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MAGAZINE:

  • SALUS
  • 9月号Vol.282 / Sep / 2024毎月20日発行

INFORMATION:

記載されております内容につきまして、新型コロナウイルスの影響により、一部店舗・施設が営業中止・変更となっている可能性がございます。
お出かけの際は記載されているお問い合わせ先にご確認をお願い致します。

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SHOP:

沿線クラシカルスポット

タイムスリップしたような感覚や海外にいるような雰囲気が味わえるスポットを紹介。
近隣の街歩きと併せて楽しんでみては。

※こちらのコンテンツは、特集「沿線クラシカルスポット」より抜粋してご紹介するものです。

旧尾崎テオドラ邸◎世田谷線/宮の坂

  • 住所:世田谷区豪徳寺2-30-16
  • ☎03-6413-5413
  • 営業時間:10:00~18:00
  • 休:木、そのほか展示入替休館あり
  • 宮の坂駅より徒歩6分
  • ※入館チケットが必要なため公式サイトの「チケット購入ページ」を確認。※喫茶室のみ・ショップのみの利用はできません。全館キャッシュレス決済。

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CAFÉ de la PRESSE◎みなとみらい線/日本大通り

  • 住所:横浜市中区日本大通11 横浜情報文化センター2階
  • ☎045-222-3348
  • 営業時間:10:00~20:00(19:30L.O.) ※11:30~14:00はランチタイム、17:00以降はディナーメニューあり
  • 休:月・火(祝日の場合は営業)
  • 日本大通り駅より徒歩1分

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馬車道十番館◎みなとみらい線/馬車道

  • 住所:横浜市中区常盤町5-67
  • ☎045-651-2621
  • 営業時間:10:00~22:00(喫茶室)
  • 休:なし
  • 馬車道駅より徒歩3分

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えの木てい 本店◎みなとみらい線/元町・中華街

  • 住所:横浜市中区山手町89-6
  • ☎045-623-2288
  • 営業時間:月~金12:00~17:30、土・日・祝11:30~18:00(各30分前L.O.)
  • 休:なし
  • 元町・中華街駅より徒歩7分

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MACHI-SANPO:

上野毛・等々力
閑静な住宅街である大井町線の上野毛・等々力は、五島美術館や等々力渓谷公園でも知られている場所。時代とともに移り変わる、新旧の名店をご紹介します。
※2024年8月20日現在、倒木の影響により等々力渓谷公園の一部が通行止めとなっております。おでかけの際はご留意ください。

ASAKO IWAYANAGI SALON DE THÉアサコ イワヤナギ サロン・ド ・テ
モーニングからアフタヌーンまで
パフェを楽しめる、話題のカフェ
シェフパティシエール岩柳麻子さんの名前を冠した等々力で人気の「パティスリィ アサコ イワヤナギ」。3店舗目となるこちらは、イートインが中心のカフェ。洗練された店内ではオープンキッチンで臨場感たっぷりに作り上げられる、旬のフルーツを使用した「パルフェ バンビ フリュイ セゾン」やスペシャリテ「クレープビジュー」などのスイーツと、食事を五感で楽しめます。
○人気No.1の「パルフェ バンビフリュイ セゾン」。本店の「パルフェビジュー®」とは異なる構成。写真は夏季限定「トロピカル」。○お好みのケーキとジェラート、ドリンクに、プティフールを合わせた「ケーキセットプレート」(¥2,310)。スイーツには、バリスタ厳選のペアリングドリンクを。○お店に入ると目に飛び込むのは、本店で作られる季節のケーキ。
住所:世田谷区等々力4-5-9 2階 ☎03-6432-1158 営業時間:8:00〜18:00 休:月・火
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Fer.フェグ
1日の終わりを特別なひとときにする
等々力のワインバー
駒沢大学のワインバーでそのおいしさに目覚め、日本のソムリエ資格のみならずボルドーの大学で醸造学を学びフランスの国家資格も取得するほど、ワインの世界に魅了されていったソムリエール西山妙弥さんのお店。約120種揃えるワインは自然派で、味わいの違いを楽しめるよう基本的にグラスで提供。千葉・旧三芳村産の有機野菜を使ったおつまみも気が利きます。
○毎日10種ほど黒板にラインアップされる「グラスワイン」(¥880〜)、「Fer.におまかせおつまみ3種」
(¥1,100)、「パテ・ド・カンパーニュ」(¥990)。この日のワインは、リースリングとトラミナーを使ったブルガリアの醸造所「サラ・エステート」による軽やかな白。○駅からすぐのお店は小さな看板が目印。
○店内はテーブルを広めに設計したカウンター席。
住所:世田谷区等々力3-6-1 大平ビル2階 ☎080-5743-7113 営業時間:18:30〜24:00 日16:00〜20:00 休:土・祝日
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BOTANICAL SHOP foo-floボタニカルショップ フーフロー
屋外でもグリーンを楽しむための
ボタニカルショップ
屋内に飾るだけでなく、ベランダやテラス、庭など屋外でも植物を楽しめるように、主に季節感を大切にした苗物・鉢物、園芸用品をセレクト。さらに切り花は、静岡・伊東にある「フーフローガーデン」で育てられたものも。ギフトには、寄せ植えアレンジメント「ブーケ・ド・ポ」がおすすめです。ブリキのジョウロで知られるイギリス「ホーズ」社の東京ショールーム。
○天井が高く開放的な店内は、併設された庭へと続きます。○自然味あふれる「ブーケ・ド・ポ」(¥3,300〜)の一例(¥4,400)。イメージや予算などにも応じてくれます。○「Haws」(¥1,980〜)は、オリジナルカンからジャグ、ミストスプレーまで幅広く展開。○オーガニックな雰囲気に包まれるお店は、駅から6〜7分、小学校向かいの住宅街。「ブーケ・ド・ポ」や生花などのレッスンも随時開催中。
住所:世田谷区中町2-30-21 シルバー玉川 ☎090-9821-9077 営業時間:10:00〜19:00 休:月
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とんかつ ひびき
ふわふわでやわらかい
究極の“白いとんかつ”
創業から日々試行錯誤を重ねながら、今の時代に合うとんかつを追求しています。ロースかつは千葉「林SPF」、ヒレかつは鹿児島「霧島SPF」の銘柄豚にこだわり、衣には粗挽き生パン粉、しらしめ油をはじめ数種類を独自ブレンドした油を使い、じっくり低温調理しているからこそ肉のうま味を生かしたやわらかいとんかつが実現。意外にもご高齢の方に人気だとか。
○定番の「上ロースかつ定食」(170g¥2,500)。まず岩塩、次にわさび醤油、そしてオリジナルソースでいただくのがおすすめ。○驚くほどやわらかく、淡白な味わいが好評の「特上ヒレかつ定食」(¥2,700)。ほんのりピンク色のまま提供される肉は余熱で火が通ります。○お店のアクセスは、等々力駅から「渋谷駅行」のバスで「深沢坂上」下車、徒歩2分。
住所:世田谷区深沢5-1-8 ハマックスビル2階 ☎03-6873-2355 営業時間:11:30〜15:00(14:30L.O.)/17:30〜21:00(20:30L.O.) ※在庫がなくなり次第、終了 休:不定休

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naghiナギ
一軒家トラットリアで
自慢の魚料理とワインを
2022年秋オープン。今はなき「マンジャペッシェ」をはじめ都内のイタリアンで料理の研鑽を重ねてきた泉地圭太さんがオーナーシェフ。魚好きのシェフらしくアラカルトには、伊豆・戸田(へた)港と豊洲市場から仕入れる旬の魚介メニューが豊富です。作れるものはできるだけ手作りするというスタンスを貫き、手打ちパスタも抜かりなく常備。前日までの予約が◎。
○細麺ながらコシがある手打ちパスタ「鮎とオカヒジキのタリオリーニ」(¥1,870)。○メイン「青森 バルバリー種“津軽鴨”ロース」(¥3,850)、前菜「鱧とモッツァレラを詰めたズッキーニの花のフリット」
(1P¥990)、「オレンジワイン」(グラス¥990〜)。料理は2人分のボリューム。○テーブル席のほかカウンター席も。
住所:世田谷区上野毛1-3-7 ☎03-6762-1806 営業時間:11:30〜13:30L.O./17:30〜20:30L.O. 休:日・水

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世田谷 おかふく 
季節を味わう
大人のカウンター割烹
お店は住宅街の一角。店内は、ゆったりと寛げるカウンター席だけの落ち着いた空間が広がります。目の前の調理場で料理に腕を振るうのは、この道一筋の店主、副田繁生さん。食材は週に数回、川崎の「北部市場」へ足を運び、自らが厳選。丁寧な仕事ぶりが光る季節の料理は主にコースで提供しています。夏は鱧、冬はフグ料理が自慢で、コースには日本酒のペアリングも。
○フワフワとした食感の「鱧 湯引き」(¥1,300)、
「野菜炊き合わせ」(¥1,100)、「日本酒」
(1合¥990〜)。○京都「石野味噌」で1週間漬け込んだ自慢の「銀だら西京漬」(¥2,500)は、味噌の風味とコクが絶妙。ご紹介した料理はすべてアラカルトで、予約制の「月替わりコース」(¥6,600〜)にも組み込まれます。○真摯な姿勢ながらも気さくな副田さん。
住所:世田谷区上野毛1-24-5 木村ビル1階 ☎03-6432-1582 営業時間:12:00〜13:30/18:00〜23:00 休:水
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74 cabotteナナヨン・カボット
ソムリエが厳選した
ワイン&オリーブオイルの専門店
ワインアドバイザーの大和正行さんと、オリーブオイルソムリエの大和かおりさん夫妻が経営。ワインは、フランス中心に、ヨーロッパの自然派を300種ほど取り揃え、家庭料理に合わせやすいロゼに注目。オリーブオイルは、主にイタリア・スペインからよりすぐりの約20種を販売しています。また、オリーブオイルは、気になる銘柄をテイスティングしながら選べるのも嬉しいところ。
○壁一面に商品が並ぶ店内。○オリーブオイルは左から、定番人気の「パンタレオ」(500ml¥4,320)、スパイシーな「センテナリウム・プレミアム」
(250ml¥2,916)、複雑な味わいの「パラシオ ピクアル」(250ml¥3,240)。○スロベニア「ブルヤ」の爽やかな白ワイン「ゼレン」(¥3,300)、果実味のあるロゼ「ローザ」(¥3,190)。
住所:世田谷区上野毛1-27-10 岩垂ビル1階 ☎03-6432-2655 営業時間:11:00〜20:00 休:火
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鴻龍コウリュウ
おいしさを追求し続ける
唯一無二の中華
1968年創業。いわゆる中華とは一線を画す、中華界に異彩を放つ存在。なぜなら、北京でも上海でもなく、自己流を貫いた“ここだけの味”を作り上げているから。自分たちが納得できるものだけを提供したいという思いのもと、腸詰めはもちろん、餃子の皮や麺なども自家製。先代がまかないで食べていた「冷麺(冷やし中華)」は、今や看板メニューに。
○キャベツ・ニラ・豚挽肉のシンプルな具材をモチモチとした皮に包んだ絶品の「焼き餃子」(10個¥1,100)、1度食べるとクセになる「空芯菜と自家製腸詰め炒め」(¥1,870)、ビールは珍しい「青島IPA」
(¥770)。そのほか希少な紹興酒やサワーなども。
○大ぶりのアサリやホタテ、カニなどの海鮮と野菜が具沢山な「シーフード冷麺」(¥2,970)。
住所:世田谷区上野毛1-28-15 ☎03-3703-2397 営業時間:11:30〜14:00L.O./17:00〜21:00L.O. 休:月(祝日の場合は営業、翌日休)
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La pagnottaラ・パニョッタ
“イタリアンのひと皿”のような
オリジナルのパン
豪徳寺・桜上水にある姉妹店「コトリベーカリー」の本店。オーナーでパン職人の佐久間貴志さんは、もともとイタリアンのシェフ出身。天然酵母、北海道産小麦100%を使い、20時間かけて長時間発酵させた基本となるパンの完成度が高く、そんなパンを生かしたイタリアンの総菜パンが断トツの人気。さらに、店内では揚げたてのカレーパンとコロッケパンも。
○左から、モッチリした噛み応えのなかに小麦の風味を感じる「天然酵母のモチモチドーナ ツ」(¥324)、甘く煮た黒豆がアクセントの「黒豆とクルミ」
(¥270)、軽めのパン・ド・カンパーニュで挟んだ「鴨とゴーダチーズのサンドイッチ」(¥390)。○「モツァレラ・ジェノベーゼ」「ゴルゴンゾーラ」など食欲をそそるものばかり。
住所:世田谷区瀬田2-19-26 成実マンション1階 ☎03-5716-3140 営業時間:11:00〜18:00 休:日・月
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ふきだし
ふきだし
五感で旬を味わう、モダンな天ぷら
天富良 天露
 お店は、住宅街の一角。暖簾をくぐると、どこか懐かしいカウンター席の店内が広がります。ここは、1977年に創業。先代が45年間営んできたお店を、甥で2代目の石井宏道さんが2022年に引き継ぎました。石井さんは、かつてお台場にあった「ホテル日航東京」の天ぷら店「吉野」で副料理長、「銀座おのでら」で料理長を務めた後、地元・上野毛で独立。先代の思いを継ぎつつ、仕入れや調理法などを一新しました。「素材の味を楽しんでもらいたいので私は天ぷらの衣をなるべく薄くしてお出ししています」と石井さんは話します。
 穴子・海老などの魚介は鮮度を重視して調理の直前にさばき、太白ごま油とこめ油を9対1の割合でブレンドした油で揚げて冷めないうちに1品ずつ提供。そんなカウンターごしのライブ感を大切にしているそう。
 さっぱりしていて軽く、衣がサクサクに仕上がった天ぷらには、やさしくまろやかな自家製塩を。「天ぷらに合うように、焼き塩、昆布だし、干ししいたけの戻し汁、黒糖を煮詰めて作っています。素材の味を引き立たせるために、このお塩を使います」と石井さん。
「大将おまかせコース」の〆には、白飯・天丼・天茶・天バラから選べるご飯物とデザートが提供され、すっかりお腹が満たされるはず。
  • ○毛蟹の天ぷら(手前)は、丁寧にほぐした身をみそと一緒に甲羅に詰め直して揚げることでふくよかな味わいに。食感を活かすため、あえてアーチ型に仕上げた車海老。○思わず歓喜の声が上がる名物・ウニの天ぷら。ディナーコース(¥11,000〜)より、「大将おまかせコース」(¥17,600)の天ぷらの一品。○座席数に限りがあるので当日でもご予約がおすすめ。
住所:世田谷区上野毛1-27-9 八千代ハイツ ☎03-3704-8474 営業時間:11:30〜13:30L.O./17:30〜20:00L.O. ※日・火は夜営業。 休:月(祝日の場合は夜のみ営業、翌日休) ※天ぷらの内容は仕入れ状況により変わります。 MAP

SWEETS:

  • 撮影=星川洋嗣 スタイリング = 田口恵美 文 = chico
  • Tecona bagel 自由が丘
  • 〔東横線・大井町線/自由が丘〕
  • ベーグル

食感もフレーバーも多彩。心躍るベーグル新聖地

 ベーグラーたちに愛され続ける人気店が自由が丘に!ベーグルはみっちり硬めなもの、と思われがちだが、「Tecona bagel」ではホシノ天然酵母を使い低温熟成させた「むぎゅ」のほか、自家製酵母使用の「もち」やイーストでやわらかに仕上げた「ふか」、それから自由が丘限定のとろけるような「なま」と、酵母や製法を変え4つの食感を叶えている。しかも独創的なフレーバーが常時約50種も!なかでも甘い系は30種以上揃う。これからの季節にぴったりな栗モノだけでも多数あり、「ふか」のモンブランをイメージしたベーグルは、パリフワなくるみ生地にトップのクラムがカリカリ香ばしく、マロンクリームと大胆に入った栗がほっこり。「もち」の「栗あんバターサンド」は栗あんの甘さと岩塩を散らしたバターがとろけて至福。ボリューミーなのに重くないのは、卵やバターが入らないベーグルだからこそ。どれにしようと迷うのも楽しい、そのワクワク感ごと贈ろう。

  • Tecona bagel 自由が丘(テコナベーグル) 
    住所:目黒区自由が丘2-16-10 メイプルファーム
    ☎03-5726-8495
    営業時間:11:00~19:00(日~18:30) ※売り切れ次第閉店
    休:不定休(Instagramで要確認)
    自由が丘駅より徒歩4分
  • chico ◉チコ
    スイーツライター、コーディネイター。ガイド本『東京の本当においしいスイーツ探し』(ギャップ・ジャパン)シリーズ監修。共著書に、『東京最高のパティスリー』(ぴあ)。