MAGAZINE:
- 3月号Vol.216 / Mar / 2019毎月20日発行
- 特集:春! 暮らしを整える
- 今月の街さんぽ:三軒茶屋
- もらって嬉しい手土産スイーツ:ねじねじパンと焼き菓子のPapapapa-n! 〔東横線/新丸子〕
- 連載: 宇宙のカケラ/暦と暮らす十二カ月
LINK:
INFORMATION:
- 2019/2/20:
- SALUS3月号を発行しました。
- 2019/1/20:
- SALUS2月号を発行しました。
- 2018/12/20:
- SALUS1月号を発行しました。
- 2018/11/20:
- SALUS12月号を発行しました。
- 2018/10/20:
- お詫びと訂正 SALUS 11月号の誤りについて
MACHI-SANPO:
- 三軒茶屋
- 田園都市線・世田谷線の2線が乗り入れる三軒茶屋は、
「住みたい街」として注目を集める、
若者たちに人気のエリア。
昔ながらの情緒を残す"三角地帯"を中心に、
新店舗オープンが相次ぐ、
この街の個性的なスポットを紹介します。
- cafe The SUN LIVES HEREカフェ ザ サン リブズ ヒア
- 三軒茶屋1丁目の住宅街にある
チーズケーキ専門店 - ショーケースには、北海道産の生乳を原材料とするクリームをホイップした「生クリームチーズケーキ」や自家製サワークリームを使った「ニューヨークチーズケーキ」など4~5種類の手作りチーズケーキが並びます。人気NO.1は、「世田谷みやげ」に認定された、3層の瓶詰めチーズケーキ「CHILK(チルク)」。おみやげはもちろん、カフェで味わっても◎。
- ○「CHILK」は、プレーン(¥550)のほか、季節のフレーバー(¥560~)も。3層の秘密は食べてからのお楽しみに。○「ブルーベリーの生クリームチーズケーキ」(¥550)、「焼きマシュマロラテ」¥600。ケーキは、どれも甘すぎずフレッシュな味わい。
- 住所:世田谷区三軒茶屋1-27-33 電話:080-4348-2733 営業時間:10:00~20:00 休:木 禁煙
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- 三軒茶屋一丁目食堂
- アットホームな食堂で
お腹も心も満たされるガレットを - 「ジョエル・ ロブション」をはじめ都内有数のレストランで長年、研鑽を積んだ宮腰啓介シェフが振る舞うのは、丁寧な仕事が光るフレンチ。ここで味わってもらいたいのが、専用の台の上で香ばしく焼き上げられるガレットです。気になるものを迷わずオーダーできる価格帯も魅力のひとつ。飲み屋が多い三茶でゆっくり食事ができる大人のための食堂です。
- ○定番の「コンプレット」¥1,300。「生ハムとサラダ」「和牛ホホ肉のワイン煮」など、ガレットは5~6種。○サーモンと卵、お米をブリオッシュで包んだ土日限定の「サーモンクリビアック」(¥2,000)、レタスのような食感の「シュークリーヌのシーザーサラダ仕立て」(¥800)、グラスワインは¥800~。
- 住所:世田谷区三軒茶屋1-27-31 電話:03-5787-6385(要予約) 営業時間:18:00~23:00L.O.(21:00~バータイム) ※土・日・祝のみランチ12:00~13:30L.O. 休:月 ※祝の場合、翌日休 禁煙
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- Cafe Obscuraカフェ オブスキュラ
- 三軒茶屋に4つの拠点を構える
地域密着型のコーヒーショップ - スペシャルティコーヒーを提供する「カフェ オブスキュラ」は、今春でオープン10周年。世界中の農園を訪れて買い付けた豆を、三軒茶屋にある焙煎所で自家焙煎し提供しています。明るく落ち着いた雰囲気のカフェでは、豆本来の風味を引き出すために1杯ずつ丁寧にサイフォンで抽出。毎月2回、コーヒーをテーマにしたワークショップの開催も。
- ○豊かなコクのなかにほどよい苦味を感じる「チョコレートブレンド」¥630。自家製の「チーズケーキ」(¥470)は、甘さ控えめでまろやかな口当たり。○コーヒーの飲み比べを気軽に楽しめる「ドリップバッグ 5種セット」¥1,250。 ○爽やかな酸味と果実のような甘みを持つ「ルワンダ」200g¥2,200。
- 住所:世田谷区三軒茶屋1-9-16 電話:03-3795-6027 営業時間:11:00~21:00 休:水 禁煙
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- THREEスリー
- 独自の目線でセレクトした
上質なヴィンテージウェア - 三軒茶屋を代表する、ヴィンテージウェアのセレクトショップ。アメリカで買い付けているという衣服や服飾雑貨は状態のよさに加え、初心者にも取り入れやすいシンプルなものばかり。メンズが中心ですが、ユニセックスなアイテムを揃えているため、女性客も多く幅広い年齢層に愛されています。ユーズドのほかに、国内外ブランドの新作の展開も。
- ○日本発のレザーブランド〈NL(ニール)〉のウォレットは¥22,000。○スペインのファクトリーブランドに特注した、オリジナルのシューズは¥8,500。○ヴィンテージのシルバーアクセサリー。バングル(¥13,000)、リング¥13,000。○広々とした店内にある洋服のほかに、インテリアや絵画も購入できます。
- 住所:世田谷区三軒茶屋1-7-12 フタミビル2階 電話:03-5431-3832 営業時間:平日17:00~25:00 土・日・祝15:00〜24:00 休:無
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- 蕎麦バル 1351ソババル イチサンゴーイチ
- 蕎麦×和のスパイスで
新たなおいしさを発信 - 三軒茶屋にあるスパイス料理専門店「スパイスバル317」のオーナーシェフが、蕎麦とスパイスの新しい魅力を伝えるために2016年オープン。本わさびやぶどう山椒などの"和のスパイス"を使ったおつまみと新潟出身のソムリエが厳選したお酒を提供。後味すっきりの二八蕎麦は、焼津かつおだしの蕎麦つゆやゴマつゆ、珍しいカレーつゆなどでいただきます。
- ○有東木(うとうぎ)産の本わさびや新潟の「かんずり」など多様なスパイス使いを楽しめる「アテ5種ぜんぶ盛り」¥1,480。自家製の山椒佃煮がアクセントの「鰻巻き」(¥950)は、ふわっとジューシーな食感。辛口のスパークリング日本酒「水芭蕉」グラス(¥580)は、スパイシーな料理と好相性。○クミンとコリアンダーを焙煎したオリジナルスパイスを使用した「ラムパクそば」(¥850)は、パクチーがたっぷり入ったクセになる一品。
- 住所:世田谷区三軒茶屋1-35-1 電話:03-5787-5810 営業時間:11:30〜14:30L.O./17:30~25:00L.O. ※土・日・祝のみランチ11:30~15:00L.O. 休:火 喫煙可 ※蕎麦がなくなり次第閉店
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- ADAMアダン
- その人の個性に合わせて作る
オーダーメイドジュエリー - 1970年に小さな彫金工房としてこの地で創業。お客さまやアドバイザー、デザイナーが提案したデザインをもとに、国内外で経験を積んだ職人たちが一つひとつ手で作り上げます。金属を叩いて成型する「鍛造製法」で製作するジュエリーは、独特のテクスチャーと高い強度が魅力。創業以来親しんできた世田谷の街をテーマにした「Setagaya Ring」シリーズも人気です。
- ○イエローサファイアとエメラルド、ルビーの3色の石を使った新作。ネックレス(¥132,000)、リング(¥152,000)、ピアス¥192,000。○「Setagaya Ring」シリーズの「Mishuku」(¥75,000~)、「Shoin」(¥43,000~)、「Sancha」¥45,500~。素材やリング幅のアレンジも可能。○ルビーがあしらわれたピアス¥112,000。
- 住所:世田谷区三軒茶屋1-39-7 ベルアージュ1階 電話:03-3418-7008 営業時間:10:30~19:00 休:火・水
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- 世田谷文化生活情報センター
生活工房 - 三軒茶屋の中心にある
世田谷区民の活動を支える場所 - 商業施設「キャロットタワー」3~5階にある「生活工房」では、ギャラリーでの企画展示やワークショップ、地域イベントなどを定期的に開催。貸しスペースをはじめ、世田谷区民の活動をサポートする設備も備わっています。3階のギャラリーでは、3月10日(日)まで、北海道江別市角山地区(通称・世田谷部落)の文化を紹介する「新雪の時代」を開催中。
- ○4階のスペースでは、企画展示のほかに、ゲストを招いたトークイベントも行われます。○キッチンや調理器具を完備するスペースでは、生活工房が主催する子ども向けの料理ワークショップや、料理を通じた地域交流会など、さまざまな人が楽しめるプログラムが企画されています。
- 住所:世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー内 電話:03-5432-1543 営業時間:9:00~22:00(生活工房ギャラリーは~20:00、市民活動支援コーナーは~21:00) 休:月 ※休日は企画によって異なります。
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- 焼き鳥と水炊きとこしま
- 鶏本来のおいしさを
焼き鳥と水炊きで楽しむ - 昨年10月にリニューアルオープンしたこのお店は、同エリアにある焼き鳥の名店「床島」の姉妹店。千葉県産の古白鶏を使った名物の水炊きは、鶏のモミジでだしをとったコラーゲンたっぷりの黄金色のスープが特徴。数時間スープで炊かれてホロホロにやわらかくなった鶏肉を味わえます。炭焼きの焼き鳥は、香ばしい風味と弾力のある食感が絶妙。
- ○焼き鳥「おまかせ4本」(¥1,000)は、農家直送の新鮮な鶏肉の部位を炭火で焼き上げます。○「水炊き」1人前¥2,500。「本日のお野菜盛り」(¥600)と「豆腐」(¥200)は好みに合わせて追加でオーダー。長野県産の日本酒「斬九郎」(¥600)はキリッとした味わいが鶏肉と相性抜群。
- 住所:世田谷区太子堂4-23-11 GEMS三軒茶屋2階 電話:03-6805-3378 営業時間:17:00~22:30L.O. 休:月、第1火 禁煙
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- Baker Bounce三軒茶屋本店ベーカーバウンス
- アメリカンダイナーを訪れた気分で
炭火焼きのハンバーガーを堪能 - 2002年にオープンして以来、多くのファンに愛されるバーガーショップ。「肉のおいしさを楽しんでほしい」という店主の想いが詰まったハンバーガーは、細切りの牛肉を練った手作りのパティを使用。バンズとともに炭火で焼いて提供しています。看板メニューの「ベーコンチーズバーガー」は、自家製ベーコンがたっぷり挟まっていてボリューム満点の1品。
- ○人気の「ベーコンチーズバーガー」(¥1,550)と、レモンライムソーダ味の「セブンアップ」¥350。テイクアウトも可能なので、ランチやピクニックなどにも◎。○開業当時からの定番メニュー「クラムチャウダー」(¥350)はアメリカの家庭の味を再現したそう。
- 住所:世田谷区太子堂5-13-5 電話:03-5481-8670 営業時間:10:30~20:00 ※売り切れ次第終了 休:火 ※祝の場合、翌日休 分煙
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正統派・割烹で、
旬の食材と銘酒のペアリングを
旬の食材と銘酒のペアリングを
割烹きよみず
太子堂地区の住宅街にひっそりと佇む「割烹きよみず」は、下馬から移転して約1年半。懐石料理や京料理で研鑽を積んだこの道31年の料理人・清水健太郎さんが腕を振るう名割烹です。
名物は、天然鯛を丸ごと1尾贅沢に使った「土鍋鯛めし」。女将さんは、「下馬の頃は、赤ちゃん連れのご家族が多く、お祝いの席によく利用されていたんです。それで作っていた『鯛めし』が評判だったので、今では夜のコースとして提供しています」と話します。鯛めしに使われるお米は、有機肥料を使わずに自然農法で育てた、京都・丹波にある「はらだ自然農園」の玄米を厳選。清水さんは、「食べてみて素直に〝おいしい〟と感じたんです。精米して時間が経ってしまうとお米も劣化しますから、素材そのものの味を生かすために、毎回その日使う分だけを玄米から精米しています」と、真摯な姿勢で語ります。お米を一番だしにじっくり浸し、土鍋で約30分かけて炊き上げた鯛めしは、鯛の上品な香りと旨味がふわっと口に広がる絶妙な味わい。
夏の鮎は島根、秋の松茸は岩手など、産地直送の食材によって四季を投影する「きよみず」の料理。3月は春を感じてもらえるような食材と、名誉唎酒師でもある清水さんが選ぶ銘酒のマリアージュを楽しんでみてはいかがでしょうか。
名物は、天然鯛を丸ごと1尾贅沢に使った「土鍋鯛めし」。女将さんは、「下馬の頃は、赤ちゃん連れのご家族が多く、お祝いの席によく利用されていたんです。それで作っていた『鯛めし』が評判だったので、今では夜のコースとして提供しています」と話します。鯛めしに使われるお米は、有機肥料を使わずに自然農法で育てた、京都・丹波にある「はらだ自然農園」の玄米を厳選。清水さんは、「食べてみて素直に〝おいしい〟と感じたんです。精米して時間が経ってしまうとお米も劣化しますから、素材そのものの味を生かすために、毎回その日使う分だけを玄米から精米しています」と、真摯な姿勢で語ります。お米を一番だしにじっくり浸し、土鍋で約30分かけて炊き上げた鯛めしは、鯛の上品な香りと旨味がふわっと口に広がる絶妙な味わい。
夏の鮎は島根、秋の松茸は岩手など、産地直送の食材によって四季を投影する「きよみず」の料理。3月は春を感じてもらえるような食材と、名誉唎酒師でもある清水さんが選ぶ銘酒のマリアージュを楽しんでみてはいかがでしょうか。
- ○瀬戸内海を中心に、その日、その日で手に入る天然ものの鯛を使用した、懐石の「土鍋鯛めし」(完全予約制)。初めての方はまずはこちらを。○「天ぷらと土鍋鯛めし懐石」(¥6,800)に含まれる季節の天ぷらは、海老・山菜など全8種。○料理はできたてを提供できるように、和食でありながらカウンター席が中心。
割烹きよみず
住所:世田谷区太子堂5-4-9 ロイヤル太子堂1階 電話:03-6805-4131
営業時間:12:00~15:00/18:00~20:30L.O. ※2名様より完全予約制。
ご予約のお電話は14:00~18:00にお願いします。 休:水 禁煙
住所:世田谷区太子堂5-4-9 ロイヤル太子堂1階 電話:03-6805-4131
営業時間:12:00~15:00/18:00~20:30L.O. ※2名様より完全予約制。
ご予約のお電話は14:00~18:00にお願いします。 休:水 禁煙
SWEETS:
- 写真 = 星川洋嗣 スタイリング = 田口恵美 文 = chico
- パンと焼き菓子のPapapapa-n!
- 〔東横線/新丸子〕
- ねじねじ
エッジ立つ、衝撃のパリパリ層
その名の通りねじねじのヴィエノワズリー。端なんてもう壮観、各層がビシッと見事に立ち上がっていて、ほおばれば途端にパリパリパリッ……音を立てて砕け散ってしまう。一層一層が中までしっかりクリスピーで、こんなに気持ちいい食感はパンでもお菓子でもほかに知らない。「カリッとさせるため、あえて発酵させないクロワッサン生地を使い、しっかりめに焼き上げます。生地が折り重なるバターの間で揚げ焼きされるイメージ。同時に水分も飛ばせるんです」。そう話す神戸友輔シェフは、クロワッサンで名を馳せる「メゾン・ランドゥメンヌ」でクロワッサンのトリエ(チ ーフ職人)を務めた人。しかも元パティシエ、甘いヴィエノワズリーは得意とするところだ。劇的にクリスピーなねじねじはかむほどに、焼いた粉の旨みやチョコチップの甘み、フランス産発酵バターと隠し味の自家製クレームパティシエールのコクがじわりとあふれ出すよう。味に食感に心踊る、その楽しさごと贈ろう。- 上・「ねじねじ」¥210、左下・「デニッシュフランボワーズ」¥345。「クイニーアマン」(¥302)と「パルミエ」(¥280)は、ゲラントの塩入り自家製キャラメルソースがかかる。味が良くハイブランドでないフランス産発酵バターを塊で仕入れて使うことで、気さくな価格を叶えた(すべて税込み)。
- パンと焼き菓子のぱぱぱぱぱーん
住所:川崎市中原区新丸子町729
電話:044-387-6014
営業時間:10:00~パンが売り切れ次第終了
休:日・月
アクセス:新丸子駅西口を出て右へ。
住吉書房のある商店街を進み、
ひとつ目の角を左折し、1分ほど直進した右手。
新丸子駅より徒歩2分。
※昨年10月オープン。13:30~14:00頃には売り切れることがあるのでお早目に!