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MAGAZINE:

  • SALUS
  • 3月号Vol.252 / Mar / 2022毎月20日発行

INFORMATION:

記載されております内容につきまして、新型コロナウイルスの影響により、一部店舗・施設が営業中止・変更となっている可能性がございます。
お出かけの際は記載されているお問い合わせ先にご確認をお願い致します。

2022/2/20:
SALUS3月号を発行しました。
2022/1/20:
SALUS2月号を発行しました。
2021/12/20:
SALUS1月号を発行しました。
2021/11/20:
SALUS12月号を発行しました。
2021/10/20:
SALUS11月号を発行しました。

SHOP:

INDOOR GREEN GUIDE in TOKYU ensen

植物のプロが、初心者でも育てやすいインドアグリーンを教えてくれました。
※WEBでは本誌に掲載した情報の一部を掲載します。

TRANSHIP◎目黒線/武蔵小山

recommend
ドラセナ ソング オブ ジャマイカ/シーグレープ/シェフレラ エリプティカ/リプサリス ラムローサ/アグラオネマ レッドゴールド
  • 住所:品川区小山3-11-2 1階
  • ☎03-6421-6055
  • 営業時間:11:00~19:00
  • 休:月~木
  • 武蔵小山駅より徒歩3分

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ブリキのジョーロ 自由が丘店◎東横線・大井町線 /自由が丘

recommend
アンスリウム クリスタリナム/トキワシノブ/フィロデンドロン クッカバラ/ネオレゲリア/アロエ ディコトマ
  • 住所:目黒区自由が丘 3-6-15
  • ☎03-3724-1187
  • 営業時間:10:00~19:00
  • 休:不定休
  • 自由が丘駅より徒歩8分

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NEO GREEN◎東横線・田園都市線/渋谷

recommend
ノリナ レクルバータ/ドラセナ コンパクタ/アンスリウム リリー
 
  • 住所:渋谷区神山町1-5 グリーンヒルズ神山1階
  • ☎03-3467-0788
  • 営業時間:12:00~20:00
  • 休:月(祝日の場合は火)
  • 渋谷駅より徒歩12分

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Green Gallery Gardens
たまプラーザ店
◎田園都市線/たまプラーザ

recommend
ピレア ペペロミオイデス/パンダガジュマル/スパイダーウェブ

  • 住所:横浜市青葉区美しが丘1-1-2 たまプラーザ テラス ゲートプラザ1階
  • ☎045-482-4888
  • 営業時間:10:00~20:00
  • 休:不定休
  • たまプラーザ駅より徒歩1分

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the Farm UNIVERSAL
南町田グランベリーパーク店
◎田園都市線/南町田グランベリーパーク

recommend
モンステラ、エバーフレッシュ、リプサリスほか
※特集の前半で植物の選び方や育て方のポイントを教えていただきました。
  • 住所:町田市鶴間3-4-1 南町田グランベリーパーク内1階 D102
  • ☎042-850-7230
  • 営業時間:10:00~20:00
  • 南町田グランベリーパーク駅直結

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MACHI-SANPO:

久が原・御嶽山
五反田から蒲田までを結ぶ池上線の久が原・御嶽山は、邸宅が立ち並ぶ田園調布と隣接する閑静な住宅街。隠れた名店が多いこのエリアまで足を延ばしてみませんか?

久が原 高級角食三日月 村井 
素材と独自製法を極めた
高級角食専門店
パン職人歴20年以上の店主・村井隆行さんが追求する角食の専門店。早々に完売する「高級角食三日月」をはじめ、バターロール生地、生乳100%のミルクロワッサン生地の定番に加えて、季節の限定商品も。パンは、カルピスの「フレッシュクリーム」、蔵王高原の「極ヨーグルト」、新潟産「特選もち粉」など厳選された国産素材を使用した華やかな味わいです。贈答用にも最適。
○看板商品の「高級角食三日月」(¥980)は、予約が確実(1本より予約可)。○「高級角食三日月」にいちごを練り込んだ「高級角食三日月 春夏秋冬」(¥1,380)は、3~5月の季節限定。いちごは、上質な国産のドライフルーツにこだわる「南信州菓子工房」のもの。○カウンターがあるだけの小さな店内。朝10時から順次焼き上がるパンは、電話予約ができます。
住所:大田区久が原4-9-14 ☎03-6336-5376 営業時間:10:00~19:00 ※売り切れ次第終了 休:無
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レストラン ダック
創業からの味を守る
久が原のカジュアルフレンチ
1976年オープン。どこか懐かしく、アットホームな店内では、3週間かけて煮込んだデミグラスソースが自慢の「特選和牛赤葡萄酒煮(ビーフシチュー)」や「エスカルゴのブルゴーニュ風」など、フレンチの伝統を守るクラシックなスタイルの料理を創業から変わらず提供しています。牛肉は国産和牛、魚介は市場から仕入れる天然物など、店主が納得できる素材だけを使用。
○国産和牛のバラ肉がとろけるほどやわらかくなるまで煮込まれたメインの「特選和牛赤葡萄酒煮(ビーフシチュー)」(¥2,980)。○約20cmの大きな天然ブラックタイガーを使った「海老フライ」(¥1,980)、にんにくとバターが香る定番の「エスカルゴのブルゴーニュ風」(¥1,450)、ワイン(グラス¥550~)。そのほか洋食メニューや季節限定メニューも。
住所:大田区久が原3-30-11 ☎03-3754-3769 営業時間:11:30~14:00/17:30~22:30 休:月(祝日は営業、翌日休)
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Cafe Pabloʼsカフェ パブロズ
品質の高い生豆を自家焙煎した
本格派のコーヒー
住宅街の一角にあった久が原で人気のカフェが、場所をライラック通りへ移し、2020年にリニューアルオープン。以前と同様、店主自らが生豆の仕入れから焙煎、抽出までを行ったスペシャルティコーヒーを中心に提供しています。ここのこだわりは豆の品質。エリアや農園、品種など千差万別の個性を楽しめるシングルオリジンのコーヒー豆は、100gから販売もしています。
○丁寧に淹れてくれる「ハンドドリップコーヒー」(¥650)。この日選んだホンジュラス「セロ アスール農園」の豆は、しっかりしたコクがありながらも華やかな味わい。フードメニューは、田園調布「エストパニス」の「トースト(パンドミ)」(¥550)や「チョコレート&殻付きナッツ」(¥600)などコーヒーに合う軽食ばかり。○焙煎する様子。○自然光が差し込む明るい店内。
住所:大田区久が原3-34-13 ☎03-6410-9433 営業時間:10:00~18:00 休:水・木
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三木善米店 
おいしいご飯を日々の食卓に。
無農薬・減農薬に特化したお米専門店
久が原で3代続くお米の老舗。ずらりと並んだ米袋に、銘柄が書かれたにぎやかなポップ。そんな昔ながらのスタイルで、無農薬・減農薬・自然農法に徹底してこだわった約25種類の玄米を販売しています。当代の三木善文さんが「お米は圧倒的につきたてがおいしい」と話す通り、1キロ単位の量り売りで少しずつ購入でき、その場で精米してくれるのも嬉しいところ。
○小ぢんまりとした店内に並んだお米。選び方に迷ったら、まずは栽培方法で決めるもよし、銘柄で決めるもよし。あれこれ食べ比べしていくなかで、食感や味わいに好みのものが見つかるはず。○米袋2kgの一例。この日選んだ「さわのはな」(1kg¥680~)は、山形県新庄市石井昭一さんの有機JAS認証米。○白米はもちろん、3~7分の分づき米にも精米してくれます。
住所:大田区久が原3-31-11 ☎03-3751-0749 営業時間:9:00~18:30 休:日・祝

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La splendeurラ スプランドゥール
繊細な味の個性が光る
宝石のようなスイーツ
店名がフランス語で「華麗」「輝き」を意味する通り、店内のショーケースには華やかで美しいケーキが並びます。本場フランスをはじめ、日本でも実力を認められるシェフたちのもとで経験を積んできた店主の藤川浩史さんが目指すのは、甘さ、苦さ、酸味、コクなどの個性がひとつに形成されたようなお菓子作り。生菓子のほかに焼き菓子やコンフィチュールなども人気です。
○「クロワッサン アマンドショコラ フランボワーズ」(¥378)も隠れた人気。○クラシックなものから、ジュレやクリームなどが盛り付けられた華やかなものまでケーキは約20種。○いちごだけで4種もある、全18種のコンフィチュール(¥669~¥680)。○ブルターニュ産クリームチーズが爽やかな、人気の「とろける濃厚レアチーズケーキ」(¥2,700)。

住所:大田区南久が原2-1-20 ☎03-3752-5119 営業時間:10:00~19:00 休:火・水

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DA BECCAダ ベッカ
岩手の食材とワイン
日常使いしたいオステリア
2020年オープン。漁港から直送される旬の魚介をはじめ、「岩手がも」や「菜彩鶏(さいさいどり)」「岩中豚」など、シェフの地元・岩手の食材を取り入れた創作イタリアンを提供しています。前菜からパスタ、メイン、さらにデザートまで自家製の料理には断然ワインがおすすめで、赤・白のボトルを50種ほど常備。ふらっとひとりでも、家族連れでも利用できる肩肘張らない空間も魅力です。
○名物の岩手産「いかとレモンのリゾットグラタン」(¥1,400)、「レモンサワー DA BECCA風」(¥660)。○メインの「鴨胸肉のロースト」(¥2,000)、「前菜盛り合わせ」(2名¥1,400)、ワイン(グラス ¥660)。ボトルワインは、貴重な「メゾン・シシェル・マルゴー」「アッポローニオ・サリーチェ・サレンティーノ・ビアンコ」も。
住所:大田区南久が原2-7-4 丸和ビル1階 ☎050-3579-7928 営業時間:16:00~23:00 休: 火
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秋庭商店 
ジョージア、スイス、日本…
未知の味と出合えるワインショップ
昭和初期から“街の酒屋”として愛される秋庭商店がワイン中心のお店になったのは90年代。3代目の小日向清彦さんが「好きなものだけ置くようにしたら、自然にワインが増えました。特に、正直な味わいのジョージアワインが好きなんです」と惚れ込んだ、ジョージアやオーストリア、スイスなど各地の銘柄が約1000種揃います。もちろんクラシック、自然派も豊富に。
○店内のワインは、産地別で入り口左右にスイス、ジョージア、正面に季節のおすすめなど。○左から、オーストリアのナチュラル白ワイン「ヴィムマー・チェルニー」(¥2,700)、スイスのピノ・ノワール「シャンパネル」(¥5,380)、ジョージアの古代製法ワイン「キシ」(¥3,280)。○甲府の老舗ワイナリー「サドヤ」をはじめ、注目の日本ワインも。
住所:大田区南久が原2-8-4 ☎03-3750-3177 営業時間:13:00~21:00(土・日12:00~) 休:月・木
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ナガヌマ 
ご近所さんに愛されて22年
アットホームな街の洋食店
洋食の老舗、日本橋「たいめいけん」で修業を積んだ店主の長沼光徳さんご夫婦が営む、アットホームなお店。8割の常連さんが同じメニューをリピートするというほど、シンプルで飽きない洋食を提供しています。一番人気は、オープン以来、継ぎ足して作られるデミグラスソースを使ったメニュー。「ハンバーグ」や「オムライス」に、“追いデミ”するファンがいるほどだとか!
○自家製マヨネーズを使ったタルタルやポテトサラダもあっさりおいしい「ハンバーグ&カキフライ(2個)」(¥980)は3月まで。○店内はテーブル6席とカウンター4席。○定番の「オムライス」(¥980)。ランチはライス・スープ・ドリンク、ディナーはライス・スープがセットに。追加料金でスープを、冬はポタージュ、夏はビシソワーズに変更できます。
住所:大田区東嶺町6-2 ☎03-3751-7570 営業時間:11:00~14:30L.O./17:00~21:30L.O. 休:火
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寿し和スシ カズ
素材と江戸前にこだわる
御嶽山駅チカの町ずし
店主・野村和宏さんは、有名なイタリアンレストランの運営から飲食の道に入り、すし店で長らく修業を積んで独立した異色の経歴の持ち主。駅の目の前という好立地もあり、オープンから10年で、予約必須の人気店に。旬の天然素材にこだわったネタが大ぶりのおすしは、できるだけ素材を味わえるように、煮切り醤油や天然塩、すだちなどでいただきます。お酒との相性も◎。
○大トロ、中トロ、白身、ウニ、穴子、甘えび、貝、玉子、巻物の「特選」(¥2,420)。「若い人にも気軽に利用してもらいたい」との思いから、良心的な価格。○創業から継ぎ足している煮汁でふっくら炊いた「煮穴子(1本)」(¥1,800)。○「白子ポン酢」(¥1,000)、「ホタテ磯辺焼」(¥700)、日本酒「雁木」(1合¥930)。
住所:大田区北嶺町32-16 鈴木嶺ビル2階 ☎03-3728-0222 営業時間:17:00~23:00 休:月
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ふきだし
ふきだし
和邸宅で味わう、極上のうどんすき
田園調布 赤松
 田園調布の閑静な住宅街に構える「赤松」は、知る人ぞ知る名店。店主の赤松健治さんは、もともとうどんすきで有名な大阪「美々卯」の東京社長として就任。退職後、自宅の一部を開放し、夫婦二人三脚で完全予約制のお店を始めました。
 「美々卯」の前身であった料亭生まれの郷土料理・うどんすきは、とにかく仕込みが丁寧。うどんは赤松さん自ら手打ちした自家製麺を使うほか、かやくやだしも予約分だけを仕入れて営業日の朝作ります。味の決め手となるだしについて尋ねると、赤松さんは「うどんすきは鰹節が命。鰹節は赤松ブレンドで、宗田節と本節を使っています。宗田節は一年で一番おいしいだしが取れる寒目近(かんめじか)、本節は通常より5〜6年も枯らしている本枯節です。だから、うちのは冷めても生臭みが出ないんです。また、関西の薄口醤油は塩分濃度が高くて、うま味が少ないと醤油味になってしまうから、鰹節が大事なんです」。
 「赤松」は特別・葵の2コースのみ。コース最後のデザートまで妥協せず、「静岡のクラウンメロンは、予約ごとに仕入れて食べ頃になるまでうちで熟しているんですよ。ちょうどよい時にお出ししているから、甘くておいしい」と妻の幸子さん。そんな二人がもてなす“本物のうどんすき”を、ぜひご堪能ください。
  • ○活きたまま仕入れる穴子はお店でさばいて焼き上げるのをはじめ、奈良の生湯葉、京都の梅麩、静岡の干ししいたけなど国産の素材一つひとつにこだわりが光ります。○デザートのクラウンメロンと自家製シャーベット、コーヒー。○心和むお座敷のほか、テーブル席も。特別コース¥7,000~、八寸・刺身含む葵コース¥8,000~。
住所:大田区田園調布本町57-16 ☎03-3722-3360 
営業時間:13:00~15:00/17:30~22:00 休:不定休 ※完全予約制。予約は、4名以上、1週間前までにお電話を。
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SWEETS:

  • 写真 = 星川洋嗣 スタイリング = 田口恵美 文 = chico
  • ペドラブランカ
  • 〔大井町線/戸越公園〕
  • ホットケーキ

小さな幸せをホットケーキにのせて、あの人へ

 幸せの象徴のように黄金色に輝くホットケーキは、昨年1月にクローズした喫茶店、「ペドラブランカ」で12年愛された名物。ファンのアツい声に応え、オンラインとテイクアウト専門店として復活を果たした。選び抜いた国産材料で一枚一枚手作り。北海道産発酵バターを生地にたっぷり混ぜ込んだ、香り高くやさしい味はそのままに、メレンゲや生地の混ぜ方などに工夫を重ね、あのフワフルな焼きたて感を家でもよみがえらせた。3cm超の厚焼き生地そのものを味わうべく、メープルをつけず、ほの甘いオリジナルバターだけをオン。快楽的ふんわりしっとり感のなかで、粉のうま味とバターのふくよかな乳味が心をほどく。昨秋からは、表面さくほろ中フワンフワンな新食感の新潟産米粉100%ホットケーキもスタート。新作の抹茶やチョコも香りがよりクリアに出る米粉仕立てに。スタイルをしなやかに変えながらも、ホットケーキはいつだって不変の幸せを運んでくれる。

手前/「ホットケーキ」1枚¥460、奥/高級宇治抹茶を使った「米粉ホットケーキ 宇治抹茶」1枚¥540。オリジナルバター¥140、塩麹バター¥160。すべて保存料や香料など不使用、米粉ホットケーキは完全無添加、グルテンフリー。リベイクしてバターを塗った、ワンハンドで食べ歩きできるホットケーキ「ぺドラ焼き」も人気。

  • ペドラブランカ
    住所:品川区戸越4-8-6         
    ☎非公開
    営業時間:10:00~18:00 
    休:火
    アクセス:戸越公園駅より徒歩4分        
    ※より種類豊富なイートインを楽しめる新店も計画中。
    オンラインショップはこちらから。
  • chico ◉チコ
    スイーツライター、コーディネイター。ガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。共著書に、『東京最高のパティスリー』(ぴあ)。