MAGAZINE:
- 11月号vol.200 / Nov / 2017毎月20日発行
- 特集:シンプル炊き込みごはん
- 今月の街さんぽ:武蔵小山
- もらって嬉しい手土産スイーツ:コロンビアPÂTISSERIE ET CHOCOLATERIE REMERCIER 〔東横線/日吉〕
- 連載: 宇宙のカケラ/暦と暮らす十二カ月
LINK:
INFORMATION:
- 2017/10/20:
- SALUS11月号を発行しました。
- 2017/9/20:
- SALUS10月号を発行しました。
- 2017/8/20:
- SALUS9月号を発行しました。
- 2017/7/24:
- お詫びと訂正 SALUS 8月号の誤りについて
- 2017/7/20:
- SALUS8月号を発行しました。
SHOP:
- 世界2大炊き込みごはん
ビリヤニ・パエリアを食べるならここ! - スバイスや具材など本楊の味にこだわった厳選グルメをご紹介。
インド・スペイン好きも納得の4皿です。
Punjabi Dhaba◉東横線、目黒線/新丸子
- 本格ハラール対応のインド・バキスタン料理専門店。クミンやシナモンなどのホールスバイスを使ったチキンビリヤニ(¥1,580)は、 隠し味のローズウォーターがふんわり香るやさしい味わい。付属の自家製ライタ(ヨーグルト)と合わせて。ランチタイムは、サラダや飲み物が付いて¥980とお得です。
- 住所:川崎市中原区小杉町1-519 田原ピル1階
- 電話:044-455-5449
- 営業時間:11:00〜15:30(L.0.15:00)、17:00〜23:00(L.0.22:30)
- 休:無
- 新丸子駅より徒歩5分
SRI BALAJI◉東横線/中目黒
- 南インドのホテル出身のシェフが腕をふるう、チリをはじめ6〜7種類の香辛料を加えたトマトベースのスバイシーなチキンビリヤニ(¥1,600)が人気。ビリヤニの本場・南インドの家庭の味を再現するため スパイスは現地の石臼を使い丁寧に挽くこだわりぶり。ピンク一色に統一された店内も印象的です。
- 住所:目黒区中目黒2-7-14
- 電話:03-5724-8995
- 営業時間:11:00〜15:00(L.0.14:30)、17:00〜23:00(L.0.22:30)
- 休:無
- 中目黒駅より徒歩10分
SAL Y AMOR◉東横線/代官山
- 日本初のスペインアロセリア(米料理専門店)。うさぎ肉や鶏肉、白花豆を使い、タイムやローズマリーが効いたバレンシア・バエリア(2名分〜¥3,700)が味わえます。山形県産のはえぬきをアルデンテに炊き上げたお米は、歯ごたえとやわらかさの加減が絶妙。料理に合うスペインワインも豊富に揃います。
- 住所:渋谷区代官山町12-19 第3横芝ビルB1浩
- 電話:03-5428-6488
- 営業時間:17:30〜24:30(L.0.23:00)
- 休:火
- 代官山駅より徒歩4分
El Pescador◉東横線、大井町線/自由が丘
- スペインのコルドパで修業を積んだオーナーは、 今も年に1度は現地に通うほどのスペイン通。店の名物は、カニやエビ、ムール貝、タラなどを豪快に使った魚介類のバエージャ(2名分〜¥3,300)。魚介の出汁が凝縮されたおこげもまた、食欲をそそります。パエリアは予約をすればテイクアウトもOK。
- 住所:目黒区自由が丘1-13-4
- 電話:03-3723-8471
- 営業時間:11:30〜14:00、17:00〜22:00 (日・祝L.0.21:30)
- 休:月
- 自由が丘駅より徒歩3分
MACHI-SANPO:
- 武蔵小山
- 目黒から日吉を結ぶ東急目黒線の武蔵小山駅は、
東京23区にありながら、下町気質の活気に満ちた街。
「武蔵小山商店街PALM」を中心に、
個性豊かな店が集います。
- MARTINIQUEマルティニーク
- 本場の味を伝える
マルティニーク島にあるようなビストロ - 今年、武蔵小山商店街の脇路にオープンしたばかりのニューフェース。カリブ海に浮かぶ、フランス領マルティニーク島に店名が由来する通り、約20坪という開放的な店内では、フランスの郷土料理を中心に本場のクレオール料理も提供。ここに来たら、マルティニーク島でしか作られないフルーティなラム酒を味わってみてください。
- ○「牛ランプステーキ マデラソース」¥2,680。○この日は真鯛が使われた、前菜の「鮮魚のポアレ スープドポワソンのソース」¥1,680。奥は、「鴨モモ肉のコンフィ 粒マスタードソース」¥2,780。メインと前菜は、シェアできるよう2人前の分量で提供。
- 住所:品川区荏原3-3-25 2階 電話:03-6426-9159 営業時間:12:00~15:00/18:00~23:00(日~21:00) 休:月 禁煙
- MAP
- 麺や 一途メンヤ イチズ
- フレンチ・シェフが開拓した
新世代のラーメン - 今はなきフレンチの名店「マキシム・ド・パリ」をはじめ、名だたるレストランで修業を積んだオーナーシェフが提供するのは、フレンチの基本となるソース「フォン・ド・ヴォー」を生かした新しいラーメン。仔牛の骨と香味野菜の自然な甘さが口に広がるスープと、麺が絡み合う、絶妙な味が思わずクセになりそうです。さらに、要予約でリーズナブルな本格フレンチコースも。
- ○「今まで食べたことのない、おいしいラーメン」をカタチにした、数量限定の「旨麺 衣利」¥900。○ニンニクのソースとともにオーブン焼きにした3種類の肉そぼろご飯のセット「安菜」(¥1,200)は、ハーフラーメンが選べます。
- 住所:品川区小山2-17-30 電話:03-6426-8428 営業時間:平日11:30~15:00/18:00~22:00、土 ・日・祝11:30~22:00 休:無 禁煙
- MAP
- La Triplettaラ トリプレッタ
- イタリアの職人特注の薪釜で焼く
本場のナポリピザ - ナポリ「マリーノ」で修業したピザ職人のオーナーが、都内で一緒に働いていたバリスタ、シェフとともに独立。36時間の長時間発酵でもちもちに仕上げたピザ生地は、小麦の香ばしい風味を最後のひと口まで味わえます。南イタリアの郷土料理として親しまれる前菜やメインも絶品。ピザのお供に、厳選したナポリ産ワインをぜひ。
- ○「マルゲリータ」(¥950)は、小麦の香りが際立つ店の看板メニュー。○シンプルな調理法で素材の旨みを引き出す「越後もち豚肩ロースのロースト」(¥1,300)と、旬の野菜をたっぷり使った定番の「カポナータ」¥600。
- 住所:品川区小山3-13-12 電話:03-6451-3537 営業時間:11:30~15:00/17:30~23:00 休:火 禁煙
- MAP
- pâtisserie de bon cœurパティスリィ ドゥ・ボン・クーフゥ
- ユニークな発想から生まれる
甘美なデザート - シーズンごとに発表する宝石のように繊細なケーキの、今秋のテーマは"ボタニカル"。シェフパティシエールの武幸子さんは、パクチーやポルチーニ茸などの"意外な食材"をデザートに掛け合わせるユニークなアイデアを提案します。併設されたカフェでは、旬のフルーツを使ったパフェやケーキの限定「デセールプレート」も。
- ○濃厚なショコラとラム酒が贅沢に香る「カカオラム」¥692。「ゴルゴンゾーラチーズーキ」(¥562)は、ほんのり塩味が楽しめます。○ブティックをイメージした重厚感のある店内。地下には落ち着いたカフェを併設。ケーキのほかに焼菓子も。
- 住所:品川区小山3-11-2 電話:03-3785-0052 営業時間:11:00~20:00 休:無
- MAP
- 浜田屋ハマダヤ
- 大正14年創業
変わらぬ味を貫く鰻の老舗 - 武蔵小山商店街で、親子3 代にわたり継承される「浜田屋」は、四万十川の河口で採取した稚魚を丹念に育てたブランド鰻「四万十うなぎ」が味わえる名店。こだわりの鰻は、じっくりと蒸し、創業から継ぎ足されてきた秘伝の「蒲焼きだれ」で焼き上げます。ふっくらとやわらかな鰻重同様に、天丼や親子丼も今なお変わらぬメニュー。
- ○鰻本来の上品な味わいが堪能できる「四万十うな重」¥4,104。気軽に入りやすい1階席のほか、2階席は宴会にもぴったり。コース料理「月」は6,480。○店内には、鰻の蒲焼きが1円だったという、創業当時の貴重な品書きも。
- 住所:品川区小山3-25-16 電話:03-3781-8056 営業時間:11:30~15:00/17:00~21:30、土・日・祝11:30~21:00 休:火、第3月 禁煙
- MAP
- YAKITORI & Wine Shinoriヤキトリアンドワイン シノリ
- 元フレンチ・シェフが追究した焼鳥と
自然派ワインの店 - フレンチ出身のシェフが炭火焼に魅了され、焼鳥職人に。ソムリエが厳選した「ヴァン・ナチュール」と呼ばれる自然派ワインに合わせて焼き上げる焼鳥は、ワインの味を損ねないよう、鶏の持ち味を引き出した逸品です。その秘密は、計算し尽くされた数種のビネガーと塩。焼鳥激戦区の武蔵小山で新たな食の体験を。
- ○前菜盛り合わせとおまかせ5串を楽しめる定番のセット¥2,400。おすすめは、オリーブを合わせた「ささみたぷなーど」。○こだわりのワインはフランスを中心に常時200種以上をストック。満席で入店できないこともあるため、ご予約はお早めに。
- 住所:品川区小山3-25-14 2階 電話:03-5749-3144 営業時間:18:00~23:00 休:火・祝日の月 禁煙
- MAP
- PET SOUNDS RECORDペット・サウンズ・レコード
- 武蔵小山を見守る
昔ながらのレコードショップ - 武蔵小山にオープンしてから36年の老舗。最新のJポップや洋楽をはじめ、国内盤未発売のミュージシャンの輸入CDや60~70年代の名盤、昭和歌謡、落語など独自の視点でセレクトしています。さらに、新しくプレスされた限定のアナログ・レコードも展開。店名は、1966年に発表された「ビーチ・ボーイズ」の名作タイトルに由来します。
- ○佐藤清喜さんと飯泉裕子さんによるユニット「マイクロスター」のレコード『She Got The Blues』¥3,200。本作購入特典として、トートバッグをプレゼント(なくなり次第、特典は終了)。○シンガーソングライター、村田和人さんの遺作となったCDアルバム『P-CAN』¥2,778。
- 住所:品川区小山3-27-3 電話:03-3787-0818 営業時間:11:00~22:00 休:無
- MAP
- Boulangerie ROLASOブーランジェリー ロラソ
- フランス人パン職人が作る
素材にこだわった本場の味 - シェフのローランさんが作るのは、保存料を一切使わず、自家製天然酵母を長時間発酵させた、フランス仕込みのパン。「納得できる食材しか使わない」という言葉の通り、厳選された数種類の小麦粉を、作るものによってオリジナルブレンドしています。かぼちゃやさつま芋など、月ごとに旬の食材を使ったパンが登場。
- ○イチジクが練り込まれた、ハード系の「フィッグ」(¥310|税別)。◯小麦をベストな配合でブレンドした「バゲット ローラン」(¥300|税別)は、カリカリの皮ともちもちの食感を実現した、パリを思わせる味。
- 住所:目黒区目黒本町3-3-2 電話:03-3713-6620 営業時間:10:00~19:00(土・日・祝~18:00) 休:月・火
- MAP
- Interior Subtonezインテリア・サブトーンズ
- ヴィンテージ雑貨とインテリア
掘り出し物が見つかるショップ - 暮らしに溶け込むモダンなヴィンテージの家具や生活雑貨を、時代や国を超えてセレクトするインテリアショップ。幼少期から創作が得意だったというオーナーは、自らが各地で買い付けてきた家具やランプをリペアするだけでなく、現代のライフスタイルに合うよう雑貨のリメイクも手がけます。ほかにない、1点物に巡り合えそうな空間。
- ○隅々までアイテムが詰まった10坪ほどの店内。○60年代の鉄製の傘立てに板を取り付けてリメイクした「スモールサイドテーブル」¥15,000。○60年代後半から70年代にかけて無垢の木を彫り出して生産された、〈千趣会〉の「ロイヤルペット」各¥1,500。
- 住所:目黒区目黒本町4-1-1 PRヒルズC 電話:03- 5722-6898(営業中のみ) 営業時間:平日は不定期営業、土・日・祝13:00~21:00 休:不定休
- MAP
- 月光舎ゲッコウシャ
- 住宅街に佇む
小さなライフスタイルストア - 「月光舎」は、カトラリーや食器などの生活雑貨、全国から届く食品、古道具、クラフトなどを展開する地域に根ざしたお店。確かな品質でありながらも手に取りやすいアイテムは、季節の贈りものとしてもおすすめ。このエリアを紹介するフリーペーパー「KOYAMAP」を制作するほか、毎年10月初旬には恒例の「北海道野菜市」を開催。
- ○〈ウメロイーク〉の手作りベビーシューズキット¥8,000。○日本最古の御香調進所「薫玉堂」の線香とキャンドル。○〈アトリエモズ〉のピアス¥5,371。○〈イクミ トーキョー〉による革細工の「ミニマルウォレット」(¥14,000)は、「月光舎」別注カラーを。
- 住所:目黒区目黒本町6-13-16 電話:03-6303-3726 営業時間:12:00~18:00 休:水、第1・3火
- MAP
季節を映した、ダイナミックな割烹料理
食彩 きく直
武蔵小山商店街の脇路に構える「食彩きく直」は、開店してからまだ2年という、このエリアでは比較的新しい割烹料理店。言わずと知れた料理人、道場六三郎さんのもとで修業を積んだ後、銀座の料亭で料理長を務めた店主の菊池直美さんは「飲んで食べて3千円で済んでしまうこのエリアで、銀座と同じような料理が食べられる店を出したいと思いました。価格を抑えた本格割烹料理が食べられれば、わざわざ都心へ行かなくても良いですよね」と、語ります。
銀座でやってきたことをそのままこの場所で再現しているという料理のこだわりを尋ねると「とにかく素材をシンプルに生かした〝手垢のつかない料理〞それは出汁も同様に、魚からとれる出汁にほんの少し塩分を加えるくらいで良いんです。また料理は、走りがあり、旬があり、名残があるからちょうど良い味のバランスが取れるんです。そういう季節感を献立に取り入れるようにしています」。
その言葉の通り、菊池さんが作り上げるのは、お皿に盛りつけた料理の素材自体が季節を物語るような、シンプルでありながらもダイナミックな料理。西小山の「かがた屋酒店」より仕入れる地酒とともに、旬の食材を贅沢に味わってみてください。
銀座でやってきたことをそのままこの場所で再現しているという料理のこだわりを尋ねると「とにかく素材をシンプルに生かした〝手垢のつかない料理〞それは出汁も同様に、魚からとれる出汁にほんの少し塩分を加えるくらいで良いんです。また料理は、走りがあり、旬があり、名残があるからちょうど良い味のバランスが取れるんです。そういう季節感を献立に取り入れるようにしています」。
その言葉の通り、菊池さんが作り上げるのは、お皿に盛りつけた料理の素材自体が季節を物語るような、シンプルでありながらもダイナミックな料理。西小山の「かがた屋酒店」より仕入れる地酒とともに、旬の食材を贅沢に味わってみてください。
- ○松茸とほうれん草、そうめんが添えられた「甘鯛のちり蒸し」は、昆布と魚の出汁が利いた奥深い味わいを楽しめます。○真空調理により肉のやわらかさを引き出した「ローストビーフの焼き野菜添え」。○限られた席数で営業しているため、早めのご予約を。コースは、5千円、7千円、1万円。
ショクサイ キクナオ
住所:品川区小山4-1-13 電話:03-3793-6165
営業時間:18:00~23:00 休:水 喫煙可
住所:品川区小山4-1-13 電話:03-3793-6165
営業時間:18:00~23:00 休:水 喫煙可
SWEETS:
- 写真 = 星川洋嗣 スタイリング = 田口恵美 文 = chico
- PÂTISSERIE ET CHOCOLATERIE REMERCIER
- 〔東横線/日吉〕
- コロンビア
やみつき必至、 懐深いチョコレートケーキ
ショーケースに艶めくショコラ色のグラデーション。チョコレートケーキだけでだけで5種並び、 他のほとんどのお菓子も何かしらチョコを使っているという。三本陽平シェフは「ベルアメール」「ミッシェルプラン」など、ショコラの名店の数々で経験を煎ねた気鋭。「コロンビア」にはショコラに魅せられた彼がこよなく愛する、コロンビア産カカオのチョコレートの魅力が満載。「チョコレートをストレートにトに味わってほしくて」と、ムースは生クリームとチョコレートのみでシンプルに。良くも悪くもコロンビアチョコはクセがあるが、プランデーとココアのシロップを生地に打つと、その香りと甘さですっと和らぐ。 むしろ"クセ"は、旨みに渦ちたおいしい個性となって押し寄せる。粉が入らない生地とムースはどこまでも滑らかで、自家製プラリネとフィヤンティーヌ(フレーク)がサクサク軽快。ガツンとカカオ、なのに子どもでもぺろりといける味わいと食感のバランスの妙。ショコラの幸せここにあり!- 苦みと渋み、酸味がほどよく調和するコロンビア産カカオ70%のチョコレートをこれでもかと味わえる、「コロンビア」¥520。ハイカカオでもすんなり食べやすい。
- パティスリー ショコラトリー ルメルシエ
住所:横浜市港北区日吉4-4-20
電話:045-566-7557
営業時間:10:00〜20:00
休:不定休
アクセス:日吉駅 東口を出て綱島街道を元住吉方面に5分ほど直進した右手。日吉駅より徒歩5分。 - chico ◉チコ
スイーツライター、コーディネイター。ガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。共著書に、『東京最高のパティスリー』(ぴあ)。 - 写真 = 星川洋嗣 スタイリング = 田口恵美
文 = chico