MAGAZINE:

  • SALUS
  • 4月号vol.193 / Apr / 2017毎月20日発行

INFORMATION:

2017/3/20:
SALUS4月号を発行しました。
2017/2/27:
お詫びと訂正 SALUS 3月号の誤りについて
2017/2/20:
SALUS3月号を発行しました。
2017/1/20:
SALUS2月号を発行しました。
2016/12/20:
SALUS1月号を発行しました。

SHOP:

おにぎりが食べたくなったらこちら!
忙しい毎日のパワーチャージ!
おいしくて小腹も満たす、とっておきのおにぎりの店をご紹介します。

Onigily Cafe◉東横線/中目黒

おにぎりがメインのカフェ。握りたてのおにぎり2品に小鉢、味噌汁、飲み物がついた、朝11時までの「おにぎり朝食セット」(¥500)が人気。お米は長野県佐久産のコシヒカリを使用し、具材は「ねぎ味噌大葉」や「明太子クリームチーズ」「鶏そぼろ」(各¥155)など全15種。テイクアウトも。


  • 住所: 目黒区中目黒3-1-4
  • 電話:03-5708-5342
  • 営業時間: 8:00~16:00
  • 休: 不定休
  • 中目黒駅より徒歩4分

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東印度カレー商会◉目黒線/不動前

カレーの名店で密かに人気を集めるのは、日替わりで常時7種以上展開される「カレーおにぎり」。スパイスと和風出汁で炊き込むこだわりのライスに大きな豚の角煮をのせた「豚」をはじめ、「ハムエッグ」(各¥250)など個性的なメニューが豊富。昼過ぎには完売することも。取り置き可能。



  • 住所: 品川区西五反田4-32-15 石井ビル1階
  • 電話: 03-3495-4474
  • 営業時間: 11:30~15:00/18:00~21:30(おにぎりの店頭販売は7:00~売り切れまで)
  • 休: 不定休
  • 不動前駅より徒歩1分

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おにぎりや On◉田園都市線/用賀

石川県白山産コシヒカリや伊勢志摩産の海苔、沖縄県産の天日塩など、おにぎりの土台は素材重視。アラスカ産の天然紅鮭から採れる「すじこ」(¥550)や、北海道産山わさびでたらこを漬けた「わさび生たらこ」(¥300)など、ここでしか味わえないメニューが魅力。砧公園での花見には「鮭弁」(¥980)を。


  • 住所: 世田谷区玉川台2-36-12
  • 電話: 03-3708-3336
  • 営業時間: 10:00~21:00、土・日・祝8:00~15:00
  • 休: 月(祝日の場合は営業、翌火曜休み)
  • 用賀駅より徒歩5分

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玉川屋◉東横線、大井町線/自由が丘

昭和3年の創業から90年近く続く、お米とおむすびの老舗。新潟県産コシヒカリを使用したお米屋ならではのおむすびは、できたてはもちろん、冷めてもおいしい一級品。玄米や黒米、胚芽米を混ぜた「美人」のほかに、「しそちりめん」「きゃらぶき」(各¥130)など全21種を展開。8時が狙い目!


  • 住所: 目黒区自由が丘1-29-18
  • 電話: 03-3718-5361
  • 営業時間: 6:00~19:00
  • 休: 日
  • 自由が丘駅より徒歩2分

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米屋のおむすび 飯塚精米店◉東横線/学芸大学

おにぎりへのこだわりは、「おにぎりくん」なるオリジナルのブレンド精米を作るほど。人気の「さけ」(¥130~)や「すじこ」(¥150)など、具材の多くは築地市場から厳選。全25種が夕方には完売することも。店主の一押しは、新潟県産の無農薬コシヒカリで握るシンプルな「塩むすび」(¥100)。


  • 住所: 目黒区碑文谷6-1-5
  • 電話: 03-3712-7281
  • 営業時間: 7:00~20:00
  • 休: 日・祝
  • 学芸大学駅より徒歩4分

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新町三田精米店◉田園都市線/桜新町

五つ星のお米マイスターを取得した4代目店主がこだわるのは、おにぎりに使われる、特注の羽釜で炊き蒸し上げたお米。売り切れ必至の自家製「鶏味噌」(¥180)や週末限定の「スパムむすび」(¥200)のお供には、「若鶏の唐揚げ」(¥230)を。店頭では、お米についてアドバイスもしています。


  • 住所: 世田谷区新町2-2-17
  • 電話: 03-3420-4317
  • 営業時間: 7:00~19:00
  • 休: 日・祝
  • 桜新町駅より徒歩7分

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MACHI-SANPO:

大岡山
東急大井町線と東急目黒線が乗り入れる大岡山は、 大田区と目黒区を跨いだ「城南地区」と呼ばれる下町エリア。 シンボリックな東工大大岡山キャンパスのお花見とともに、 ぶらり歩きたくなる、この街の見所をご案内します。

Birreria Luppoloビッレリア ルッポロ
イタリアンクラフトビールを
郷土料理とともに
イタリア産の地ビールが40種類以上揃う希少なビアホール。リストに載っていない限定醸造の品種も豊富なので、迷ったときはソムリエにお尋ねを。ほか、ワインや日本の地ビールも常備。イタリア中部から南部を中心に約4年間修業を積んだシェフの絶品料理は、ビールにぴったり。

○黒ビール「マルシェ・ル・レ」¥2,200、爽やかで苦味のある「レアーレ・エクストラ」¥1,300。「ポルケッタ」¥1,300、「魚介のスープ仕立て」¥2,000。○生ハムやサラミの盛り合わせは6種¥2,000。
住所: 大田区北千束3-28-6 YUKI大岡山1階 電話: 03-6425-9237 営業時間: 17:00~24:00 休: 火

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つかさツカサ
その日最高の魚を最高の料理に
元鮮魚店が作る和定食
創業から約60年続く老舗食事処。鮮魚店を営んでいた先代から受け継ぐ、当代の鋭い目利きにより築地市場から毎朝仕入れる鮮魚の味を生かし、焼きもの・煮もの・お造り・揚げものなどの定食と酒の肴でもてなします。メニューに迷ったら、店主自慢の「本日のオススメ」を。

○食べ応えのある「ブリ大根定食」(¥750)は、創業当時から続く看板メニュー。ランチの目玉は、売れ切れ必至の「まかない丼」¥750。また、「自家製 山桃酒」や日本酒、焼酎など厳選されたお酒も豊富。
住所: 大田区北千束1-49-3 電話: 03-3724-5945 営業時間: 11:30~14:00/17:30~22:30 休: 日

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miso汁香房ミソシルコウボウ
身体に優しく、心も温まる
一汁一菜を毎日に
古本カフェ「ロジの木」が、店主の味噌汁へのこだわりが高じて店名を「miso汁香房」に。全国から取り寄せた20種類以上の味噌や自家製味噌で作る野菜たっぷりの味噌汁は、"完全食"といえるほど栄養が豊富。食後には、「チーズタルト」(¥400)や「味噌アイス」(¥200)も人気。

○2種類の味噌汁から選べる「一汁一菜ごはん」¥780。○「古代米あまざけ」(¥420)や「安来金山寺みそ」(¥540)のほか、江戸甘味噌や白粒味噌など、みそソムリエの資格を持つ店主おすすめの味噌も販売。
住所: 大田区北千束1-53-7 小川ビル1階 電話: 03-3723-5444 休: 不定休 *詳しい営業日時についてはホームページ(rojinoki.exblog.jp)をご覧ください。

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日本料理 手打ちそば 一祥ニホンリョウリ テウチソバ イッショウ
四季の味覚を堪能できる
洗練された和食処
尾山台の日本料理店で8年間板長を務めた店主が2年前に開店。鰹節の風味が生きる佃煮や南蛮漬け、海老春巻きなど、夜の一品料理は¥500~。お酒は、厳選した銘柄の日本酒や焼酎などを揃えています。毎朝手打ちしている香り高い十一蕎麦(¥850~)も、店主おすすめの一品。

○花わさびのお浸しや焼き空豆など春の味覚を揃えた八寸からお造りや煮物、甘味まで味わえる「季節の懐石コース」は7品¥6,000~。要予約。8.食後には自家製プリン(¥450)を。 ○団体利用にも重宝。
住所: 目黒区大岡山1-6-10 電話: 03-6670-9946 営業時間: 11:30~13:30/17:30~21:00 休: 火

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そばや 志波田ソバヤ シバタ
親子3代に受け継がれる
昔ながらの更科蕎麦
創業69年の老舗。2代目が鹿児島産の鰹節で煮出す蕎麦つゆ作りを、3代目が北海道産の蕎麦粉を使って蕎麦打ちを担当。ランチタイムは近隣の主婦や学生で賑わい、ディナータイムは酒の肴に一品料理、〆にこだわりの蕎麦を嗜む大人たちが集います。心が落ち着く空間。

○酒の肴にぴったりな4種の「前菜盛り合わせ」¥1,000。季節限定の「桜そば(おはぎ付き)」¥1,000。○丼と蕎麦がセットになった7種類のランチメニューのなかでも、一番人気は「鮭いくら丼膳」¥880。
住所: 大田区北千束1-53-10 電話: 03-3717-3727 営業時間: 11:30~15:00/17:30~22:00 休: 木
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伊藤珈琲店イトウコーヒーテン
クラシック音楽と珈琲を
人々の心に響く、昔ながらの場所
昭和53年創業の老舗喫茶店。オーナーの伊藤静子さんが丁寧に淹れる珈琲は、山口県萩市の自家焙煎所から取り寄せるこだわりの豆を使用。その味はもとよりカップやグラス、家具に至るまで、クラシックでレトロな創業当時の店の佇まいを大切に残しながら日々営んでいます。

○挽きたての豆で淹れる、深煎りのフレンチロースト¥500。珈琲のお供には、小麦が香ばしいプレーンなバタートースト(¥350)を。各国の銘柄を揃える紅茶もおすすめです。
住所: 大田区北千束1-53-11 電話: 03-3724-6976 営業時間: 10:00~19:00 休: 日
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itokitoイトキト
"ひと皿のフレンチ"を包み込む
オリジナルのパン
地元の老若男女が集う人気のベーカリー。レストランやビストロで味わうごちそうのような総菜パンを中心に、定番の角食からデニッシュまで季節に合わせて50~60種をラインアップ。"安くておいしい、安全なパン"をモットーに、生地はもちろん具材から毎日手作りしています。
○香り豊かな「レンコンとマッシュルームのアンチョビソース」(¥270)。自家製パテを使った「パテ・ド・カンパーニュ」(¥390)。ほのかに酸味が広がる「いちじくとレモンとくるみのチャバタ」(¥235)。
住所: 大田区北千束1-54-10 佐野ビル1階 電話: 03-3725-7115 営業時間:10:00~20:00(土・祝~19:00) 休: 日・月
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日本料理 佐とうニホンリョウリ サトウ
季節の移ろいを味わえる
寛ぎの空間
銀座の老舗料亭で修業を積んできた和の道20年の店主が作るのは、正統派の日本料理。旬の食材を味わってもらいたいという思いのもと、毎月変わるコース料理を提供しています。家族連れの多いこの地域に根ざしているだけでなく、ミシュランガイド調査員も推奨する店。
○八寸、「天然鯛かぶとのちり蒸し」の蒸しものなど、季節を映したコースは、先付から甘味までの10品で¥5,900。夜はコース8品¥4,300~、昼は御膳¥1,500~とリーズナブルです。
住所: 大田区北千束1-59-12 プレミアムキューブ大岡山1階 電話: 03-6459-5464 営業時間: 11:30~13:30L.O./17:30~21:30L.O. 休: 水

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炭火ダイニング 辛辛屋スミビダイニング カラカラヤ
七輪で焼く炭火焼肉と
本場の韓国料理に舌鼓
韓国出身の店主が2年前にオープンした予約必至の人気店。七輪で焼く焼肉と健康に配慮したサラダを中心にユッケジャンラーメンやチヂミなどの家庭料理を提供。チゲに使う土鍋やサムギョプサルの鉄板など、現地調達の調理器具を使った本場の味をお楽しみください。

○韓国定番の「葱サラダ」(¥580)はオーダー率95%の看板メニュー。○肉厚のタンをたたいてやわらかさと旨味を引きだした「ネギタン塩」¥1,180。たっぷりのネギとレモン汁でさっぱりといただきます。
住所: 大田区北千束1-65-6 電話: 03-3725-2929(15:00~23:00) 営業時間: 火18:00~23:00、水~土17:30~23:00(日・祝~22:00) *肉がなくなり次第閉店 休:月(火曜不定休)
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FLEUR dE SELフルール・ド・セル
マルチなニーズに応える
親しみあふれるフレンチ
元・公邸料理人のご主人と奥さんが二人三脚でスタートしたこのレストランは、肩肘張らない居心地の良さが魅力。ランチ(¥2,800)とディナー(¥4,900)は、プリフィックスコースのみで提供。「玉葱とベーコンのキッシュ(要予約)」は持ち帰りにも。1杯¥700~のワインも豊富。

○この日のランチコースには、メインに「仔羊のトマト煮込み」、前菜に「オックステールとかぶのサラダ」という春らしいメニューをチョイス。○デザートには、定番人気の「クレーム・ブリュレ」を。
住所: 大田区北千束1-64-4 電話: 03-5701-6355 営業時間: 11:30~14:00L.O./18:00~21:00 L.O.休: 月 *小学生未満のお子様はご遠慮いただいております。
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装身具 LCFソウシング エルシーエフ
鉱物をシンプルに生かした
"おまもり"のようなジュエリー
アトリエ併設のジュエリーショップ。"身に着ける人にとってなくてはならない宝物になるようなジュエリー"をコンセプトに、波に揉まれて自然に研磨されたシーグラスやカットされる前のクリスタルなど、素朴な鉱物の温かさにこだわったものづくりをしています。

○ローマングラスや天然石の鉱物があしらわれたブレスレット(各¥3,240)。アンティークに囲まれた素敵な店内にいるだけでも楽しめます。

住所: 大田区北千束1-67-7 本橋メゾン1階 電話: 03-6421-2903 営業時間: 12:00~19:00 休: 水、第2・第3木
MAP
ふきだし
ふきだし
イタリア縦断の経験が生んだ、
ユーモラスなひと皿
Ristorante Cieloblu
 鮮やかなブルーのエントランスから地階へ下ると落ち着いた空間が広がる、隠れ家のようなリストランテ。イタリア語で〝青空〟を意味する店名は、階段を上った先に望める青空に由来します。シェフの石橋毅さんは、21歳で渡欧。フランスやスイスなど各国の料理を学んだ後、約4年間をイタリアで過ごします。地方ごとの食文化の違いに魅せられた石橋さんは、北はマッターホルン山麓のチェルヴィニアから、南は地中海のシチリア島までイタリア全土を転々としながらレストランでの修業を重ね、食の豊かさを経験。
 そんな石橋さんは、自身が大好物だという「鴨肉のロースト」について、「鴨の調理法のなかでも特に得意なのが、ロースト。ハンガリー産の鴨肉に下味をつけてひと晩寝かせ、臭みを抜きつつ味を染み込ませます。じっくり低温でローストすることで、しっとりとやわらかいミディアムレアの状態に。ソースはバルサミコのほか、フレッシュな柑橘系もおすすめ。注文が入れば鴨の薫製や冷製仕立ても用意します」と、語ります。火加減の調節が難しい鴨料理は、各国の料理に精通しているからこそ、より一層シェフの腕がなるひと皿。
 毎日店で手打ちしている歯ごたえのよい自家製パスタが、メインディッシュに花を添えてくれます。
  • ○絶妙な火加減で鴨肉特有の甘味を引き出した「鴨肉のロースト」¥1,380。ポレンタ・ビアンカやキャベツのフランを付け合わせに。事前にご予約を。○平打ちの細麺、タリオリーニを使う磯の香りが豊かな「生ウニのペペロンチーノ」¥1,430。○白を基調とした清潔な店内で、ゆったりと食事をお楽しみください。
リストランテ チェロブルー
住所: 大田区北千束3-28-4 アンシャンテ大岡山B1階 電話: 03-3728-4771
営業時間: 11:30~15:00/18:30~22:00 休: 年末年始(4月末までは月曜定休)

SWEETS:

  • 写真 = 星川洋嗣 スタイリング = 田口恵美 文 = chico
  • Pâtisserie Les Années Folles
  • [東横線/代官山]
  • フルール
    プランタニエール

花のように贈りたい、可憐なガトー

お皿の上はすっかり春爛漫。淡いピンクのお菓子には、フリルみたいにひらりとスイートピーが咲き、絞りのきれいなメレンゲはそっとフレンチレトロな趣を添えていく。「Pâtisserie Les Années Folles」の春の新作は、大人の乙女心も呼び覚ます愛すべきヴィジュアル。味わいもまた春めいて、口にするとまず、マラ・デ・ボワ(味も香りも濃密なフランスのイチゴ)のムースとジュレがふんわり溶け、甘酸っぱくみずみずしいベリーの果実味が口いっぱいにパッと弾ける。そうかと思えば、ピスタチオ生地の香ばしい風味と、底に塗られたホワイトチョコのコクが折り重なって、フランス菓子らしい味の厚みもしっかり残して。さらにはナパージュ(表面のつやつや部分)に潜ませた桜リキュールとスイートピーのアロマがすっと寄り添い、なんとも可憐!香りで、味わいで、五感すべてで春を存分に味わう、うららかな幸せを手土産に。

MAP

  • フルール プランタニエール
    1個¥530(税別)。3月20日~4月末までの期間限定。
  • パティスリー レザネフォール
    住所: 渋谷区恵比寿西1-21-3
    電話: 03-6455-0141
    営業時間: 10:00~22:00
    休: 不定休
    アクセス: 代官山駅東口を出て東に進み、ひとつ目の角を左折。そのまま進み3つ目の角を右折。150mほど進み駒沢通りに出たら左折。20mほど進んだ左手。代官山駅より徒歩5分
  • chico ◉チコ
    スイーツライター、コーディネイター。ガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。共著書に、『東京最高のパティスリー』(ぴあ)。
  • 写真 = 星川洋嗣 スタイリング = 田口恵美 
    文 = chico