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MAGAZINE:

  • SALUS
  • 10月号Vol.283 / Oct / 2024毎月20日発行

INFORMATION:

記載されております内容につきまして、新型コロナウイルスの影響により、一部店舗・施設が営業中止・変更となっている可能性がございます。
お出かけの際は記載されているお問い合わせ先にご確認をお願い致します。

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SHOP:

世界の料理を巡る

アジアン、エスニック、ポルトガルやトルコ、メキシコ料理まで、世界各国の本場グルメをご紹介。
沿線でつかの間の旅気分を味わってみては?

※こちらのコンテンツは、誌面の特集「世界の料理を巡る」より抜粋してご紹介するものです。

【スペイン】
生演奏を聴きながら各地の郷土料理を堪能

カサ・デ・フジモリ◎みなとみらい線/日本大通り

バレンシア、バスク、カタルーニャなど、スペイン各地の多彩な郷土料理が味わえる店。魚介や肉、野菜のだしをふんだんに使い本場の味を再現しつつ、日本人の味覚に合うよう工夫されています。建築や絵画が好きだったシェフの廣谷俊宏さんは、20代の頃ピカソの
「ゲルニカ」を鑑賞するためスペインへ。その後スペイン料理の道を志し、本場で料理修業したのちに縁あってこちらの店で働くことになり、以来30年以上スペイン料理を提供し続けています。パエリアなどの米料理には、廣谷さんの出身地である山形・庄内の米を使用。パエリア発祥のバレンシア州がどことなく故郷の山形に似ていたことから、「地元の米を使った料理を作りたい」と強く思ったそう。米は最初にソテーすることで日本米特有の粘りを抑えているため、粒が際立った絶妙な食感が楽しめます。平日の夜に(基本的には月~木の19時と20時の2回)プロが奏でるフラメンコギターの生演奏も人気。

  • 住所:横浜市中区相生町2-41 1階
  • ☎045-662-9474
  • 営業時間:11:00~22:30(料理21:30L.O.)/土12:00~/日・祝12:00~22:00(料理21:00L.O.)
  • 休:無
  • 日本大通り駅より徒歩3分

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【中東×イタリア】
ヘルシーで栄養満点の新ジャンルに注目

Trattoria Tabule

トラットリア タブレ

◎みなとみらい線/新高島

新たな食ジャンル「中東イタリアン」の店が話題に。フムスやファラフェルなど栄養豊富な豆料理に代表される中東料理は、日本ではまだまだ浸透していないものの、欧米ではヘルシーさも相まって大人気。そこに日本人にもなじみのあるイタリアンを融合させることで、食を通じた新たな体験を届けることをコンセプトに昨年オープンしました。立ち上げたのは奥野義幸さんと米澤文雄さんという2人のオーナーシェフで、それぞれ複数の有名レストランの運営なども手がけています。看板メニューは中東の一般的な家庭料理のひとつ「タブレ(サラダ)」や、食べ応え満点のカリフラワーのローストなど。岡山県の「富士麺ず工房」の麺を使ったパスタも人気です。肉や魚のメインディッシュももちろん楽しめますが、全体的に野菜をたっぷり食べられるメニューが多いのが魅力。店内は明るく開放的で、広々と使えるテーブル席はお子さま連れにも好評です。芝生に面したテラス席は犬もOK。

  • 住所:横浜市西区みなとみらい4-2-1 LIVING TOWN1階
  • ☎045-307-6333
  • 営業時間:11:30~15:00(14:00L.O.)、17:30~22:30(21:00L.O.)/土・日・祝11:30~16:00(15:00L.O.)、17:30~21:00(20:00L.O.)
  • 休:水(祝日の場合営業)
  • 新高島駅より徒歩7分 ※支払いはキャッシュレス決済となります。

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【ベトナム】
自然派を追求した健康志向のベトナム料理

L’Atelier de Stand Bánh Mì

ラトリエ ドゥ スタンドバインミー

◎東横線・大井町線/自由が丘

学芸大学にある「スタンドバインミー」の姉妹店のひとつ。オーナーの白井瑛里さんが提供するのは、子どもからお年寄りまで毎日食べられる体にやさしいベトナム料理。無農薬や有機野菜など食材はできる限り厳選、さらに化学調味料を使わないことで、現地の味の再現ではないよりおいしい料理を目指しています。フォーやカレーのベースになっているのは10時間以上かけてとる鶏ガラスープで、あっさりとしながらもどこか滋味深い味わいは何度でもリピートしたくなるはず。また、フォーやフーティウなどの麺料理には、国産米の消費に貢献するため新潟県産の米を使用。これらの料理に合うフランス産のナチュラルワインも充実しています。「庭を生かしてテラス席を作り、家族で来てもゆったり過ごせるアトリエのような空間にしたかった」と白井さんが話すように、一軒家ならではの落ち着いた雰囲気が魅力。ランプシェードやテーブル、椅子など、すてきなインテリアも楽しませてくれます。

  • 住所:目黒区自由が丘1-3-21
  • ☎03-6421-4036
  • 営業時間:11:00~15:00、17:00~22:00/土・日・祝11:00~22:00
  • 休:火(祝日の場合営業)
  • 自由が丘駅より徒歩3分

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【ポルトガル】
魚介のうま味たっぷりのどこか懐かしい味

Manuel 自由が丘店

マヌエル

◎東横線・大井町線/自由が丘

昨年の11月にオープン。日本ではあまりなじみのないポルトガル料理ですが、実は日本食と共通する部分が多いのが特徴。「海に面したポルトガルは新鮮な魚介が豊富で、魚介だしのうま味を生かして料理を作る文化が根付いています。全体的にシンプルでやさしい味付けなので、日本人にも好まれると思いますよ。魚のグリルや干物も定番です」と教えてくれたのは、店長の高山智也さん。さらにポルトガルは米の消費量がヨーロッパで最も多いといわれ、雑炊などもよく食べられるそう。初めて訪れるなら、ポルトガルの伝統的な鍋料理「海の幸のカタプラーナ」はぜひ味わいたい一品。「カタプラーナ」という銅製で熱伝導のよい鍋を使ってエビやイカ、ホタテ、アサリなどを煮込んだ料理で、エビのうま味やニンニクのきいたスープは味わい深く、あっという間に飲み干してしまうおいしさ。近年注目のポルトガルワインも充実しているので、さまざまな料理と合わせて楽しんで。

  • 住所:目黒区自由が丘1-14-16 Nanaha Bldg.B1階
  • ☎03-6421-4719
  • 営業時間:11:30~14:30(13:30L.O.)、18:00~22:00(21:00L.O.)
  • 休:無
  • 自由が丘駅より徒歩2分

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【ウズベキスタン・ジョージア・ロシア】
珍しい国々の食文化に触れよう!

Anna's Kitchen

アンナズ キッチン

◎目黒線/目黒

ロシアをはじめ、ウズベキスタンやジョージアといった珍しい国々の料理に出合えます。10歳の頃から日本とロシアを行き来してきたロシア人オーナーのルシコヴさんは、日本の大学を卒業したのちIT企業に就職するも、好きなことを仕事にしたいと都内のロシア料理店で8年間経験を積み、昨年7月に自分の店をオープンしました。ルシコヴさんによると3カ国とも食文化は似ていて、スパイスをほどよくきかせたやさしい味わいの料理が多いのが共通点なんだそう。メニューはおなじみのピロシキやボルシチはもちろん、肉料理も日本人にとって親しみやすい味で重くないため、ぜひ気になるものをいろいろオーダーして楽しんでみて。ロシア人やウズベキスタン人のシェフが本格的な味を提供してくれます。ドリンクは世界の国々のビールからウォッカ、アルメニア産ワイン、ジョージア産ワインまで充実の品揃え。店内で販売する自家製のラズベリージャムはお土産に人気です。

  • 住所:品川区上大崎2-17-4 美都ビル1階
  • ☎03-6303-9037
  • 営業時間:11:30~22:30(21:30L.O.)
  • 休:無
  • 目黒駅より徒歩2分

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【トルコ】
異国情緒漂う店内で味わうハラルフード

Yıldız Turkish Restaurant & Bar

ユルディズ トルコレストラン

◎池上線・東急多摩川線/蒲田

世界三大料理のひとつに数えられるトルコ料理。店内に入るとキリム柄の壁やトルコランプが目を引き、異国に来たような空間が広がります。店は元大使館シェフの父とオーナーである息子さんが営み、本場の料理をいろいろな国の人が安心して食べられるようにとハラル認証を取得。ハラルフードとは、イスラム教の教えで食べてよいとされている食べ物のことで、なかでも食肉はしっかりと血抜きしているため鮮度が保たれ、身が締まってヘルシ ーな点も魅力です。有名なトルコ料理といえば、肉や野菜をグリルした「ケバブ」。こちらでは、回転させながら焼いたチキンやビーフを削ぎ切りにして味わうドネル・ケバブや、牛肉を薄いパンで巻き一口サイズにカットしたケバブなど、さまざまな種類のケバブが楽しめます。また、トルコは野菜や豆類の生産も多く、野菜を使ったメニューも多数。ヨーグルトを料理の上にかけ、ソースのような感覚で味わうのもトルコ料理の特徴です。

  • 住所:大田区蒲田5-18-3 No.1太陽ビル2階
  • ☎03-6424-9797
  • 営業時間:11:30~15:00(14:30L.O.)、17:00~23:30(22:30L.O.)
  • 休:火
  • 蒲田駅より徒歩1分

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【メキシコ】
オリジナリティに富んだ絶品のタコス

Chelas

チェラス

◎大井町線/尾山台

カリフォルニアのサンディエゴ出身のレネさんと奥様の響子さんが営むアットホームな店で楽しめるのは、本場のタコスとクラフトビール。大好きな料理を提供するクラフトビールバーを開くことがレネさんのサンディエゴ時代からの夢だったそうで、2年前に実現しました。タコスはメキシコのクラシカルなレシピに、カリフォルニア流の彩り豊かでモダンなトッピングをプラス。トルティーヤには、ブルーコーンやホワイトコーンといったメキシコで育ったとうもろこしから作るマサ(粉)を使用しているため、伝統的な味が忠実に再現されています。オーダーを受けてからハンドプレスして焼き上げるトルティーヤは香ばしくモチッとした食感で、ポークやチキンとの相性も抜群。常時8タップを揃えるクラフトビールは、日本のトップブリュワリーの入手困難なものやカリフォルニアのクラフトビールをレネさんが厳選しています。ビール片手に豪快にタコスにかぶりつくのが本場流!

  • 住所:世田谷区尾山台3-34-3 ローズ尾山台2階
  • ☎03-6693-5150
  • 営業時間:17:00~23:00(料理22:00、ドリンク22:30L.O.)/土12:00~23:00(料理22:00、ドリンク22:30L.O.)/日・祝12:00~22:00(料理21:00、ドリンク21:30L.O.)
  • 休:月・火
  • 尾山台駅より徒歩1分

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【スリランカ】
スパイスと野菜を豊富に使った家庭の味

CINNAMON GARDEN

シナモンガーデン

◎みなとみらい線/馬車道

盛りだくさんの野菜の副菜がうれしいスリランカカレーが人気。スリランカから取り寄せるスパイスは、オーナーシェフであるアミラさんの実家でお母さんが作っているもので、アミラさんが子どもの頃から慣れ親しんできたカレーの味を再現しています。そのほかシナモンやクミン、カレーリーフなど9種類のスパイスも使われ、食べ終わる頃には体の中がじんわりと温かくなる感覚に。スリランカ版“かつお節”をだしのように使うのもスリランカカレーの特徴。一番人気の看板メニューは、「カレー3種類おもてなしプレート」。カレーは豆、チキン、日替わりの3種類で、日替わりカレーはビーフやマトン、イカ、ブリなど仕入れによって変わります。これらのカレーに、バスマティライスと6種類の副菜が付きます。ボリューム満点ですがカレーがさらりとした口当たりのため、女性でも難なく平らげていくそう。「スリランカカレー弁当」や「チキンビリヤニ」などテイクアウトも充実。

  • 住所:横浜市中区常盤町3-22-3 TM43ビル201
  • ☎045-307-4915
  • 営業時間:11:30~14:30(14:00L.O.)、17:00~21:00(20:00L.O.)※日曜はランチタイムのみ
  • 休:火
  • 馬車道駅より徒歩7分

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【タイ】
定番からレアまでタイ全土の料理が味わえる

SOI7

ソイナナ

◎東横線/中目黒

店内はタイのローカルな食堂を思わせるノスタルジックな雰囲気。タイ人シェフ2名が作 るハーブの香りと辛さがマッチした料理が好評で、グリーンカレーやトムヤムクンなどの定番をはじめ、鶏や豚肉の炭火焼き、海鮮料理、ベジタリアンメニュー、コース料理などバラエティに富んでいます。こちらではスパイシーな料理にオーナーソムリエが厳選するワインを合わせるのが人気で、珍しい生樽のシンハービールが味わえるのも魅力。メニューは北部~南部までタイ全土の料理を網羅し、なかでもタイ南部の激辛ドライカレー「クワクリン・ガイ」は、ナコーンパトム出身のシェフ、バンオンさんのイチオシ。鶏ひき肉と唐辛子やさんしょう、バイマックル、レモングラスなど10種類以上のスパイスとタイハーブを炒め合わせた料理で、ビリビリくる辛さのなかにも甘さとコクがありクセになる味。手間暇のかかる料理でもあり、ほかではなかなか味わえない珍しいメニューです。

  • 住所:目黒区上目黒2-12-7
  • ☎03-3760-6620
  • 営業時間:11:30~15:00(14:30L.O.)、18:00~23:30(23:00L.O.)
  • 休:無
  • 中目黒駅より徒歩4分

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【インド・ネパール】
旅先で出合ったカレーの味を独自に再現

Spice Theater

スパイスシアター

◎東横線、田園都市線/渋谷

7月にオープンしたスパイスカレーが自慢の店。ルーツは2017年に北海道・札幌の倉庫の一角でスタートした「倉庫カリー」で、そちらが好評を博したため、より多くの人に届けたいとの思いで店名を新たに東京に進出。代表の高原健一郎さんは、今から20年以上前に旅先のインドやタイで食べたカレーの味と奥深さが忘れられず、以来スパイスカレーの研究を重ねてきました。カレーは全部で6種類あり、チキン入りのスパイシーな「コルマミルチ」、豆カレーに和が調和した「豆+あおさ海苔」、「海老とココナツの濃厚カリー」などがラインアップ。インド系のスパイスをはじめ、和風だしや中国系の香辛料を使ったカレーもあり、オリジナリティに富んでいます。カレーのほかに、高温のタンドールで一気に焼き上げるチキンや豚のスペアリブ、イカの丸焼きといった一品料理もおすすめ。常時6タップが楽しめる国産のクラフトビールやナチュラルワイン、スパイス系サワーとともに。

  • 住所:渋谷区渋谷2-17-1 渋谷アクシュ1階
  • ☎03-6805-0285
  • 営業時間:11:00~23:00(22:00L.O.)
  • 休:無
  • 渋谷駅より徒歩5分

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MACHI-SANPO:

西太子堂・若林
のどかな世田谷線の西太子堂・若林は、三軒茶屋の最寄りながらも落ち着いたベッドタウン。近年オープンした個性豊かなお店にも注目のエリアです。

創作カレーMANOSマノス
季節野菜×スパイス
自由な発想が織りなす創作カレー
大阪発のカレーの名店「旧ヤム邸」出身のオーナーシェフ、遠藤 僚さんが作るのは、その時々の食材によってアレンジを変える独創的なスパイスカレー。ここでは創業からの定番「MANOSチキンカレー」以外、月替わりのキーマ、週替わりのオリジナルと決まったレシピを設けず、季節の野菜と複数種類のスパイスが絶妙に融合したユニークな味わいを提供しています。
◯レトロなお店は、藤子不二雄A作『笑ゥせぇるすまん』に登場するバー「魔の巣」をイメージ。◯お好きなカレーを選べる「2種がけ」(¥1,650)、あえてスパイスを使わない「チャイ」(¥500)。カレーは、「おでん」に着想を得て、味が染み込んだ大根入りの定番「MANOSチキンカレー」、週替わり「すだちおろしとズッキーニのポークアチャーリー」。
住所:世田谷区太子堂3-18-2 三茶ビル1階 ☎03-6805-3376 営業時間:11:30~14:30L.O./18:30~21:00L.O.(金~23:00L.O.) 休:月、第2・4火
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Raramuriララムリ
ビストロでもトラットリアでもバルでもある
ワイン好きのためのワイン食堂
オープンからじわじわと人気を集めるワイン食堂の穴場。それもそのはず、ここではフレンチやイタリアン、スペイン料理などからワイン好きの心をつかむ気の利いたメニューが充実しているから。ワインはヨーロッパの自然派を中心に、グラスワインが常時5種ほど、ボトルが20種以上。落ち着いた雰囲気の店内には、1人でも利用しやすいカウンター席のほかテーブル席も。
◯白ワインに合わせたい、スペシャリテの「カキときのこのグラタン」(¥1,400)。◯「白レバーのパテ」
(¥850)、「タコとアボカド、トマトのサラダ」
(¥950)、「ワイン」(グラス¥500~)。この日は、ジョージアの土着品種「ルカツィテリ」を使用し、伝統製法でオレンジワインを作る醸造家「テリアニ・ヴァレー」のもの。
住所:世田谷区太子堂5-15-2 メゾンサカエ1階 ☎03-6770-7485 営業時間:18:00~23:00L.O. 休:月・火
MAP

EARLY BiRDS MORNING CLUBアーリーバーズモーニングクラブ
スコーンにマフィン、パウンドケーキ
朝焼きたてが並ぶ、イギリス菓子専門店
もともと間借り営業からスタートした人気店が、昨年、初めてのショップをオープン。スタンド式のお店では、かつて表参道にあったイギリス拠点のデリ「フランツ アンド エヴァンス ロンドン」でシェフから本場のお菓子作りを学んだ店主・竹内智美さんが焼く、季節のフルーツやスパイスなどを取り入れたオリジナルの焼き菓子を販売しています。営業は金・日の朝8時から。
◯催事でも人気のスコーンは、プレーンと甘味のあるスイーツ系、塩味のある食事系の3種を常時展開。◯生地の半分がニンジンでできているという定番人気の
「キャロットケーキ」(1P¥550)。しっとりとした生地の中にはプルーン入り。◯住宅街の一角にあるショップに立つ竹内さん。休日はお昼すぎに完売してしまうことも。
住所:世田谷区若林1-5-1 Style Sancha ☎無 営業時間:8:00~16:00 ※なくなり次第、終了 休:月~木、土 ※お問い合わせは、Eメール:earlybirdsmorningclub@gmail.comまで。
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手打蕎麦 里りサトリ
銘酒とともに味わう蕎麦前と
自慢の芳しい手打ち蕎麦
アパレル業界から異色の転身を遂げた店主の野村享史さんが2023年にオープン。蕎麦の名店「神田まつや 本店」をはじめ蕎麦割烹や蕎麦居酒屋などで料理の研鑽を重ねてきただけあって、国産の蕎麦の実を石臼挽きにした自慢の手打ち蕎麦は言わずもがな豊富な一品料理にも芸が細かい仕事ぶりを感じられます。確かな技術がありながらも肩肘張らないアットホームさも魅力。
◯徳島産地鶏「阿波尾鶏」を使い、かえしで仕上げた
「蕎麦屋の焼きとり」(¥1,480)、「天ぷら盛り合わせ」
(¥2,700)、「日本酒」(1合¥700~)。全国から20種ほど厳選した日本酒は「おすすめ呑み比べセット」も。
◯香り高く喉越しのよい外一割の冷たい蕎麦「ごま汁」(¥1,200)。 ◯洗練された店内は、カウンター席・テーブル席と個室。
住所:世田谷区若林1-1-2 103 ☎03-6805-3669 営業時間:11:00~14:00L.O./17:00~21:00L.O.(日~20:00L.O.) ※木はディナー営業のみ。蕎麦がなくなり次第、終了。 休:月

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COFFEE BAR CIELOコーヒー バー チェロ
バリスタとバーテンダーが極めた
至高の一杯
150種以上のクラフトジンと約300種のウイスキーを揃える2004年創業の「バー チェロ」が展開する新業態として、ロースタリー併設のコーヒーバーが昨年オープン。充実したドリンクのなかでも、焙煎も行うプロのバリスタがコーヒーの個性と果実味を生かしながら抽出し、バーテンダーがアレンジするコーヒーカクテルとエスプレッソマティーニが目玉です。
◯ランチからカクテルを提供する店内は大人の落ち着いた空間。◯左から、ドリップコーヒー使用のカクテル「アイリッシュコーヒー」(¥1,650)、「エスプレッソマティーニ」(¥1,540)。◯スペシャルティコーヒーと本格的なカレー「ポークヴィンダル」(¥1,870)のセットは、木~日の18時まで。◯「アイリッシュコーヒー」を作る過程にはアルコールに火が灯るドラマチックなシーンも。
住所:世田谷区三軒茶屋2-55-12 ライオンズマンション101 ☎03-6450-9450 営業時間:月~水18:00~26:00(木~日12:00~) 休:無

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9sensesナインセンシズ
宮崎の食材を満喫する
炭火焼き料理がメインのトラットリア
2023年秋にオープンしたこちらは、オーナーシェフ竹村大昌さんの故郷・宮崎の食材をワインとともに味わえるトラットリア。「宮崎牛」をはじめ「霧島山麓SPF豚」や「霧島鶏」などの炭火焼き料理を中心に、竹村さんの実家から届く季節野菜を使った前菜・パスタを提供しています。ワインは、世界各国から厳選した赤・白・泡をボトル70種ほど常備。
◯こぢんまりと居心地よい店内。◯おすすめのパスタ「宮崎牛ボロネーゼ」(¥1,800)。直前にパルミジャーノ・レッジャーノを振りかけていただきます。◯ぜひ味わってほしいのが看板メニューの炭火焼き「宮崎牛」
(200g¥5,200)、「ポテトサラダ~海物語~」(¥900)、「ワイン」(グラス¥700~)。お酒に迷ったら、ソムリエでもある竹村さんにご相談を。
住所:世田谷区若林4-3-9 101 ☎090-9131-3999 営業時間:18:00~26:00 休:水(そのほか不定休あり)
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しまんちゅパーラー 
沖縄のソウルフードをテイクアウト!
タコライス&ポーク玉子おにぎり専門店
三軒茶屋・三角地帯の「warabar(ワラバー)」2号店としてオープンした沖縄料理のテイクアウト専門店。そもそもタコライスとは、ご飯の上にタコスの具材をのせ、サルサをかけていただく、1984年に誕生した沖縄の郷土料理のこと。そんなタコライスのメニュー7種と、沖縄定番の味「スパム」缶を使った「ポーク玉子おにぎり」10種を販売しています。
◯隠し味にケチャップを使ったまろやかなサルサが決め手となる基本の「タコライス」(¥1,000)、「さんぴん茶」(¥300)。ちなみに、人気No.1は「オムタコライス」。◯笑顔が素敵な店主の當間悠樹さんは、もちろん沖縄出身。◯ふわふわの玉子焼きを挟むことによって食感にひとひねり加えた「ポーク玉子おにぎり」(プレーン¥380)。◯お電話での事前予約・注文も可能。
住所:世田谷区若林4-2-4 日新第二ビル103区画 ☎03-4400-5234 営業時間:11:00~15:00/17:00~22:00 土・日・祝日11:00~22:00L.O. 休:無
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Petersenピーターセン
創業60余年。
若林の人々に愛されるベーカリー
世田谷区代沢でスタートしたお店が若林に移転してから今年11年目。子どもからご高齢の方までファミリー層が多い土地柄、商品には食パンや菓子・総菜パンが多く、カレーパンやクリームパン、季節メニューなどのフィリングはできるだけ自家製。昔から何ひとつ変わらない、ほっとする味と親しみやすい価格帯、拠り所のような存在感が地域の人々に愛され続ける理由です。
◯左から定番人気の、サクッとした食感に焼き上がるフランスパン生地の「ハードトースト」(1斤¥300)、天然酵母と国産ライ麦粉使用「ごまと胡桃、ミックスフルーツのカンパーニュ」(ハ ーフ¥350)、自家製カスタード入り「クリームパン」(¥260)。◯こぢんまりとした店内にはパンが常時30種ほど陳列。◯なかには季節メニューも。
住所:世田谷区若林4-6-1 ハイツ喜和1階 ☎03-5787-6872 営業時間:8:00~18:00 休:水・木
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L'Atelier Wakabayashiラトリエ ワカバヤシ
ロベールさんが手がける
ガレットとキッシュの専門店
長年日本でビストロやレストランのマネージャーを務めてきたパリ出身のオーナー、ロベール・ティシットさんが若林の緑道沿いに構えるお店。国産蕎麦粉100パーセントのガレットとパイ生地から丁寧に手作りしているキッシュは、フランス伝統レシピを忠実に再現した本場の味だそう。日本でも気軽に親しめるフランス料理とともにいつでも温かく迎え入れてくれる場所です。
◯卵・ハム・チーズの定番「蕎麦粉ガレット コンプレート」(シードルセット¥2,250)にはクレープのデザートも。そのほかシェフのおすすめ、季節の野菜、魚介も。◯ベーコン・玉ねぎの定番「キッシュロレーヌ」(ミニデザート・ソフトドリンクセット¥1,400)。キッシュは加水せず、上質な生クリームと卵だけで作る滑らかで濃厚な味。◯お店は緑道の看板が目印。
住所:世田谷区若林5-14-6 若林ゆうビルディング1階 ☎070-3316-1411 営業時間:11:00~15:00L.O./17:00~20:00L.O. 休:第1月、火
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ふきだし
ふきだし
古民家で、
旬の魚介と銘酒を味わうひと時を
鮨 雅
 駅から三軒茶屋へ向かう住宅街に、今年2月創業。静かに佇む古民家の扉の先にはカウンター席の洗練された空間が広がります。大将の伊藤一義さんは、お鮨も扱う地元大阪のいけす料理店をきっかけにこの道へ。
「東京で初めて熟成鮨を食べた時に圧倒的な違いを感じました。寝かせることで味わいが増す東京のお鮨が好きで、東京で習い直して江戸前鮨をお出ししています」と伊藤さんは語ります。
「おまかせコース」では、さまざまな魚介を食べてもらいたいという思いのもとお鮨を含めて約20品と品数が多く、最後まで飽きないよう小ぶりのお鮨を交互に提供。伊藤さん曰く、「うちでは、鮨店ではあまり使わない珍しい食材をお出ししています。たとえば、ニューカレドニア産の『天使の海老』。味が好きで昔から気に入っていますが、もちろん車海老や石川産の生の甘海老なども使います」。そのほか、7枚漬けにしたシンコや、80回も包丁を入れた滑らかなアオリイカなど繊細な職人技にも脱帽です。
 さらに、常時20種揃える日本酒は大将自らが厳選。コースはお酒の進む料理が多く、「お料理同様、お酒の銘柄も季節によって変わります。最初に好みの飲み口をお伺いして、お好きなものを選んでいただけるようにしています」と伊藤さん。別途料金でペアリングも。
  • ◯「おまかせコース」(¥15,000)より握りの一例。左上から時計回りに、ハマフエフキ、中トロ、アオリイカ、赤貝、穴子、シンコ、天使の海老。「日本酒」(1合¥1,200~)。◯A5ランクの黒毛和牛とウニ、イクラをのせたコースの名物「小丼」。内容は仕入れ状況により変わります。◯こぢんまりとした店内は、落ち着いた雰囲気。
スシ ミヤビ 
住所:世田谷区太子堂4-14-1 ☎03-5432-9411 
営業時間:17:00~20:00/20:00~23:00 ※2部制 休:不定休 MAP

SWEETS:

  • 撮影=星川洋嗣 スタイリング = 田口恵美 文 = chico
  • カルディコーヒーファーム 渋谷サクラステージ店
  • 〔東横線・田園都市線/渋谷〕
  • サヴァラン・オランジュほか

愛らしくも味わい深い、小さめガトー

「カルディコーヒーファーム」といえばコーヒーのかぐわしさのなか、宝探しみたいに美味を見つけられる世にも楽しいマーケット。7月にオープンした渋谷サクラステージ店の一角には、新たなお楽しみ、スイーツとパンのテイクアウトコーナーがお目見えした。名店で腕を磨いたパティシエが手がけるプチガトーは、4cm四方程度と小ぶり。少人数でもいろいろ味わえ、食後にもぴったりだ。美しくきらめく姿はまさにお宝。目を奪われた後は一口で心も奪う。小さい分濃厚にして満足感はありつつ、甘さを控えたバランスが絶妙。コロンとしたサヴァランは、ココナッツ香るホワイトチョコムースでコクを出し、エキゾチックジュレやオレンジの酸味でさわやかさを、洋酒でキレをまとわせた。サヴァランにはラム酒が定番だけど、オレンジリキュールですっきりと。さらに五香粉などスパイスのほのかな香りで奥行きをグッと深めて。小さくても忘れがたい余韻を残していく。

右から、ミルクチョコにコーヒーと自家製プラリネの苦味を効かせた「ノワゼット・カフェ」¥500、「サヴァラン・オランジュ」¥520、「タルトレット・モンブラン」¥520、「ガトー・フレーズ」¥480、「タルトレット・レーズン・オ・ラム」¥500。

  • カルディコーヒーファーム 渋谷サクラステージ店 
    住所:渋谷区桜丘町1-4 渋谷サクラステージ SHIBUYAサイド 2階
    ☎0120-415-023
    営業時間:10:00~21:00
    休:施設に準ずる
    渋谷駅より徒歩4分 ※プチガトーやパンはテイクアウトコーナー「CAFE&BAKES」で販売
  • chico ◉チコ
    スイーツライター、コーディネイター。ガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。共著書に、『東京最高のパティスリー』(ぴあ)。