉と骨、赤ワイン、香味野菜で取っただしをさらに赤ワインで煮込んだラグーソースと、パスタの中からトロッと出てくる『インカのめざめ』のピューレがよく合います」。シェフ自らが厳選した、ピエモンテ産がメインのワインは60種ほど。
コースに含まれる「バーニャカウダ」は現地を代表する冬の料理で、修業元のレシピに忠実なスペシャリテ。通常温めたオイルに野菜をつけるところ、ソースと野菜をひと皿に盛り合わせたスタイルで提供します。
「ソースは、牛乳で茹でこぼして香り抜きをしたスペイン産ニンニクに、生クリーム、アンチョビを加えた冷製です。季節によって乳脂肪分を調整し、バーニャカウダらしさを残しながらお野菜が引き立つよう軽めに仕上げます」と岩男さん。さらに、ピエモンテ伝統の「アニョロッティ」をアレンジした自家製パスタの「ラビオリ」について、「鹿肉と骨、赤ワイン、香味野菜で取っただしをさらに赤ワインで煮込んだラグーソースと、パスタの中からトロッと出てくる『インカのめざめ』のピューレがよく合います」。シェフ自らが厳選した、ピエモンテ産がメインのワインは60種ほど。
- ◯「おまかせコース」(席料込み¥8,500)より、空気を纏うように盛りつけられた「お野菜のバーニャカウダ」。「スパークリングワイン」(¥1,000~)。◯パルミジャーノ・レッジャーノチーズをのせた、コースのパスタ「エゾ鹿のラグーソースとピエモンテ風ラビオリ」。◯白を基調とした明るい店内はテーブル席。
SWEETS:
- 写真=星川洋嗣 スタイリング = 田口恵美 文 = chico
- Charles-Henry
- 〔東横線/代官山〕
- レモンのタルトなど
国産果物×フレンチの技=美しいジューシータルト!
咲き誇る花か色とりどりの宝石か。世にも美しいタルトを生むシャルルアンリさんは、「ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション」など、ミシュラン星付きレストランで経験を積んだ料理人。日本のフルーツに魅せられ、国産果物とフレンチの発想を融合させたタルト専門店を始めたという。フランスの王道おやつ、レモンのタルトも彼にかかればこんなに華麗かつクリエイティブ。チュイルの花咲く六角形を一片いただけば、レモンカスタードのまろみと果実味のなかで、レモンジュレの目が覚めるような甘酸っぱさがキュン! レモンコンフィが香りと心地よいビター感を、サクサク香ばしいサブレブルトンがコクを添える。隠し味のエスプレットペッパー(爽やかな香りの唐辛子)でレモンの清涼をそっと際立たせるのも料理人的。タルトは花を描いた優雅なボックスに、ジュエリーみたいに1つずつ大切に収めて。箱を開けた途端、大切な人が驚き喜ぶ顔が目に浮かぶ。国産果物の味を大切に、砂糖は控えめ。ラインアップは果物の旬とともに変わっていく。上/レモンタルト1個¥1,100(直径約9cm)。下/オーガニックのマダガスカルバニラの豊かな香りや、コンポートのイチゴを重ね、イチゴのフレッシュさだけでなく奥行きもプラス。イチゴタルト¥2,600(直径約11cm)。
-
Charles-Henry(シャルルアンリ)
住所:渋谷区恵比寿西1-35-14
☎050-3553-3663
営業時間:11:00~19:00
休:火
代官山駅より徒歩1分
-
chico ◉チコ
スイーツライター、コーディネイター。ガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。共著書に、『東京最高のパティスリー』(ぴあ)。